新型エクスパンダー、小型3列シートクロスオーバーSUVをアセアン向けに発売
三菱自動車は8月10日より開催のインドネシア国際オートショー2017で新型エクスパンダーをワールプレミアさせた。
新型エクスパンダーは、全長4475×全幅1750×全高1700mmのボディサイズに3列シートを装備する小型ミニバン。クロスオーバーSUVテイストのエクステリアは、近年の三菱自動車が力を入れているSUVラインアップの横に並んでも違和感のない仕上がりとなっており、特にフロントフェイスはダイナミックシールドと名付けられた共通デザインが採用され、三菱ブランドが主張される。
パワートレインは1.5L NAガソリンエンジンと、5MTあるいは4ATの組み合わせとなる。
新型エクスパンダーの発売日は、インドネシアでは今秋、アセアン各国では2018年初春が計画されている。
三菱新型エクスパンダーの日本発売はあるのか、パワートレインの強化が必要
新型エクスパンダーの日本発売の可能性は今のところほぼ無いと考えている。ただし、パワートレインを強化すれば日本市場でも魅力的な商品として仕上がるのではないか。三菱自動車は日本市場向けに新型エクリプスクロスをこれから発売していく段階でもあるが、これに採用予定の1.5Lターボエンジンあるいは2.2Lディーゼルエンジンを新型エクスパンダーに搭載することができれば、トヨタ・シエンタやホンダ・フリードと対抗できるモデルとして存在価値が見い出せるかもしれない。
マツダも3列シートクロスオーバーSUVのCX-8が今秋デビューとなる。ミニバンブーム終焉により、シェア下位メーカは同カテゴリからの撤退を余儀なくされた。ただし、SUVテイストを取り入れた差別化により、新たな3列シート車種を設定するスタイルが確立されつつある。