新型DS5はシトロエンの個性的なデザインとアイシン6ATの信頼性が融合

シトロエン

新型シトロエンDS5が日本でも発売中、フランス車らしいデザイン性の高い車

シトロエンのDSシリーズの新型である、DS5が2012年8月に日本発売となった。これまでDSシリーズは、DS3はC3、DS4はC4と、ハッチバックの基本モデルであるCシリーズを基本として、よりスポーティな側面を施したという印象であったが、新型DS5はC5を受け継ぐそぶりは全く見せない非常にユニークな仕上がりになっている。

「変わった車にお乗りなんですね」と言われたい車好きにとっては、DS5は他のどの車とも似ても似つかない最高の仕上がりと言えるだろう。試乗会でも、まさにフランス車らしい「走るアート」と評され人気を博していた。
DS5 シトロエン

DS5は、シトロエンらしい個性的なエクステリアと高級感あるインテリア

何と言ってもDS5の独自性をうかがえるのは、その外見からである。カテゴリーとしてはセダンとワゴンのほぼ中間といったところで、サイズは全長4535mm×全幅1870mm×全高1510mmと、中間クラスのセダンよりはやや背が高いが全長の短い設計になっている。そして全体的に楕円のような形のフォルムになっていて、ウィンドウの区分け法なども個性的で、どの他の現代車にも真似のできないシトロエンらしさを全面に押し出したエクステリアと言えるだろう。
DS5 シトロエン 2012
極めつけは航空機のコクピットをイメージしたとされるインテリアで、ここまでやるかというくらい一見からしても複雑で高級感のある造りになっている。しかもオプションでつけられるバイエルン地方の牛革を使用したクラブレザーは、腕時計のバックルを連想させる、大変シャレたつくりになっている。

DS5はその見た目だけで、オランダ大統領就任式の公用車に選ばれるのも納得してしまう、まさにアートな車なのだ。

また、トランスミッションとしてアイシンAW製の6速ATが採用されていることも評価したい。欧州車の自動変速機といえば何かとトラブルがつきものであるが、ここが日本ブランドであることは購入を決断する大きなポイントになるだろう。

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