ビート後継車の発売は2014年7月、本格スポーツ仕様にセッティング
次期ビートについて、2014年に軽自動車規格の新型オープンスポーツカーが発売されることが確定的となったと、前回のレポートで報告した。これはホンダの伊東孝紳社長の発言よるものであったが、ここからさらに詳しいスケージュールがあがってきている。次期ビートの発売は2014年7月がターゲットで、生産は三重県四日市市にある八千代工業が担当する計画となっているようだ。
次期ビートはEVスターのエクステリアデザインがベースとなる
写真はEVスター。スモールサイズの次世代EVスポーツカーとして、ホンダが提案してきたコンセプトモデルである。このEVスターのエクステリアデザインが次期ビートに採用されることになる。
EVスターというからには電気自動車であるわけだが、EVとしての市販化は現実的には難しい状況だ。
市販車の次期ビートとして採用されるエンジンは、排気量660ccの軽自動車用ガソリンエンジンであるS07A型ターボになる見込みで、これはN ONE、N BOXのターボモデルと共通ということになる。ホンダ軽自動車の最新モデルであるN ONEツアラーの仕様によると最高出力は64ps/6000rpm、最大トルクは10.6kgm/2600rpmとなっている。次期ビートへ搭載される段階では環境性能の更なる進化に加え、スポーツ仕様に合わせ込んだセッティングがなされる可能性もあるだろう。
次期ビートは気軽にオープン走行を楽しむというよりも、軽規格の小さなエンジンをフルスロットルで回す楽しみを感じられるモデルになるとされている。これは先代ビートのコンセプトに近いもので、往年のファンも満足できるクルマとなるはずだ。剛性の高いボディと固めのサスペンションセッティングが与えられ、トランスミッションとしては6MTが採用される見込みである。