日産サクラのフルモデルチェンジはない? 次期型に期待される航続距離・電池・生産体制
日産サクラのフルモデルチェンジがいつ実施され、どこが変わるのか。軽EVの買い替えや買い増しを考えている人にとって、いちばん気になるところです。
サクラは、2019年10月の東京モーターショーで発表された軽EVコンセプト「IMkコンセプト」から生まれた初代です。2022年5月から2026年6月までの国内累計販売台数は101,018台で、暦年の国内EV販売台数は4年連続でNo.1です。生産終了や販売終了を示す公式情報も出ていないため、サクラは次期型が用意される側のモデルだと考えられます。
次のサクラには、航続距離の拡大と電池コストの引き下げが期待されています。現行型は2026年4月にフロントまわりを刷新する大幅な改良を受けたため、この先もしばらく販売が続くと考えられます。
もっとも、日産はフルモデルチェンジの時期を明らかにしていません。次期サクラそのものについての新しい公式資料も、2026年8月31日の時点では出ていません。
会社全体の計画としては、日産が2026年4月14日の長期ビジョンで、モデル数を56車種から45車種へ絞り込み、そのぶん車種ごとのパワートレインの種類を増やす方針を示しました。日本市場では2028年度以降にコンパクトカーシリーズを新たに投入し、2030年度までに55万台を売る目標も掲げています。ただしこの資料に軽EVやサクラの記載はなく、ここから次期サクラの中身を読み取ることはできません。
なお、このコンパクトカーシリーズはノートなどBセグメントの登録車を指し、軽自動車は含まれないと予想されます。日産が対象の車種区分を示していないため、次期サクラがここに入るかどうかは分かりません。
一方、サクラという車そのものに向けては、電池と生産をめぐる計画がいくつも公表されてきました。ただし、それらがそのまま進んだわけではありません。
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次期サクラ向けの新型LFP電池工場は2025年5月に建設中止、約3割のコスト削減を見込んだ北九州の量産計画は白紙に
その一つが、新しい電池を作る工場を建てるという計画でした。
日産は2025年1月22日に福岡県と北九州市との間で立地協定を結び、北九州市若松区の響灘地区へ新型のLFP(リン酸鉄リチウムイオン)電池工場を建設する計画を進めていました。2025年度中の着工と2028年度中の量産開始を目指し、次期型サクラなど軽自動車BEV向けの新開発電池を生産する中核拠点と位置付けていました。
原材料は東南アジア由来のものを日本企業から調達する想定で、現行サクラ用のリチウムイオン電池に比べて約3割のコスト削減を見込んでいました。軽EVでいちばん高くつく部品を安く作り直す計画だったわけです。
ところが2025年5月9日、エスピノーサCEOがこの工場の建設中止を発表しました。経営再建に伴う事業計画の見直しの一環です。北九州で新型電池を量産するという計画は、これで白紙に戻りました。
電池をどこでどう作るのかが決まらなくなると、車体をどこで作るのかというもう一方の計画にも影響が及びます。
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次期サクラを日産自動車九州で生産する検討は2024年3月に報じられた、現行型の生産は三菱自動車の水島製作所
その車体の生産についても、次期型は現行型と違う場所で組み立てられるという見方が出ていました。
現行型サクラの生産工場は三菱自動車の水島製作所です。両ブランドの他の多くの軽自動車と同じ設備で作られており、軽EVの量産コストを抑えるうえで大きな意味を持ってきました。
これに対し、次期軽EVを日産自動車九州で生産する検討が進んでいることが、2024年3月にロイターによって報じられました。北米向けローグを生産するラインの転用が候補とされ、NMKVによる共同開発は継続すると伝えられています。
ただしこれは1社の報道が起点で、日産が生産拠点を決めたと発表したわけではありません。電池工場の建設中止のあと、この移管の検討がどうなったのかを示す公式発表も出ていません。
つまり次期サクラは、電池の調達先と車体を作る場所を一体で組み直す必要がある状態にあります。
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次期サクラに期待されるのは航続距離の拡大と電池コストの引き下げ、両側電動スライドドアのような使い勝手
こうした組み直しが必要な状態を踏まえたうえで、買う側は次のサクラに何を望んでいるのでしょうか。望まれていることは、大きく三つに整理できます。
