現行型レクサスRXは2022年11月にフルモデルチェンジされた5代目モデルが販売中となっている。2023年7月の一部改良のタイミングでは、「RX350h」が追加発売されている。
レクサスが2024年3月15日に更新した工場出荷時期目処では以下の案内が出されている。
- RX350 3.0ヶ月~4.0ヶ月
- RX500h 4.0ヶ月~5.0ヶ月
- RX350h 3.0ヶ月~4.0ヶ月
- RX450h+ 2.5ヶ月
RX500hが最長で5.0ヶ月程度の納期を見込んでいるものの、RXシリーズを通して、比較的手に入りやすい状況である。このまま最終納期が短くなっていけば、2024年夏秋頃の年次改良の実施が期待されるが、現在のところ具体的な情報は無い。
レクサスではLBX、UXといった下位モデルから、「12.3インチフル液晶メーター」の導入が進められている。
この装備が、RXなどの上位モデルへ導入されるのかが注目されている。
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レクサス 新型RX350hが追加発売 2023年7月
レクサスRXシリーズに、2.5Lハイブリッドシステムを搭載した新型RX350hが追加され、2023年7月27日に販売が開始された。
RXシリーズは、1998年より北米市場でのラグジュアリークロスオーバーSUVとしてパイオニアとなってきた。2022年には、5代目となるフルモデルチェンジを実施。先行してRX350、RX450h+、RX500hが販売され、RX350hの追加発売が待望される状況となっていた。
新型RX350hは、2.5L直列4気筒エンジンとモーターを組み合わせたハイブリッドシステムを採用し、快適な走行と低燃費を実現する。高いレスポンス、駆動用電池の性能向上、そして駆動力特性を見直したハイブリッドシステム制御を上手く使い、快適な走行と低燃費を両立する。
RX350hは、2WD(FF)とAWDを設定。AWDシステムは、E-Four(電気式AWDシステム)を採用し、発進時や雪道などの滑りやすい路面では後輪をモーターで駆動し、安定した走行性能を実現する。また、前後駆動力配分を100:0~20:80の間で緻密に制御し、発進時の加速性能とドライバーの意図する優れた旋回安定性を提供する。
また、一部改良では、RX350にAdvanced Parkのリモート機能を追加(RX350“version L”に標準装備、RX350“F SPORT”はオプション設定)し、先進安全装備を強化。インテリアイルミパッケージでは、足元以外の減光制御を抑制し、アンビエントライトの改良を行う。ワイヤレス充電器は、充電可能エリア拡大など充電機能を向上する。
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新型RXへフルモデルチェンジ、2022年11月
レクサスは、新型RX日本仕様のフルモデルチェンジ発売を2022年11月18日に実施した。
消費税10%込み車両本体価格は、エントリーモデルの「RX350 2.4L/ターボ/FF」が 664万円、トップグレードの「RX500h 2.4L/ターボハイブリッド/AWD」が 900万円、この他に「RX450h+ 2.5L/プラグインハイブリッド/AWD」が 871万円、などでラインアップされる。
新型RXの販売にあたっては、「はじめてレクサス車の購入を検討するユーザー」に向けた、抽選販売の案内が出されている。新規ユーザー向けの抽選枠は、全国でわずか500台に設定されており、かなり当選が難しい状況となっている。
抽選の手順は、ウェブからの来店予約をしたのち、ディーラー店舗での抽選申込みとなる。ウェブからは単なる来店予約しかできないので注意が必要だ。また、抽選枠の他にも通常の一般販売も用意されているが、こちらは、納期が長くなるケースが予想され、新規ユーザーとしては、まずは抽選に当たることが重要となりそう。
抽選販売の対象車は、一部仕様を除き、メーカー指定のオプション装着車となる点がデメリットとなる。
抽選の受付締め切りは、2022年12月22日としている。
また、転売対策として、はじめてレクサス車を購入希望するユーザーに対して、「他ブランドの下取り車を用意すること」、「一括払いを認めない」などの条件が出されている。昨今では、納期の長期化によって、リセール価格が高騰しており、転売目的での購入が相次いでいる。新型RXもこういった問題が大いに懸念される車種の一つとなっている。
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新型RX お申し込み条件
- レクサス車を現在所有していないこと、または、過去に所有したことがないこと。
- レクサス車以外の自動車を本車両に対する下取りに入れていただけること。
- 下記に指定するいずれかの方法でご購入していただけること。
月々のお支払い額を軽減できる … 残価型割賦(スマートバリュープラン)
お支払いは2回で完了する … 残価据置払(スマートバリュートゥワイス)
諸費用コミコミの月々定額プラン … KINTO
