ランボルギーニ・ウルスがワールドプレミア、北京モーターショー
ランボルギーニのプレミアムSUV、URUS(ウルス)が2012年の北京モーターショーでワールドプレミアを迎えた。ヴィンケルマン社長いわく、ウルスはあくまでコンセプトモデルであるというが、市販化への期待は大きい。ボディサイズは全長4990mm×全幅1990mm×全高1660mmと、SUVとしてはワイド・ローなスタイルとなっている。
タイヤサイズは24インチ。カーボン板で作られたホイール内のウィングレットは、理想的なエアベンチレーションを実現する。
前から見た時のヘッドライトとその下のエアインテークの造形は、ランボルギーニ・アヴェンタドールを連想させるものだ。
未だコンセプトカーの域を出ていないため、詳細な仕様については発表がない。しかし、搭載されるエンジンパワーとしては600ps程度が想定されている。
プレミアムSUVウルスの市販化はいつ頃になるのか?
かつて、2008年のパリモーターショーでは、プレミアム4ドアサルーンのエストーケがランボルギーニによって提案された。しかし、その後の世界経済の低迷により、市販化の機会を逃すこととなった。今回のウルスが市販化されるかどうかも今後の景気に左右されることになるだろう。
北京モーターショーで初公開となったウルスは、もちろん中国市場を意識した車種ということになる。ウルスの市販化予想時期としては、2015年から2017年頃があがっており、少なくともあと三年間は中国経済の成長が続くことが市販化の必要条件になる。ところが、既に中国では不動産価格の下落が問題視されており、景気に不透明感が出てきている。今後は、高級車需要に急ブレーキがかかる可能性があり、ウルスの市販化は難しいのではという予測が支配的だ。