新型WR-Vは車中泊に適している?シートアレンジして内装、荷室の長さを実測
長さ (mm) |
実測部分 | |
後席以後、左半分にベッドを設置した場合の最大身長 | 2069 |
助手席を最も前方にフォールドしたときのシートバック裏側 ~ バックドア内張り |
後席以後、右半分にベッドを設置した場合の最大身長(参考値) | 1609 |
運転可能スライド位置の運転席シートバック裏側 ~ バックドア内張り |
前席と後席フォールディングの隙間を埋めない場合の最大身長 | 1452 |
後席フォールディング床面の先端 ~ バックドア内張り |
5人乗り時の荷室床面奥行き | 834 |
後席シートバック裏側底部 ~ バックドア内張り |
荷室高さの参考値 | 863 | バックドア開口中央上部 ~ 荷室床面 |
荷室幅の参考値 | 1108 | バックドア開口幅の下部 |
荷室で最も狭くなる部分 | 1020 | 荷室幅、ホイールハウスで狭くなる箇所 |
長尺物の荷室横置き | 1347 | 荷室幅、ホイールハウス後部で広くなる箇所 |
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WR-Vで車中泊は快適か?実測値をもとに検証
ホンダは2024年3月に、新型SUV「WR-V」を発売する。この車両は、車中泊に適した特徴を多く備えており、旅行やアウトドア活動に最適な選択肢となるかもしれない。
しかし、注意すべきポイントもある。ここでは、WR-Vの室内寸法の実測値をもとに、車中泊におけるメリットとデメリットに焦点を当てて解説します。
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WR-Vの車中泊におけるメリット
室内空間の広さはメリット
WR-Vは同クラス車種と比較して、特に室内空間が広い点が魅力です。広い室内空間は、車中泊時に快適な睡眠環境を提供します。
十分な室内長&荷室長が確保されている
助手席を最前にスライドさせ、背もたれを前に倒すことで、助手席シートバックとバックドアの間に206cmの長さが確保できます。これにより、長身の人でも快適に寝ることが可能です。
余裕のある天井の高さ
リアゲート天井中央からフロアまでの高さは86cmあり、ヴェゼルなど他のモデルと比較しても余裕があります。この高さは、車中泊において重要な快適さを提供します。
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WR-Vの車中泊におけるデメリット
後席フォールディングに難あり
WR-Vの後席フォールディングは単純で、同クラス他モデルと比較して、フォールディング時の床面の段差が大きいという問題があります。さらにシートバックは水平になりきらず、傾斜角度が大きく残ります。これにより、車中泊用の平らな床面を作るのに工夫が必要になります。
フロアボードを準備する必要がある
段差を解消するためには、別途フロアボードを用意する必要があります。快適な車中泊のためには、本格的な準備が必要になります。
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WR-V車中泊まとめ
まとめ更新日: 2024/01/31
ホンダWR-Vは、その広い室内空間、適切な天井の高さにより、車中泊に適した車両です。助手席を前方へ移動させ、シートバックを前に倒すことで、206cmの長尺物がまっすぐに置けます。ただし、快適な車中泊を実現するためには、後席の段差問題を解決するためのフロアボードの導入が必須です。このような準備を行うことで、WR-Vはアウトドア活動や旅行の際の素晴らしいパートナーとなり得るでしょう。