124スパイダーは広島生産の国産車として日本発売される
アバルト124スパイダーが2016年9月に日本発売される見込みとなっている。
2015年にフルモデルチェンジしたマツダ・ロードスターは、別エクステリアのフィアット124スパイダーが姉妹車種として設定される。さらに124スパイダーは、アバルトブランドでもラインアップされ、その車体は2016年3月のジュネーブモーターショーでワールドプレミアされていた。
アバルト124スパイダーは最高出力170ps、マルチエアターボエンジン搭載
アバルト124スパイダーに搭載されるエンジンは直4 1.4L マルチエアターボエンジンで、そのスペックは最高出力170ps、最大トルク25.5kgmとなる見込み。マツダ・ロードスターはSKYACTIV 1.5搭載モデルが131ps/15.3kgm、SKYACTIV 2.0を搭載する米国仕様は155hp(157ps)/148 lb-ft(20.5kgm)である。これらと比較するとアバルト124スパイダーがパフォーマンス面において優位にあることがよくわかる。
通常フィアット版の124スパイダーについてはひとまず日本導入が見送られるようで、高性能版であるアバルトのみが先行して日本発売される。
なお124スパイダーは、マルチエアターボエンジンが日本に輸入されロードスターと同じ広島の事業所にて完成車体の最終組立が行われる。アバルトエンブレムが着けられたモデルについてもここからデリバリーされる見込みとなっており、国産車という位置づけとなる。