一つめは航続距離です。現行型はWLTCモードで最大180kmを走ります。街乗り中心なら足りる数値ですが、軽EVの競合にはWLTCモードで320kmを走るモデルも現れました。次期型がこの数値をどこまで伸ばすのか、日産はまだ何も示していません。
二つめは電池のコストです。中止になった北九州の工場計画は、現行サクラ用のリチウムイオン電池に比べて約3割のコスト削減を見込むものでした。同じ水準の引き下げが別の形で実現すれば、車両価格を下げる余地が生まれます。中止後の調達先について、日産からの説明はまだありません。
三つめは使い勝手です。競合の軽EVには両側の電動スライドドアを備えるモデルがあり、小さな子どもの乗り降りや狭い駐車場での使いやすさで差がつきます。次期サクラにも同じような装備が用意されることが期待されます。ボディタイプや装備について日産の説明はまだありません。
スライドドア付きの軽EVについては、2025年にフルモデルチェンジした新型ルークスをベースにした軽BEVが加わることを望む声もあります。ただし、これを投入するという日産の発表は確認できていません。
この三つは、無いものねだりではありません。同じ軽EVの枠のなかで、すでにこの水準を満たした車が発売されています。
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ライバルのBYD RACCOは2026年7月に発売、214万5000円からでWLTCモード最大320km
その一台がBYD RACCO(ラッコ)です。BYDは2026年7月28日に、この軽BEVの国内販売を開始しました。
WLTCモードの一充電走行距離は、RACCO 200が210km、300 Plusと300 Premiumが320kmです。両側電動スライドドアを備えるスーパーハイトワゴンで、軽EVで長く走ることと、後席の乗り降りのしやすさを同時に成立させています。
価格は税込みで、RACCO 200が2,145,000円、300 Plusが2,398,000円、300 Premiumが2,497,000円です。CEV補助金は全グレード15万円と報じられています。
売れ行きも出ています。BYDは2026年8月10日に、発売から2週間で受注1000台超と発表しました。グレード別の内訳は300Premiumが80.0%、300Plusが14.0%、200が6.0%で、航続距離の長い上位グレードに注文が集まっています。
もっとも、こうした望みに応える手立ては、車両そのものを新しくすることだけではありません。日産は、電気を外から入れるのではなく屋根で作るという方向でも、サクラを使った提案を見せています。
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サクラ向けソーラールーフ拡張「Ao-Solar Extender」は年間最大約3000km相当を発電
サクラまわりのトピックとして、車両本体とは別の角度から注目されているのが、ソーラールーフ拡張ユニット「Ao-Solar Extender」です。ジャパンモビリティショー2025の主催者プログラム「Tokyo Future Tour 2035」で発表されたこのシステムは、サクラ向けに提案された新しい発電デバイスです。サクラという車名が持つ桜と、青を意味するAoのイメージを重ね合わせたようなコンセプトになっています。
Ao-Solar Extenderは、ルーフ上に伸縮式のソーラーパネルを搭載し、駐車時や停車中にパネルを展開することで発電する仕組みを採用しています。走行していない時間を有効活用して電力を蓄えることで、年間最大約3000km相当の走行に必要な電力量を賄えるとされています。これは、毎日の近距離移動であればかなりの割合をソーラー発電でカバーできる計算になり、軽EVとの相性が非常に良い技術です。
現段階ではショー展示や技術デモのフェーズにとどまっています。ただ、EVの航続距離不安をバッテリー大型化だけで解消するのではなく、再生可能エネルギーとの組み合わせで補っていく方向性を示す技術として、サクラの世界観を広げる象徴的なアイテムになっています。
これはサクラ本体のフルモデルチェンジとは別軸の話です。ただし、今後のサクラやルークス派生軽BEVを含めた日産の軽EV戦略を考えるうえで、Ao-Solar Extenderのような周辺技術がどう位置付けられていくのかも注目ポイントと言えそうです。
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日産サクラは2026年4月にマイナーチェンジ、Sは244万8600円へ8万8000円の値下げ
日産は2026年4月9日、マイナーチェンジを予定していたサクラのデザインをホームページで先行公開しました。フロントまわりを大きく見直し、新型リーフを思わせる表情へ切り替える内容です。
