三菱自動車は新型軽スーパーハイトワゴン「デリカミニ」の販売を2023年5月25日に開始した。
新型「デリカミニ」は「Reliable & Active Super Height Wagon(頼れるアクティブな軽スーパーハイトワゴン)」をコンセプトに、広い室内空間と力強い走行性能を両立した車種として、既存のミニバン「デリカD:5」の弟分に位置づけられる。
2023年1月13日の東京オートサロンで初公開された際には、予約注文も開始し、4月6日時点で約9,000台の予約を獲得。その後も注目度は高く、5月24日現在で約16,000台にまで予約注文数を増やしている。
新型「デリカミニ」は、実質的にはeKクロススペースのスキンチェンジモデルに相当し、メーカー希望小売価格は1,804,000円~2,238,500円(消費税10%込)となる。軽自動車のなかでも高額かつ高付加価値な商品で、スーパーハイト軽ワゴンならではの、後部座席でも快適に過ごせる広々とした室内空間も特長の一つとなる。
予約注文の約6割が4WDモデルを選択。165/60R15サイズの大径タイヤと専用ショックアブソーバーという4WDモデル専用装備の走行性能が高く評価されている。
グレードは、助手席側後席電動スライドドアや運転支援機能「三菱 e-Assist」などを備えたベーシックな「G」「T」、これらの装備に加えて運転席側後席電動スライドドアや高速道路 同一車線運転支援機能「マイパイロット」など充実した装備の「G Premium」「T Premium」の4グレード展開としており、予約注文では8割以上のユーザーが「Premium」グレード(「G Premium」「T Premium」)を選んでいる。
新型「デリカミニ」の<まとめ><価格表><インテリア写真>は、次のページ
新型デリカミニの注文状況(2023年5月24日時点)
グレード別構成比
グレード | 構成比 |
T Premium(ターボエンジンモデル) | 65% |
T(ターボエンジンモデル) | 5% |
G Premium | 25% |
G | 5% |
駆動方式構成比
駆動方式 | 構成比 |
2WD | 42% |
4WD | 58% |
主要ボディカラー構成比
ボディカラー | 構成比 |
アッシュグリーンメタリック/ブラックマイカ | 21% |
アッシュグリーンメタリック | 16% |
ホワイトパール | 12% |
新型「デリカミニ」の<まとめ><価格表><インテリア写真>は、次のページ
「デリカミニ × Coleman」と「DELICA MINI SNOW SURVIVOR」
東京オートサロン2023では、通常デリカミニに加え、2つのカスタマイズモデル「デリカミニ × Coleman」と「DELICA MINI SNOW SURVIVOR」が発表された。
デリカミニ × Coleman
新型『デリカミニ』とアウトドアブランドとして広く親しまれている「Coleman」によって、アウトドアを「家族」や「仲間」と共に楽しむことで、ワクワクする時間や新しい挑戦をする気持ちを後押ししたいという同じ想いのもと「デリカミニ×Coleman」として、気軽にアウトドアを楽しむライフスタイルが提案された。
新型「デリカミニ」の<まとめ><価格表><インテリア写真>は、次のページ
DELICA MINI SNOW SURVIVOR
「DELICA MINI SNOW SURVIVOR」は、雪道を力強く駆け抜ける『デリカ』のイメージを、共通の世界観でコーディネートしたカスタムカーとなる。
雪山を思わせるボディカラーに、等高線をモチーフにしたグラフィックとスノーカモフラージュを施し、フロントガードバーやルーフキャリア、リヤラダー、オールテレーンタイヤを装着することで、力強い『デリカ』らしさが演出された。ベッドキットやサイドストレージパネルにより、キャンプや車中泊での使い勝手が高められている。
新型「デリカミニ」の<まとめ><価格表><インテリア写真>は、次のページ
新型デリカミニは、軽スーパーハイトワゴンとSUVスタイルのエクステリアを融合させたモデルに仕上げられた。アウトドアレジャーを得意とする三菱デリカシリーズの世界観が軽自動車規格のコンパクトボディに詰め込まれている。後席ドアに、スライド式が採用されるなど、多くの部分がeKスペースシリーズと共通化される。
フロントフェイスには、三菱のデザインコンセプトであるダイナミックシールドが採用されているが、新型デリカミニならではのギア感が取り入れられた。また、ヘッドランプでは、半円形のLEDポジションランプが特徴的で、ランドローバー・ディフェンダーの目つきを思い出させる。
新型「デリカミニ」発売予定の<まとめ>は、次のページ
フロントバンパーとテールゲートガーニッシュには立体的な「DELICA」ロゴが採用される。ブラックのホイールアーチに加え、前後バンパー下部にプロテクト感のあるスキッドプレートが装着される。また、アルミホイールは、タフさが表された形状とスタイリッシュさが持ち合わせたダークシルバー塗装となり、足元が引き締められた。
ボディカラーは、新型デリカミニのコンセプトに合わせて新開発された「アッシュグリーンメタリック」が含まれるツートーンが6種類と、モノトーンが6種類用意される。
(このページには、権利者より報道目的または個人的・非営利目的の場合のみの使用が許可されている画像・動画を使用しています。)
新型デリカミニ まとめ
まとめ更新日: 2023/06/14
- 東京オートサロン2023で、車体公開済み
- 2023年1月13日予約受付スタート
- 2023年4月6日に正式発表、約9,000台の予約受注台数
- 2023年5月25日に正式発売、約16,000台の予約受注台数
- 車体の多くの部分が、eKスペースシリーズと共通化される
- eKクロススペースはカタログ落ちへ
新型デリカミニ 価格表
グレード | エンジン | 駆動方式 | 消費税込み 車両本体価格 (円) |
G | NA | FF | 1,804,000 |
4WD | 2,015,200 | ||
G Premium | FF | 1,985,500 | |
4WD | 2,149,400 | ||
T | ターボ | FF | 1,881,000 |
4WD | 2,092,200 | ||
T Premium | FF | 2,074,600 | |
4WD | 2,238,500 |