ホンダの1.0Lダウンサイジングターボは遅れる、次期フィット ターボまで持ち越し

ホンダ

次期フィットに1.0L VTEC-TURBO搭載、発売は2018年頃

1.0L VTEC-TURBOの市販モデルへの搭載は、2018年頃のフルモデルチェンジが予想される次期フィットからとなりそうだ。

(写真は1.0L VTEC-TURBO)
1.0L VTEC TURBO

1.5Lと2.0Lは市販済み、残る1.0Lは次期フリードの搭載が中止、次期フィットから

ホンダはVTEC-TURBOとして新世代ターボエンジンを開発してきた。既に直4 1.5Lターボはステップワゴンとジェイドで市販実績がある。そのスペックは最高出力150ps、最大トルク20.7kgfmということで、2.0L NAエンジン並みのパフォーマンスが与えられた。JC08モード燃費はステップワゴンが17.0km/L、18.0km/Lとなっており、ハイブリッドエンジンには及ばないが、NAガソリンよりもワンランク上の水準を達成している。

(写真は新型ステップワゴン)
ステップワゴン ステップワゴン リアゲート

そして、直4 2.0Lターボについては、750台限定で日本発売されるシビックタイプRにおいて市販実績がある。VTEC-TURBOの中でもこの2.0Lに関してはパフォーマンス重視型とされており、最高出力310ps、最大トルク40.8kgfmのスペック。JC08モード燃費についても13.0km/Lを達成する。

(写真はシビックタイプR)
シビックタイプR CIVIC TYPE R

残る直3 1.0Lターボについては、2016年内の発売が計画されている次期フリードに搭載される予定であったが、これは実現されそうない。次期フリードは1.5L NAと1.5Lハイブリッドの2タイプのエンジンが採用される見込みとなった。

(写真は現行フィット)
フィット ハイブリッド フィットハイブリッド 東京モーターショー2015

1.0L VTEC-TURBO搭載車は2018年頃にフルモデルチェンジされるフィットまで待つことになりそうだ。1.0L VTEC-TURBOは既に市販段階にまで完成されたとされているが、2018年まではまだ時間がある。ここからさらにブラッシュアップされ、更なる燃費性能向上策が盛り込まれることになるだろう。

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