正式な発表は2026年4月16日です。同日から全国の日産の販売会社で注文を開始し、発売は本年夏を予定と案内されました。改良後のモデルは発売しましたが、発売日を告げる日産の追加リリースは2026年8月30日の時点で確認できないため、具体的な日付までは分かりません。
価格は消費税込みで、Sが2,448,600円、Xが2,599,300円、Gが2,998,600円です。2024年6月4日発売の一部仕様向上時と比べると、Sは2,536,600円から8万8000円下がり、Gは3,082,200円から8万3600円下がりました。Xは2,599,300円で据え置き、そのぶん装備を標準化しています。
全グレードが令和7年度補正予算の「クリーンエネルギー自動車導入促進補助金」58万円の対象です。この補助金を使った実質購入価格は、消費税込みで約187万円からになります。
姉妹車の三菱eKクロスEVも、2026年6月18日に一部改良が発表され、6月25日から全国の系列販売会社で販売が始まりました。フロントマスクを中心にデザインを刷新し、AC100V・1500Wのアクセサリーコンセントを新設定して、価格は2,446,400円からです。
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日産サクラはG・Xにボディ同色カラードグリルとカッパー色バンパーを採用、新色「水面乃桜-ミナモノサクラ-」を含む全10色
デザイン変更の中心はフロントフェイスです。G・Xグレードでは、ボディカラーと同色のカラードグリルを採用し、カッパー色をあしらった新デザインのフロントバンパーを組み合わせました。15インチアルミホイールは水引のテーマを継承しつつ、大きくダイナミックなデザインへ変更しています。Gではこの15インチアルミホイールが標準になりました。
ボディカラーは、日産初採用の新色「水面乃桜-ミナモノサクラ-」とスターリングシルバーの2トーンカラーを始め、全10種類がそろいます。水辺に咲く桜が水面に映る情景を映しこんだという新色は、派手さで押すのではなく、落ち着いた華やかさで見せる色です。
内訳はモノトーンが5色、2トーンが5種類です。モノトーンはホワイトパール、ソルベブルー、ブラック、S専用のスターリングシルバー、X・G専用で新設定のセラドングリーンです。2トーンはホワイトパール/ブラックとソルベブルー/ブラックが基本になります。さらに、X・G専用のセラドングリーン/ブラック、G専用のフローズンバニラパール/スターリングシルバーと水面乃桜-ミナモノサクラ-/スターリングシルバーがそろいます。
あわせて、「SAKURA」のロゴエンブレムの下に装着されていた「100%ev」のロゴデカールが廃止されました。
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日産サクラは100V AC電源1500Wを2ヶ所に設定、Xへアラウンドビューモニターと前席ヒーター付シートを標準化
外観以外にも手が入っています。100V AC電源(1500W)は、ラゲッジルームとインストルメントパネルの2ヶ所へメーカーオプションとして設定されました。災害時や企業のBCP対策で、移動できる給電車として活用できます。
充電まわりでは、充電ポートリッドや充電コネクタにいたずらを防止するためのロック機構が追加されました。あわせて接近時アンロック機能、降車時オートロック機能、後席リマインダーも装備しています。
室内では、助手席側にカップホルダーを追加し、エアコンの風向性能を改良しました。ドライブモードスイッチも使いやすい位置へ移設しています。
グレード別では、Xにインテリジェント アラウンドビューモニター、前席ヒーター付シート、ステアリングヒーターが標準装備になりました。Xの価格が据え置かれたぶん、装備の面では分かりやすく充実しています。
Sは、バックビューモニターなど日常使いに十分な標準装備を備えつつ、求めやすい価格設定として多くの人が選びやすいラインアップにしたグレードです。発売当初はビジネス向けだったため一般ユーザー向けのカタログに掲載されていませんでしたが、このマイナーチェンジを機に掲載されるようになりました。ドアトリムクロスを省くことで価格を引き下げています。日経クロステックは、これまで法人向けだったSグレードを一般ユーザーへ広げる位置づけと報じました。
2026年4月の改良で日産が狙うのは、軽のガソリン車から乗り換える顧客の獲得です。
設定が変わった装備もあります。軽自動車初として採用されていた「プロパイロット パーキング」は、2026年4月のマイナーチェンジでメーカーオプション設定が廃止されました。
