新型【ランドクルーザーFJ】ジャパンモビリティショー2025に角目と丸目を出品、荷室スペースを実測【トヨタ最新情報】発売いつ?2026年年央頃を予告

ランドクルーザーFJ

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ランドクルーザーFJ、ジャパンモビリティショー2025出品、発売は2026年年央頃

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ランドクルーザーFJのラゲッジを実測――数値以上に“まっすぐ使える”荷室

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ランドクルーザーFJの荷室スペースを計測しました。5人乗車時で床面奥行き751mm、最大幅1,141mm、ラゲッジトップから床面までの高さ959mmを実測。地面からリアバンパー上面までの高さは766mmでした。

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内張りのえぐりが少なく、左右の壁が素直に立っているため、奥行き方向に箱物が“すっ”と収まります。

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天地方向の寸法がしっかり確保されているので、キャンプ用コンテナや釣りのクーラーボックスなど高さ物の積み方に自由度があります。

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2列目を倒したとき、床面をフラットにする工夫はありません。

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ランドクルーザー“FJ”を実車で見て――3つの印象

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会場でランドクルーザーFJの実車をじっくり眺めた第一印象は「外観の迫力が強い」、そして「シリーズにふさわしい上質感がきちんとある」、対照的に「ボディサイズのわりに室内はやや窮屈」という3点でした。

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写真だけでは伝わり切らない量感と面の張り、細部の素材感や操作系の触感、実際にドアを開けて座ったときの包まれ感まで含めて、FJが目指すキャラクターが明確に見えてきます。

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都市の日常から未舗装路までを1台で受け持ちつつ、ランクルらしい“頼りがい”を凝縮するパッケージです。

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外観デザイン――写真以上に“塊”が迫る

ランドクルーザーFJの外観は、スクエアで直方体的なボディを丁寧な面取りで引き締めた“サイコロ”モチーフが要。

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実車で見るとフェンダーの張り出しやランプからバンパーへつながる面の切り替えが力強く、平面の集合ではなく厚い塊を削り出したように感じられます。

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前後コーナーバンパーは分割式で、道具としての合理性とカスタマイズの余地を両立。

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前直視の正面顔は写真よりも彫りが深く、樹脂パーツの艶・梨地・塗装の使い分けが明快で、会場照明でも輪郭がつぶれません。

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サイドはガラスの高さを抑えてベルトラインを通し、腰高に見せない工夫が効いています。

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後ろ姿は背面スペアの存在感が効き、FJの記号性をはっきり打ち出します。

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遠目で見ても近寄っても「カッコいい」では終わらず、走りや使い方を想起させる造形です。

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仕立てと触感――“ランクルらしい上質”の内実

上質感は、豪華さの演出ではなく“道具として長く使える確かさ”で表現されています。

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パネル同士のチリはきちんと揃い、樹脂の質感やスイッチのクリック感も落ち着いています。

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ドアの開閉音は厚みがあり、閉まり際の吸い込みが自然。

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インテリアの水平基調IPは視線移動が少なく、センタースイッチやシフト周りも「手探りで届く」位置にまとめられていました。

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オフロードだけでなく長距離の移動でも疲れにくい操作・視界設計という、ランクルの文法がFJにも通っています。

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会場で多くの来場者が触れていましたが、ヒンジやドアストッパーの節度が保たれており、耐久域での安定感を感じます。派手さではなく、信頼を積み上げるための丁寧な作りが“上質”の源です。

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パッケージと居住性――“取り回し良好”と“室内のタイトさ”の両面

公表値の主要諸元は、全長4,575mm×全幅1,855mm×全高1,960mm、ホイールベース2,580mmの2列5人乗り。

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最小回転半径5.5mという数値どおり、外から見てもタイヤの切れ角や前後のオーバーハングが短く、狭い場所での扱いやすさが想像しやすい一方、実際に2列目へ乗り込むとタイトさが目立ちます。

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とくに背面スペアの張り出しやスクエアな外形に対して、サイドの内張りやホイールハウスの張りで横方向の余裕は想像より小さめ。

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頭上は十分ですが、ひじ周りの横方向の解放感はRAV4級の外寸から期待するほど広くはありません。

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逆に言えば、コンパクトな取り回しと本格ラダーの骨格を優先した結果としての“割り切り”が明確で、用途がはっきり合うユーザーには刺さる設計です。

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骨格と駆動――信頼に寄せたラダーフレーム×パートタイム4WD

プラットフォームはラダーフレーム系で、駆動方式はパートタイム4WD。

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サスペンションの伸縮を確保して「ホイールアーティキュレーション」は“70”相当を掲げ、接地性を重視する設計です。

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エンジンは2TR-FE型2.7L直4ガソリンで、120kW(163PS)/246N・mを発生。トランスミッションは6 Super ECT。

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安全装備と視界設計――“疲れにくい”を積み上げる

予防安全はToyota Safety Senseを搭載。

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センターディスプレイと物理スイッチの適度な併用で、操作のたびに深い階層へ潜るストレスが少ないのが好印象です。

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低いカウル&IP上面、細いピラー処理、水平基調のパネルで前方視界のヌケを確保。オフロードの路面読み取りだけでなく、夜間の交差点や雨天の高速でも見やすさに寄与しそうです。

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上質を誇示するのではなく、疲れを軽くする方向へ配慮が積み重ねられています。

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カスタマイズの余白――“らしさ”を伸ばす純正オプション

歴代ランクルを想起させる丸目型ヘッドランプや、MOLLE(モール)パネルなどの純正アクセサリー群は、実用品としての説得力が強い印象です。

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コーナーバンパーの分割構造は損傷時の交換性だけでなく、意匠変更のしやすさにも寄与。車両価格や法規の制約の中で、ユーザーの使い方に沿って“らしさ”を伸ばせる仕立てです。

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アウトドア用途のラックや電源関係、牽引・回収系の備えは今後の展開に期待がかかります。ベースが道具的であるほど、アクセサリーが生きる――FJはその好例に見えました。

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総括――“迫力と上質”を小さく濃く、ただし室内は割り切り

ランドクルーザーFJは、迫力ある外観と道具として信頼できる上質感を小さなボディに濃縮した提案です。

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街での取り回しとオフロードの基本性能を両立し、荷室は数値以上に素直に使えます。

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一方、2列目を中心に室内の横方向はタイトで、5人フル乗車で長距離を常用するファミリーカーとしては“広さの余裕”を最優先する人に合うとは言いにくい側面もあります。

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道具性を核に、必要な場所に確かな質と強さを配分した設計――この割り切りに価値を見いだせるユーザーにとって、FJは日常から週末、季節の悪路まで安心して使い切れる相棒になるはずです。

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ランドクルーザーFJ まとめ

まとめ更新日: 2025/11/02

  • 実車は写真以上に塊感が強く、外観は“迫力”が明確。
  • 上質感は豪華さではなく“長く使える確かさ”で表現。
  • ジムニーノマドでは物足りないユーザー向けか
  • 取り回しは良好そうだが、室内とくに2列目は外寸のわりにタイト。
  • ラゲッジ実測(参考値):奥行き751mm/幅1,141mm/高さ959mm、バンパー上面地上高766mm。
  • ラダーフレーム×パートタイム4WD、2TR-FE+6ATで信頼重視の骨格。
  • 視界設計と操作系の扱いやすさで“疲れにくさ”に配慮。
  • 用途が合えば“日常と未舗装”を跨ぐ1台に。

ランドクルーザーFJ ジャパンモビリティショー画像、2025年10月

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