デカデカ市販型が2014年11月に発表予定、タントを超える室内空間が与えられる
ダイハツは今秋、新たなウルトラスペース軽自動車を発表する計画となっている。
ダイハツは昨年秋に開催された東京モーターショー2013で、コンセプトカーのDECADECA(デカデカ)を発表。軽自動車サイズながらも従来のタントクラスを超える居住性が与えられたモデルで、高い全高と四角いボディ形状によってもたらされる広い室内空間がアピールされた。
デカデカ市販モデルは11月に正式発表、高い全高ながらも低重心設計で走行安定性に配慮
今回のダイハツの発表により、デカデカ市販モデルのボディサイズが判明した。そのディメンションは全長3395mm×全幅1475mm×全高1835mm、室内高は1455mm。タントとの比較では全高は+85mm、室内高は+90mmの拡大を遂げており、軽自動車最大の室内空間が実現することになる。
ただしここまで全高が高いと、走行安定性が心配になるだろう。しかしこれは軽量化技術によって低重心化することで対策されており、重心位置はタントより僅か10mm高になるとしている。外板パネルには樹脂も多用されるとのことで、コペンの技術も生かされていそうだ。また、高速巡航時の直進安定性の向上のため空力フィンが採用される。
地面からドア上端までの高さは1700mmとしており、背の高い男性も乗り込みやすい設計となっている。一方でドアの開閉機構については、Bピラー有りの後席スライドドアというオーソドックスなものになる。DECADECAコンセプトのような観音開きドアや或いはタントのようなBピラーレス構造は実現されないが、その分を軽量化と剛性強化およびキャビンスペース拡大に割り当てた。
2014年10月1日よりティザーサイトのオープンが予告されており、これから11月の正式発表に向けてプロモーションが活発化されるだろう。