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日産サクラは改良後も通常の注文受付が続き、2026年8月28日時点の工場出荷時期目処は1〜2ヶ月程度
改良後も注文は通常どおり受け付けられています。2026年8月30日時点で通常受注が続いており、受注停止や即日オーダーストップを示す公式情報は確認できません。日産公式Webカタログの掲載価格もS 2,448,600円/X 2,599,300円/G 2,998,600円で、改良後の価格になっています。
納期の目安は日産が公開している工場出荷時期の一覧で確認できます。2026年8月28日時点の日産サクラは1〜2ヶ月程度です。実際の納車時期は販売店の状況によって異なると注記されています。
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サクラに一部仕様向上を実施 2024年6月4日 発売
日産は「サクラ」と「サクラ 90th Anniversary」の一部仕様向上を実施しました。発売日は2024年6月4日となります。
「サクラ」は2年連続で電気自動車(EV)販売台数No.1を獲得しており、環境負荷低減やBCP対策を目的とした法人や自治体にも多く採用されています。今回の仕様向上では、XグレードとSグレードにバックビューモニターとディスプレイ付自動防眩式ルームミラーが標準装備されました。また、Gグレードには助手席にもヒーター付シートが標準装備されました。また、EV専用NissanConnectナビゲーションシステムにAmazon Alexaが搭載され、新しいボディカラーとしてシルキーライラック/チタニウムグレーの2トーンが追加されました。
充実された装備に伴う値上げも実施されており、値上げ幅は41,800~50,600円です。
新型サクラ 消費税込み価格表(2024年6月4日 発売)
| 旧価格(円) | 新価格(円) | 値上げ(円) | |
| S | 2,493,700 | 2,536,600 | 42,900 |
| X | 2,548,700 | 2,599,300 | 50,600 |
| G | 3,040,400 | 3,082,200 | 41,800 |
| X 90周年記念車 | 2,658,700 | 2,709,300 | 50,600 |
これらの価格は、国からの補助金によりさらにお求めやすくなります。2024年5月30日時点で、日産サクラは令和5年度補正予算のCEV補助金対象車です。エントリーモデルのSは 2,536,600円となりましたが、実質負担額として200万円未満が維持されました。さらに、ランニングコストによる経済性メリットも大きいです。
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「サクラ 90th Anniversary」発売、日産創立90周年モデル 2023年12月
日産は、創立90周年を記念して「サクラ 90th Anniversary」を2023年12月19日に発売しました。
この特別なモデルは「X 20kWh」2WDをベースにしています。外観においては、カッパーカラーのルーフサイドステッカーが特徴的であり、スタイリッシュなイメージを高めています。
ブラックカラーのドアミラーにはカッパーストライプがデザインされており、エレガントさを加えています。
専用の14インチブラックアルミホイールが取り付けられており、洗練された外観を演出しています。内装においても「90th Anniversary」モデルならではのこだわりが見られます。
シートには「90th Anniversary」専用素材として「テーラーフィット」という合成皮革素材が採用されています。「テーラーフィット」素材はナッパレザーに似た触感を持ちながら、高い耐久性を誇ります。
「サクラ 90th Anniversary」は、その外観と内装の特別なデザインで、日産の90年の歴史を象徴するモデルとなっています。
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サクラと、姉妹車種eKクロスEVが、「カー・オブ・ザ・イヤー」などを受賞
日産は、2022年発売の新型軽自動車EV「サクラ」が、2022-2023「日本カー・オブ・ザ・イヤー」と「K CARオブ・ザ・イヤー」を受賞したことを、2022年12月8日に発表しました。
いずれも姉妹車種「三菱・eKクロスEV」との同時受賞となります。
サクラは、維持コストが比較的小さい軽自動車規格を採用しており、補助金による効果はあるもののガソリン車と大きく変わらない車両購入負担額が実現されています。
このことにより、一般的なユーザーにとってもバッテリーEVの所有が現実的なものとなりました。さらに、電気モーターを使用した走行性能についても、従来のガソリンエンジン搭載の軽自動車を上回っています。
