クロスオーバーSUV、レンジローバーイヴォークが発売
レンジローバー イヴォークが、昨年2011年に欧州デビューした。
最近は欧州ブランドでも欧州外で生産されるケースが増えてきているが、このイヴォークに関しては英国リヴァプールのヘイルウッド工場で生産される正真正銘の英国車ということになる。
先週の2012年3月3日には、日本での輸入販売が開始された。
イヴォークのボディサイズは全長4355mm×全幅1900mm×全高1635mmで、最近流行のクロスオーバーSUVのカテゴリーに属する。
同セグメントのSUV車という意味では、イヴォークと同じく英国内で生産されている日産・キャシュカイ(日本名デュアリス)や、今月デビューのマツダ・CX-5があげられる。
これら日本ブランドのSUV車とは価格帯が大きく違うためイヴォークの直接的なライバルにはならないだろうが、フルサイズのSUV車から、こういったコンパクトで使い勝手のいいクロスオーバーSUVへのシフトが進みつつある。
(写真は、昨年2011年の東京モーターショーで出展されたRange Rover Evoque)
レンジローバーイヴォークのエクステリアはスタイリッシュ。
細いフロントグリルとヘッドライト、SUVらしい直線基調のライン、後に行くほど上下に絞られるガラスエリアが特徴的。
Range Rover Evoque、日本に導入されるグレードは4つ
イヴォークのグレード構成としては、まずは売れ筋となるであろう5ドアモデルとして「PURE」と「PRESTIGE」がラインアップされる。
また、3ドアのクーペも日本に導入され、「クーペPURE」「クーペDYNAMIC」もラインアップされる。
クーペは5ドア以上にスタイリッシュな印象。SUVというよりもスペシャリティなシティヴィークルとしての要素が強くなる。
パワートレーンは、全グレード2.0Lの直4ターボエンジンに6速ATの組み合わせが採用される。
この新型イヴォークの価格は「PURE」が450万円、「PRESTIGE」が578万円、「クーペPURE」が470万円、「クーペDYNAMIC」が598万円となっており、この手の輸入車としては、まずまず手に届きやすい価格設定となっている。
とは言っても、日本では積極的に売れる車種ではないだろうが、北米市場では日本における86やBRZと同じぐらい注目を集めている新型車となっている。