スバルは新型電気自動車「ソルテラ」の日本価格を発表した。
新型ソルテラの消費税10%込み車両本体価格は、
標準グレード「ET-SS」が18インチホイールを装備し、FWDが594万円、AWDが638万円。
上級グレード「ET-HS」は20インチホイールとAWDのみの設定で682万円となる。
ソルテラとbZ4Xの違いは、価格、EV補助金、外装、内装、パドルスイッチ、乗り心地、パワーモード
ソルテラよりも先に日本仕様が発表されたトヨタ・bZ4Xとは姉妹車種の関係になるが、bZ4Xはリース販売に限られ、車体参考価格としてFWDが600万円、AWDが650万円と発表されていた。
ソルテラの販売スタイルは、現金一括や分割払いによる従来的な方法が提供され、受注開始は2022年5月12日としている。EV補助金も購入者が受け取ることになるだろう。
新型ソルテラのボディサイズは全長4690mm×全幅1860mm×全高1650mm、ホイールベースは2850mmとなる。グローバル市場でも受け入れられやすい、中型SUVのボディスタイルに仕上げられている。
ソルテラとbZ4Xは、スバルとトヨタが共同開発した電気自動車
ソルテラとbZ4Xは、スバルとトヨタが互いに技術者を出し合って共同開発されたモデルで、いずれもトヨタの元町工場にて生産される計画となっている。
ソルテラの初年度計画台数は150台/月となっており、bZ4Xの年間5000台という計画と比較して、割当台数は少ない。
ソルテラはアイサイト採用ならず、「SUBARU Safety Sense」を搭載
安全運転支援システムについては、スバルのアイサイトの採用が期待されたが、これは実現しなかった。BEVとのマッチングを考慮した、安全機能「SUBARU Safety Sense」が搭載され、これはトヨタ側の「TOYOTA Safety Sense」をベースとしたものとなる。
一方で、AWD技術に関しては「X-MODE」が採用されており、スバル側の技術を使った優れた悪路走破性が備わる。
ソルテラはパドルスイッチで回生ブレーキの強弱コントロール、パワーモードでダイレクトなレスポンス
ソルテラのET-SS AWD車とET-HSには、bZ4Xには装備されない機能が備わり差別化される。その一つがステアリング両脇に付けられたパドルスイッチで、これにより回生ブレーキの強弱コントロールが可能となる。さらにドライブモードは「パワーモード」が加わり、よりダイレクトなレスポンスが愉しめる。全車に設定される「ノーマルモード」と「エコモード」と合わせて3つのモード選択が可能となる。
ソルテラの主要諸元
グレード | ET-SS | ET-HS | ||
駆動方式 | FWD | AWD | AWD | |
全長×全幅×全高 (mm) | 4,690×1,860×1,650 | |||
室内長 (mm) | 1,940 | |||
室内幅 (mm) | 1,515 | |||
室内高(mm) | 1,160(ノーマル/ソーラールーフ仕様) | |||
1,145(パノラマムーンルーフ仕様) | ||||
乗車定員(人) | 5 | |||
ホイールベース(mm) | 2,850 | |||
最小回転半径(m) | 5.6 | |||
最低地上高(mm) | 210 | |||
車両重量(kg) | 1,910 | 2,000~2,020 | 2,030~2,050 | |
車両総重量(kg) | 2,185 | 2,275~2,295 | 2,305~2,325 | |
一充電走行距離(WLTCモード)(km) | 567 | 542 | 487 | |
モーター | 種類 | 交流同期電動機 | ||
最大出力(フロント)(kW) | 150 | 80 | 80 | |
最大出力(リヤ)(kW) | – | 80 | 80 | |
最大出力(システム)(kW) | 150 | 160 | 160 | |
動力用電池 | 種類 | リチウムイオン電池 | ||
総電力量(kWh) | 71.4 | |||
総電圧(V) | 355 | |||
DC充電器最大出力(kW) | 150 | |||
ステアリング | ラック平行式電動パワーステアリング | |||
サスペンション形式 [前/後] | ストラット式コイルスプリング/ダブルウィッシュボーン式コイルスプリング | |||
ブレーキ [前/後] | ベンチレーテッドディスク/ベンチレーテッドディスク | |||
タイヤサイズ | 235/60R18 | 235/60R18 | 235/50R20 |