これに加え、安全運転支援システムや運転支援機能を備えていることも高く評価されています。
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サクラと、姉妹車種eKクロスEVが、「RJCカーオブザイヤー」を受賞
2022年11月には、「サクラ」と「eKクロスEV」の両モデルが「RJCカーオブザイヤー」を受賞しました。
これらのモデルは、EVの普及促進に弾みをつけるものとして評価されました。
次点には「スズキ・アルト」が選ばれ、軽自動車が高く評価されたことが分かります。
さらに、「サクラ」と「eKクロスEV」に搭載されている「軽EVの電動化技術」が「RJCテクノロジーオブザイヤー」を受賞しました。
これに加えて、3位には「マツダ・CX-60」の「縦置きパワーユニットに対応したSKYACTIVマルチソリューションスケーラブルアーキテクチャー」がランクインしました。5位には「日産・エクストレイル」の「第2世代e-POWER、VCターボ、e-4ORCE」が入りました。
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サクラの車両本体価格、発売時初期モデルの実質負担額は170万円台から
サクラは発売時には実質負担額として170万円台を実現していました。
発売時のエントリーグレード「S」の消費税込み車両本体価格は233万3100円で、
55万円とされる国からの補助金を差し引くと、実質負担額は170万円台となります。
また、普及グレードとして用意された「X」の発売時の価格は239万9100円で、実質負担額180万円台が実現され、販売比率約61%の最も人気のあるグレードとなっていました。
なお、自治体によっては実質負担額がさらに安くなるケースもありました。
最上級グレードの「G」には、プロパイロットやアラウンドビューモニターなどの日産の人気装備のほか、EVでは特に冬季に望ましいステアリングヒーターや運転席シートヒーターも搭載されていました。
発売時初期価格は消費税込みで294万0300円であり、実質負担額は230万円台となり、販売比率約36%の2番人気のグレードでした。
サクラのバッテリー容量は20kWhで、センタートンネルに搭載されます。
WLTC航続距離としては180kmです。
装備面では、緊急停止支援システム付プロパイロットが採用されており、
プロパイロット走行中にドライバーの異常を検知すると緊急停止が行われます。
また、プロパイロットパーキングも採用されています。
インパネは全面ファブリック仕上げとなっており、統合型インターフェースディスプレイを採用しています。
さらに、水引をモチーフとしたデザインが各所に採用されています。
ボディサイズは全長3395mm、全幅1475mm、全高1655mm、ホイールベースは2495mmとなります。
ボディカラーには、日本の四季を表現したものが含まれています。
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SAKURA e-share mobi KYOTO CONCEPT 2023年1月、2月
日産の軽自動車EV「サクラ」のカーシェア向けコンセプトモデルが、東京オートサロンに続き、大阪オートメッセ2023でも出品された。
自動車部品の供給不足が続くなか、発売からわずか半年のサクラも値上げの対象となった。また、令和4年度CEV補助金期限については受付が終了しており、続く令和5年度CEV補助金について準備が進められている状況となっている。
そんななか、発表された「SAKURA e-share mobi KYOTO CONCEPT」は、カーシェアリングサービスの利用促進を促すモデルとしても注目された。実際に「NISSAN e-シェアモビ」を取り扱う「A PITオートバックス京都四条」での配備が計画されている。
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軽EV【サクラ】値上げ 約10~16万円&受注再開 2022年12月22日
2022年12月22日に発表された「サクラ」の値上げの内容は以下の通り。
新価格は、Sグレードが約16万円アップの2,493,700円、Xグレードが約15万円アップの2,548,700円、Gグレードが約10万円アップの3,040,400円に設定された。
なお、サクラはオーダーストップの措置が取られていたが、受注受付についても同日に再開された。
発売から半年あまりのタイミングでの値上げとなり、これに伴う仕様向上なども発表されていない。つまり、納車待ちを含めて、初期モデルの契約ユーザーが、お買い得だったことになる。
