Tjクルーザー市販化もうない?シエンタJUNOで期待高まる広大荷室アレンジのSUVミニバン
Tjクルーザーは、2017年の東京モーターショーでコンセプトモデルが公開されました。
当初は2020年の発売が予想されていましたが、実現しませんでした。コンセプト段階で示されたボディサイズは全長4300mm×全幅1775mm×全高1620mm、ホイールベースは2750mmで、シエンタと同じホイールベースが採用されました。
SUVスタイルの外観は迫力を備えながらも、車体サイズは意外とコンパクトに仕上げられ、シエンタから派生した車種であることが想定されます。
一方、現行シエンタは2025年8月5日の一部改良で、特別仕様車「JUNO」が追加されました。
広大な荷室という点でTjクルーザーと共通しますが、JUNOは商用4ナンバー仕様で2列目・3列目を廃した構成、Tjクルーザーは4人乗り2列シートの座席アレンジが想定されており、性格は大きく異なります。
また、JUNOは着脱可能な家具モジュールを組み合わせてユーザー専用の空間を作り出せることも特徴です。
今後、JUNOの反響次第では、Tjクルーザーのようなモデルの市販化期待が高まるかもしれません。
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TjクルーザーとFJクルーザーは全く異なる
Tjクルーザーとモデルネームが近いFJクルーザーは2018年まで販売され、全長が4635mm、全幅が1905mmでV6 4.0Lエンジンを搭載した海外市場向けの大きなモデルでした。
発売が予定される新型Tjクルーザーは、FJクルーザーよりもかなりコンパクトで、サイドからは室内容積を重視した箱型のボディが特徴的です。
多人数乗車に対応しながらもミニバンのようには見えない、SUVスタイルのエクステリアが魅力です。
大径ホイール装着による悪路走破性を感じさせる外観が与えられています。
フロントデザインは大型グリルと丸目ヘッドランプで構成され、シンプルながら他のモデルに似ない独自の表情が魅力となります。
インテリアは2017年発表ともあって、インパネやセンタコンソール周辺は 現在のデザインのトレンドからは大きく異なるように見えます。
「TOYOTA」の文字が入った二本スポークステアリングが存在感を放ちます。
出品モデルでは4人乗り仕様となっていました。シエンタからの派生であるとすると、3列目シートまでを含めた最大7人乗りまでが理論上はありえます。
運転席を除く全座席を折りたたんでフラットな床面を作ることで、最大約3メートルの長尺物を積載可能です。
シートや床面には防汚加工が施され、アウトドア用途にも適しています。後席には両側スライドドアが備えられ、ファミリー層のミニバン需要にも応えられる仕様となっています。
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Tjクルーザーまとめ
まとめ更新日: 2025/08/10
- Tjクルーザーは2017年東京モーターショーでコンセプトモデルとして公開された
- ボディサイズは全長4300mm×全幅1775mm×全高1620mm ホイールベース2750mm
- ホイールベースは現行シエンタと同じ
- 大径ホイール装着で悪路走破性を感じさせるデザイン
- フロントは大型グリルと丸目ヘッドランプによる独自の表情
- 「TOYOTA」ロゴ入り二本スポークステアリングが特徴的
- 出品モデルは4人乗り仕様だが 理論上は最大7人乗り設定も可能
- 全座席を倒すと約3mの長尺物が積載でき 防汚加工や両側スライドドアでアウトドア・ファミリー需要に対応
- 外観はSUVスタイルながらコンパクトサイズで シエンタ派生モデルと想定される
- 2025年8月5日 シエンタに特別仕様車「JUNO」が追加された
- JUNOは商用4ナンバー仕様で 2列目・3列目シートを廃した広大な荷室が特徴
- Tjクルーザーは4人乗り2列シートで座席アレンジを重視するため JUNOとは性格が異なる