頭金なし定額料金ではじめられる … 販売店リース
- 個人名義で抽選申し込みしていただけること。
- 上記項目に合致することを誓約する書面を販売店にご提出いただくこと。
レクサスRX450h+ 画像 EV:LIFE KOBE 2022
自動車専門誌「ル・ボラン」によって開催された「EV:LIFE KOBE 2022」のレクサスブースでは、新型RX450h+が、BEVの新型RZとともに展示された。
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新型RXへのフルモデルチェンジ、4種類のパワートレイン
新型RXシリーズは、パワートレイン別に4つのモデルが発表された。
- まずはエントリーモデルとして「RX350」が設定され、トルクフルでダイナミックな走りを実現する「2.4L-T AWD/FF」を搭載。ダウンサイジングターボ採用による、唯一のコンベンショナルエンジン車となる。
- 日本仕様の発売が遅れそうなのが「RX350h」で、低燃費と気持ちの良い走りを実現する「2.5L HEV E-Four/FF」が搭載される。
- プラグインハイブリッド車としては「RX450h+」が用意され、クラストップレベルのEV航続距離と力強い加速性能を実現する「2.5L PHEV E-Four」が搭載される。
- そして、最上級の「RX500h」では、電動化技術による新たなドライビング体験を実現する新開発ハイブリッドパワートレインとして「2.4L-T HEV DIRECT4」が搭載される。
(オンライン発表会動画)
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新型RX国内仕様、新規ユーザーへの割当台数500台で抽選販売、一括購入不可による転売防止
新型RXシリーズは、円安を背景に輸出向けの優先的生産が予想される。国内向けの割当台数は少なくなる可能性がある。
また、これまでレクサスオーナとなったことがない、新規ユーザーに向けては、限定台数500台の抽選販売となる見込み。抽選の受付は、2022年11月18日から12月22日まで販売店で行われる計画となっている。限定500台の内訳は、RX500hが250台、RX450h+が100台、RX350が150台で、RX350hの登場は遅れそう。そして、転売防止策が厳しく取られるようで、残価設定、残価据え置き、販売店リース、KINTOでの購入に限り、一括購入は出来ない見込み。新規ユーザーということで、現保有するレクサス車以外の下取り車が必要となる。法人名義による購入はできず、個人名義での購入のみを認めるなど、購入条件が厳しくなっている。
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歴代RXシリーズの伝統でもあったV6エンジン搭載モデルが新型では廃止された
レクサスRXシリーズは、XU10型の初代モデルが1998年に登場。日本ではトヨタ・ハリアーのモデルネームで一足早く1997年12月に発売となっていた。新型RXへのフルモデルチェンジの時期は、ちょうど誕生から25周年を迎えるタイミングとなる。
この初代モデルに搭載されたのが、1MZ-FE型のV型6気筒3.0Lエンジンで、以降もV6エンジンが進化を遂げながら採用されてきた。ただし、新型RXのエンジンラインナップは全て直列4気筒エンジンとなった。
RX 2代目モデルは、V6継承でプレミアムイメージを確立
次に、2003年にフルモデルチェンジ発売された二代目モデル(XU30型)も、日本ではハリアーとして販売された。搭載されるエンジンは、V6 3.3Lの3MZ-FE型、後にV6 3.5Lの2GR-FE型に刷新され、やはりV型6気筒エンジンにこだわり、プレミアムSUVらしい仕様が継続された。
この2代目モデルからは、北米での人気の高さを受けて、途中で現地生産が開始され、このことは後に、RXシリーズと日本仕様ハリアーが全く別車種の道を歩むことになる理由の一つになっていたかもしれない。
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RX 3代目モデルは、ハリアーから独立し、完全な別車種に
2009年にフルモデルチェンジ発売された3代目RXシリーズ(AL10型)は、日本向けにもレクサスブランドから新型RXシリーズとして販売された。一方でトヨタのハリアーは、販売が継続され、実質的に新旧モデルが併売される体制が続き、さらに2013年にはRXシリーズとは決別し、国内専用車としてフルモデルチェンジされた。
また、RX270として1AR-FE型の2.7Lエンジンを搭載する4気筒モデルが用意されたのも本モデルからで、プレミアムセグメントにおいても環境性能に優れた小排気量モデルが用意された。
それでも最上級のRX450hでは、V6 3.5L ハイブリッドの2GR-FXE型を搭載し、環境性能とプレミアムイメージ、出力パフォーマンスの全てを満足させるグレードが用意されている。
RX 従来型4代目モデルから、ダウンサイジングターボエンジン搭載、しかしV6は継続
