C-HR次期型は「SMALL SU EV」のBEVだけではなく、ガソリン車、ハイブリッド車もある

C-HR

C-HRは2016年に発売されたTNGA(GA-C)プラットフォーム採用のクロスオーバーSUVモデル。2023年序盤から、プリウスを皮切りにGA-C車種がフルモデルチェンジされていく動きがある。

C-HR ワールドプレミア

新型C-HRのフルモデルチェンジは2023年夏、豪州特許庁にエクステリアデザインが意匠登録
新型【C-HR】フルモデルチェンジ日本発売いつ?BEVのC-HR+の導入も無い?【トヨタ最新情報】渋谷の車両は国内導入のテストカーか?トルコ工場で生産される欧州向けは1.8Lと2.0LのHEVと2.0L PHEV
初代の生産終了から時が経ち、欧州では斬新な「ハンマーヘッド」デザインの2代目が疾走するトヨタ「C-HR」。なぜ日本には導入されないのでしょうか?その背景には、かつての生産拠点・岩手工場がレクサス「LBX」や実用車「カローラクロス」の生産で埋まっているという、GA-Cプラットフォームを巡る厳しい事情があります。 しかし、日本市場復活への希望は消えていません。鍵を握るのは、欧州・北米で発表された高性能BEVモデル「C-HR+(プラス)」の存在です。スバル「アンチャーテッド」の双子車とも目されるこのモデルは、343馬力・AWDというGRスープラ並みの加速力を保有。実用性重視のカローラクロスとは競合しない「輸入スペシャリティSUV」として、トルコ工場等からの導入シナリオが現実味を帯びています。 2024年夏頃から国内で目撃されているテストカーの正体とは?単なる後継機ではなく、モンスターBEVとして凱旋する可能性があるのか?現状の情報を整理し、新型C-HR日本発売の可能性を徹底考察します。

トヨタからは、C-HRとボディスタイルが近いEVコンセプトが発表されていた。

C-HRの実質的後継EVか、「SMALL SU EV」

トヨタ BEV ラインアップ 2021

トヨタは2021年12月に、16種類のバッテリーEVのコンセプトカーを一挙に公開した。なかでも最前列に置かれた5台は「bZシリーズ」と呼ばれ、市販化がより具体化されているモデル群となる。

bZ4X GR SPORT CONCEPT 002

bZ4X GR SPORT CONCEPT 東京オートサロン2022

特に画面左端のSUVモデルはbZ4Xコンセプトである。2022年年央の発売が予告されており、既に市販型プロトタイプの車体、スペック概要が公開されているほか、東京オートサロン2022では早くもカスタマイズモデルが出展されるに至っている。

small-su-ev-2

そして、「SMALL SU EV」と呼ばれているモデル。C-HRの後継車としても相応しいクーペSUVのボディスタイルが特徴となっている。

トヨタがこれまで公表してきたBEVの発売時期は、2025年までに15車種で、このうち7車種がbZシリーズとしてきた。また、2030年までには、30車種のEV発売を予告している。

C-HRのフルモデルチェンジ時期は2023~2024年とされるが、この段階でバッテリーEV専用車が出されたとして、従来のC-HRに匹敵する販売規模になるだろうか。

C-HR

C-HRの年間販売台数は、2021年は18,096台にまで落ち込んだものの、発売直後の2017年は117,299台という大きな実績を残していた。

「SMALL SU EV」の市販型、つまり中国仕様C-HR EVの後継モデルは高確率で発売されるだろう。加えて、ガソリンまたはハイブリッドエンジンを搭載したモデルも発売されることも、販売実績の面からは当然の流れと考えられる。

そんななか、次期C-HRの外観デザインがオーストラリア特許庁に意匠登録されていることが判明した。フロントグリルが大きく開口しており、エンジン搭載モデルである可能性が高い。

新型C-HRフルモデルチェンジ、オーストラリア特許庁の意匠登録画像全9枚
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