日産は、今回の値上げについて、世界的な原材料費や物流費などの高騰を理由として挙げている。
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「日産サクラ」全国希望小売価格(消費税込み)2022年12月22日改定
| グレード | 価格(円) | 差額 | |
| 2022年6月発売時 | 2022年12月値上げ | ||
| S | 2,333,100 | 2,493,700 | 160,600 |
| X | 2,399,100 | 2,548,700 | 149,600 |
| G | 2,940,300 | 3,040,400 | 100,100 |
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新型サクラも対象、EV補助金の補正予算が閣議決定された、2022年11月中旬頃の予算消化時期も隙間ない支援
「SAKURA」のこれまでの月間販売台数の推移を見てみると、2022年7月 3319台、8月 3523台、9月 4247台、10月 1880台となっており、直近の10月での台数減少が目立つ。この理由は、自動車部品の供給不足によるものだけではなく、経済産業省によるCEV補助金(クリーンエネルギー自動車導入促進補助金)の予算消化時期が迫っていたことで、納車が控えられていたこともありそうだ。
経済産業省によると、CEV補助金は11月中旬を目処に、予算終了となることが見込まれていた。しかし、これも補正予算が11月8日に閣議決定されたことで、CEV補助金の隙間ない支援を受けることが可能となった。11月以降の「SAKURA」の販売台数は大きく回復しそうである。
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サクラの納期は最長2023年秋頃に、2月のCEV補助金の初度登録日の期限が経過
また、経済産業省からの55万円のCEV補助金(軽EV)は、補助対象となる車両の初度登録(初度検査届出)日が令和5年(2023年)2月17日までという期限も設けられている。サクラの納期の最長は2023年秋頃に達していると想定され、既にこの期限を経過している。この期限以降の登録日で、補助金を受け取れるかどうかは、来年度の予算次第ということになっている。
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日産サクラの主な特徴、20kWhバッテリーで最高出力47kWとWLTCモード180km
「日産サクラ」主要諸元表(2026年4月のマイナーチェンジ後)
| バッテリータイプ | リチウムイオンバッテリー |
| バッテリー総電力量 | 20kWh |
| 最高出力 | 47kW |
| 最大トルク | 195Nm |
| 最高速度 | 130km/h |
| 航続距離(WLTCモード) | 最大180km |
| 充電時間*9 | 普通充電:8時間 (バッテリー残量警告灯点灯位置~100%) 急速充電:約40分 (バッテリー残量警告灯点灯位置~80%) |
| 全長 | 3395mm |
| 全幅 | 1475mm |
| 全高 | 1655mm |
| ホイールベース | 2495mm |
| 車両重量(モデル、装備により異なります) | 1070kg-1090kg |
| 荷室寸法 | 107L |
| 乗車定員 | 4名 |
力強くスムーズな走行性能
最大195Nmのトルクを発揮するモーターと、高度な制御技術により実現したすばやくなめらかな加速により、高速道路の合流も無理なくスムーズに行うことができる。また、モーターの構造を最適化することにより、軽自動車としては最高水準の静粛性を実現。軽自動車ならではの小回り性能(最小回転半径4.8m)とあわせて、日常のあらゆるシーンで快適に運転することができる。さらに、低重心化により車体の安定性を高め、段差通過時などにおいても高い乗り心地性能が提供される。
ドライブモードは「Eco」「Standard」「Sport」の3つから選ぶことができ、シーンに合わせたドライブを楽しむことができる。また、アクセルペダルだけで車速を自在にコントロールできるe-Pedal Stepの搭載により、加減速を繰り返す市街地走行、なめらかな減速が必要な雪道などでの運転が、さらに快適で楽しいものとなった。
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最先端のe-パワートレイン
「日産サクラ」は、「日産リーフ」にも搭載している最先端のリチウムイオンバッテリーを搭載。搭載効率を高めるユニバーサルスタック構造により、広い室内空間を確保しながらも、最大180km(WLTCモード)と、日常生活に十分な航続距離を確保するとともに、高い信頼性が実現される。