そして、RXシリーズは2015年にフルモデルチェンジされ、従来型の4代目(AL20型)となった。フロントデザインは現行レクサスのファミリーフェイスとしても浸透した、シングルフレームタイプのスピンドルグリルが採用された。
V6 3.5Lハイブリッドを搭載するRX450hは、2GR-FXS型の採用となり、環境性能、出力パフォーマンスともに進化を遂げた。
さらに、同ハイブリッドシステム搭載車は、3列シートロングボディのRX450hLも用意された。
一方で、4気筒モデルは、ダウンサイジングターボエンジンを搭載。RX200tと、後のRX300では、直4 2.0Lターボの8AR-FTS型を搭載し、小排気量ながらもラインアップの中でも存在感が示された。
2019年にはマイナーモデルチェンジを受けて後期型に切り替わっている。
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RXだけではない、レクサスSUVが続々新型にフルモデルチェンジ
そんななか、レクサスのクロスオーバーSUV群では、新世代モデルへの切り替えが活発となっている。
2021年はNXシリーズのフルモデルチェンジが実施され、GA-Kプラットフォームの採用で基本性能を向上させている。また、PHEVモデルのNX450h+をラインアップさせることで電動化イメージも強めている。その後、2022年になってからは、フラグシップSUVのLXシリーズがフルモデルチェンジを受けて日本発売となった。
RXシリーズにおいては、2021年に特別仕様車の発売があったものの、年次改良、一部改良は実施されなかった。これまでフルモデルチェンジを控えての販売体制が整えられてきた。
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次期RXは、新型NXと共通プラットフォームとなるGA-Kを採用
レクサスのクロスオーバーSUVは、小さい方からUX、NX、RX、LXとラインアップされている。最小のUXシリーズはGA-Cを採用し、トヨタブランドのC-HRやカローラクロスのほかプリウスなどとプラットフォーム共用の関係にある。
また新型NXシリーズは、GA-Kの採用となり、ESシリーズのほか、トヨタのRAV4やハリアーなどとプラットフォーム共用される。
さらに新型LXシリーズは、新型ランドクルーザー300系と共通となるGA-Fプラットフォームが採用された。
こういったなか、RXシリーズは、新型NXシリーズと共通のGA-Kプラットフォームをベースに開発が進められてきた。
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レクサスRX フルモデルチェンジ まとめ
まとめ更新日: 2024/03/18
- 2022年11月18日、日本仕様フルモデルチェンジ発売
- RX350(2.4L-T AWD/FF)
- RX350h(2.5L HEV E-Four/FF)追加発売 2023年7月
- RX450h+(2.5L PHEV E-Four)
- RX500h(2.4L-T HEV DIRECT4)
- GA-Kプラットフォーム採用
- V6モデル廃止
- 一部改良で12.3インチ液晶メーターの採用期待
レクサス RX350h 画像 2023年7月
新型RX 主要諸元
( )括弧内は従来型比
全長 | 4,890(±0)mm |
全幅 | 1,920(+25)mm |
全高 | 1,700~1,705(-5~-10)mm |
ホイールベース | 2,850(+60)mm |
パワートレーン |
2.4L直列4気筒ターボハイブリッドシステム[AWD] 2.5Lプラグインハイブリッドシステム[AWD] 2.5L直列4気筒ハイブリッドシステム[FF/AWD] 2.4L直列4気筒ターボ[FF/AWD] |
タイヤサイズ | 235/50R21 |
車両重量 | 1,870~2,160(-20~+20)kg |
RX500h/RX450+/RX350 メーカー希望小売価格
エンジン | トランスミッション | 駆動 | 価格 (10%消費税込み) |
旧価格 (10%消費税込み) |
||
RX500h | “F SPORT Performance” | T24A-FTS | Direct Shift 6AT | AWD | 9,010,000 | 9,000,000 |
RX450h+ | “version L” | A25A-FXS | 電気式無段変速機 | AWD | 8,720,000 | 8,710,000 |
RX350h | “version L” | A25A-FXS | 電気式無段変速機 | 2WD(FF) | 7,580,000 | – |
AWD | 7,960,000 | – | ||||
RX350 | “version L” | T24A-FTS | Direct Shift-8AT | 2WD(FF) | 6,660,000 | 6,640,000 |
AWD | 7,070,000 | 7,050,000 | ||||
“F SPORT” | AWD | 7,070,000 | 7,060,000 |