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X-VAN GEAR CONCEPT 市販化予想時期は2026年、ジャパンモビリティショー2025でプロトタイプ出品期待
「X-VAN GEAR CONCEPT」は、ジャパンモビリティショー2023で初公開されて以来、市販化が期待され続けています。ミニバンをベースにSUV的な外観が与えられ、MPVとしての利便性とアウトドア活動の両立を狙う多用途バンとして仕上げられています。
コンセプトカーが出品されながらも、過去には市販化に至らないモデルは多くありました。ところが、2025年1月開催のBharat Mobility Global Expo 2025(インドオートエキスポ2025)で、「X-VAN GEAR CONCEPT」が再び披露されたことにより、開発が継続していることが見込まれ、市販化への期待が一段と高められました。インドでの再出品は海外展開も視野に入れた動きと受け止められています。
「X-VAN GEAR CONCEPT」はトヨタ車体ブースでの出品となりました。そのボディサイズは全長4695 mm、全幅1820 mm、全高1855 mmで、全長はトヨタ車体が生産する現行ノア/ヴォクシーと完全に一致します。この一致は基本構造の共通化を示唆していると推定されます。ノア/ヴォクシーは2022年のフルモデルチェンジから長納期が続いていますが、2026年から台湾生産が検討されており、供給体制が強化されれば、「X-VAN GEAR CONCEPT」のような派生モデルを導入できる余地が生まれるかもしれません。
それでも2025年7月中旬時点では、「X-VAN GEAR CONCEPT」の市販化を確定させる情報は確認されていません。
「X-VAN GEAR CONCEPT」のエクステリアデザインは2024年3月に意匠登録が公開され、その申請は初公開時期の2023年10月に行われていました。こういった、アウトドアスタイルのMPVとしては、三菱自動車が「デリカ D:5」を長年提供してきました。ジャパンモビリティショー2023ではその後継として「D:X Concept」が示されました。
しかし、三菱自動車が発表した経営計画によれば「デリカ D:6(仮称)」の発売はまだ数年先と見込まれます。このため、「X-VAN GEAR CONCEPT」のほうが先行して市販化されるのではと期待され、実現すれば、基本設計が古くなった「デリカ D:5」からの乗り換え需要も取り込むことになりそうです。
また、「D:X Concept」は米国向けにも発表され、現行デリカ D:5からの大型化が予想されます。一方で、「X-VAN GEAR CONCEPT」の市販型は、ノア/ヴォクシーがベースということで、取り回しの良いサイズへ仕上げられることが期待されます。
パワートレインについてもノア/ヴォクシーと共通仕様となる可能性があり、2ZR-FXE型を搭載する1.8 Lハイブリッド車やM20A-FKS型を搭載する2.0 Lガソリン車の設定が予想されます。室内サイズは、室内長2965 mm、室内幅1550 mm、室内高1340 mmと広く、ファミリー層やアウトドア愛好者から魅力的な商品となりそうです。
なお、ショーモデルで採用されたBピラーレス構造は市販車には盛り込まれないと想定されます。
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新型クロスバンギア まとめ
まとめ更新日: 2025/11/14
- トヨタ車体がジャパンモビリティショー2023で「X-VAN GEAR CONCEPT」を公開
- インドオートエキスポ2025で「X-VAN GEAR CONCEPT」出品
- 発売時期は不明(2026年予想)
- BEVでは無さそう
- ノア/ヴォクシーと基本構造の共通化予想































