アルファードとヴェルファイアの一部改良、2025年1月予想
アルファードおよびヴェルファイアの一部改良は、当初2024年秋のスケジュールで準備が進められてきました。しかし、これが延期となり、新たな一部改良モデルの発売時期は2025年1月頃と見込まれます。従来型については、生産期間の延長に伴い追加の販売も行われました。
一部改良モデルについて、実際の販売活動は、2024年11月から12月中頃にかけて開始される見込みです。既に一部の販売店では、顧客に対して先行予約や抽選の案内を連絡しています。
フルモデルチェンジ時の初期モデルは、早い段階でオーダーストップとなりました。今回の一部改良モデルにおいても、抽選などといった手段を取り入れる販売店が多いと想定されますが、初期モデルよりも台数に余裕があると見込む販売店もあるようです。
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アルファードとヴェルファイアが2025年序盤に一部改良、スペーシャスラウンジおよび低価格Xグレードを追加
今回の一部改良のポイントを見ていきます。まず、アルファードに新たなエントリーモデルとして「Xグレード」の追加が計画されています。
テストカーの目撃情報によると、Xグレードにはシーケンシャルターンランプが採用されないと考えられます。フロントグリルも専用デザインとなり、これまで販売されてきたGグレード以上と大きく差別化される見込みです。
また、定かではありませんが、Xグレードのガソリン車は福祉車両のサイドリフトアップシート車に限り用意され、通常のXグレードはハイブリッド車のみに設定されるとの噂もあります。
従来グレードについては、一部装備の標準化と値上げが見込まれています。アルファードZグレードにはデジタルインナーミラー型ドライブレコーダーが標準装備され、約10万円の値上げが想定されています。
さらに、新たなパワートレイン選択肢としてPHEVが「エグゼクティブラウンジ」に設定されることが予想されます。
加えて、プレミアムな4座を特徴とする「スペーシャスラウンジ」が追加される見込みです。ジャパンモビリティショー2023では、トヨタ車体ブースにて「ヴェルファイア スペーシャスラウンジ コンセプト」が公開されました。
あくまでコンセプトモデルとしての公開でしたが、その発売は確実視されてきました。
プレミアムなフォーシーターを特徴とする「スペーシャスラウンジ」は、先代30系アルファード/ヴェルファイアにおいても、最後を飾るモデルとして限定販売が予定されていました。
しかし、部品調達が容易でなかった当時の生産状況から発売が実現しませんでした。現行40系では「スペーシャスラウンジ」がモデルサイクルの早い段階で投入されることになります。
「ヴェルファイア スペーシャスラウンジ コンセプト」にはPHEVのバッジが貼られていました。少なくとも、PHEVがパワートレインラインアップに含まれることが期待されます。
さらに、アルファードにおいては、HEV版の「スペーシャスラウンジ」の設定も期待されます。
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「Presidential Lounge」が商標出願
トヨタ自動車株式会社は、2024年7月18日付けで、「Presidential Lounge(プレジデンシャル ラウンジ)」という商標を日本国特許庁に出願しました。
この名称からは、現行の「Executive Lounge」よりもさらに上級なグレードが登場することが示唆されています。2025年序盤頃の一部改良で「Presidential Lounge」が発売されるという話はまだ聞きませんが、今後の展開が楽しみです。
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ガソリン車はダイナミックフォースエンジン、A25A-FKS型採用の噂も
2025年序盤の一部改良では、2.5L ガソリンエンジンの変更が噂されています。
先代30系からのキャリーオーバーであった2AR-FE型が、ダイナミックフォースエンジンのA25A-FKS型に切り替わることが期待されます。
しかし、これについては現在のところ、確度の高い情報は掴めていません。
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新型アルファード Xグレードと思われるテストカーがスパイショット
新型アルファードの低価格グレード「X」と思われるテストカーが、2023年8月の段階でスパイショットされていました。
このテストカーには三河の仮ナンバーが装着されており、バックショットからはグレードを示すバッジ類が貼られていないことが確認できます。このテストカーの最大の特徴は、現行モデルの全てに標準装備されているシーケンシャルターンランプ、いわゆる流れるウィンカーが装備されていないことです。テストカーのウィンカーは内側の2灯のみが同時に点滅するだけとなっていました。
2023年6月にフルモデルチェンジを迎えた新型アルファード40系は、プレミアムな質感と先進的な装備を備えています。これにより価格が高く設定されており、多くのファンにとって手に届きにくい存在です。トヨタは、将来的に低価格モデルの追加があることをほのめかしており、ファンはその追加に期待を寄せています。
現行40系のラインアップには、ヴェルファイアExecutive Lounge E-Fourが892万円でフラグシップに位置づけられ、アルファード Zグレード 2.5Lガソリン FFがエントリーモデルとして540万円で用意されてきました。また、福祉車両として、アルファードGグレードサイドリフトアップシート装着車が472万円という低価格で提供され、こちらにもシーケンシャルターンランプが標準装備されていました。
テストカーはシーケンシャルターンランプが非装備ということで、「G」よりも、下位グレードに相当することが想定され、「Xグレード」として、より低価格で追加設定されることが考えられます。
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新型アルファード、新型ヴェルファイア、いなべ工場に加え、富士松工場でも並行生産へ
新型アルファードおよび新型ヴェルファイアは、2023年6月の発売後まもなくオーダーストップの措置が取られました。契約したユーザーには最長で1年以上の納期が言い渡されていたケースもありました。
これらの車両の生産は当初、トヨタ車体いなべ工場で行われていましたが、2023年末までには富士松工場でも生産が開始され、並行生産の体制が取られるようになりました。富士松工場での並行生産は、新型アルファードおよび新型ヴェルファイアの発売前から報じられていたため、生産体制の増強と安定化が期待されていました。
しかし、発売当初から富士松工場での生産は見込まれていたため、受注受付もそれに合わせて行われていたと考えられます。そのため並行生産を始めたことによる納期の大幅な短縮は難しいと予想されてきました。
2025年1月には一部改良やグレードの追加が行われ第2期の生産がスタートする見込みです。これには、発売時に予告されていたプラグインハイブリッド車の追加があるでしょう。
従来型のアルファードとヴェルファイアの通常モデルでは、「Zグレード」および「Zプレミア」がボトムラインとなってきました。さらに福祉車両では「サイドリフトアップチルトシート装着車」に設定されている、価格を抑えた「Gグレード」が用意されてきました。
将来的には、福祉車両ではない通常モデルにも、低価格グレードを設定する可能性があると、トヨタは以前から示唆してきました。これにより、より多くのユーザーが新型アルファードおよび新型ヴェルファイアを手に入れる機会が増えることが予想されます。
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新型アルファード40系、一部改良、マイナーチェンジまとめ
まとめ更新日: 2024/11/18
- フルモデルチェンジ発表、発売2023年6月21日
- 2024年秋の一部改良は延期となり、2025年1月頃に実施見込み
- 一部改良ではヴェルファイア スぺーシャス ラウンジPHEV追加予想
- 一部改良ではPHEV追加予想(やや遅れる可能性)
- 一部改良ではアルファードにエントリーモデルのXグレード追加予想
- Xグレードは、シーケンシャルターンランプ非装備などで差別化
- 一部改良でヴェルファイアの2.4Lターボが廃止の噂
- (信用度 低)一部改良で2.5L ガソリンがダイナミックフォースエンジンに変更される噂
- フルモデルチェンジ発表で、PHEVの追加が予告済み