また、EVバッテリーに蓄えた電気を自宅へ給電することで、家庭の電力として使用することも可能。もしもの時には「走る蓄電池」となり、非常時には約1日分の電力を賄うことができる。
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軽自動車初搭載の先進装備
高速道路の単一車線での運転支援技術「プロパイロット」を採用した。さらに、駐車時にステアリング、アクセル、ブレーキ、シフトチェンジ、パーキングブレーキのすべてを自動で制御する「プロパイロット パーキング」を軽自動車において初搭載した。街中から高速道路、さらには駐車場に至るまで、先進技術が運転をサポートする。
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上質で洗練されたデザイン
エクステリア
- 静けさの中に潜む力強さを全体で表現しながら、次世代の日産らしさを感じさせるフロントフェイスと光るエンブレムを採用し、落ち着いた大人の雰囲気を感じさせるエクステリアデザインに仕上げられた。
- 軽自動車初となるプロジェクタータイプの3眼ヘッドランプを採用した先進的でエレガントな薄型ヘッドライトの光が夜道でも安心なドライブがアシストされる。また、バックドアには格子をヒントにしたワイドなLEDリヤコンビネーションランプが搭載され、テールランプ全体が美しく光る。
- タイヤホイールには、日本の伝統美を感じさせる水引からインスピレーションを受けたデザインのアルミホイールを採用し、足元のアクセントとして車全体にシックな印象が与えられる。
- 充電ポートは車両の右後ろに設置し、夜間でも簡単に充電が出来るよう、充電ポートリッドを開くとライトが点灯する。
- ボディーカラーには四季の彩りを想起させる2トーンのシーズンズカラー4色をはじめ、全15色が用意された。
インテリア
- インターフェースには7インチのアドバンスドドライブアシストディスプレイ採用のメーターと、大画面の9インチナビゲーションの2つのディスプレイが水平方向にレイアウトされた。ドライバーの視線移動に合わせた形状にすることで、使いやすく、見やすい設計となっている。また、NissanConnectナビゲーションシステムでは充電を考慮したルート設定機能や緊急時のSOSコール、Apple CarPlayワイヤレス接続など、カーライフを快適にする多彩な機能が用意される。
- 高品質なファブリックを広範囲にしつらえ、シートには座り心地の良いソファデザインを採用することで、ワンランク上の品質感が提供される。またカッパー色のフィニッシャーを水平ラインに配置することで、室内をモダンで広がりのある空間へ仕立てられた。
- 飲み物のぐらつきを軽減するホールド力の高いカップホルダーやスマートフォンや財布などの小物が置ける横長のインストセンターロアトレイなど、日常のあらゆるシーンにお使いいただける豊富な収納スペースが用意された。
- ステアリングにはスポーティーさを演出する2本スポークステアリングを搭載。プレミアムインテリアパッケージ(メーカーオプション)では本革巻ステアリングが採用される。
- インテリアカラーは定番のブラック、明るく開放感のあるベージュ、ブラックを基調にベージュシートを搭載したプレミアムインテリアの3種類が用意された。
新型サクラの発売日は「2022年夏」の予告、予想発売日は6月
「日産サクラ」は2022年夏の発売が公表された。クリーンエネルギー自動車導入促進補助金を活用した場合の実質購入価格は、約178万円(消費税込み)からとなる予定となっている。またウェブサイト「SAKURA shopping navi」では、自宅からでも契約できるオンライン注文などが用意される。
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新型サクラの生産は水島製作所で行われる、三菱eK クロス EVの姉妹車種も設定
新型SAKURAをはじめとする、新型軽自動車EVは岡山県の三菱自動車工業 水島製作所(NMKV社)で生産され、日産と三菱の両ブランドから発表された。
同製作所は2009年から2021年にかけて販売された軽EV「三菱・アイミーブ」を生産してきた実績がある。2020年夏頃から総額約80億円に及ぶ設備投資を行い、実質的な後継モデルとなる「日産・サクラ」と「三菱・eK クロス EV」の生産準備をこれまで整えてきた。

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新型サクラの航続距離はWLTCモード180kmに仕上げられた、軽自動車としての日常走行に対応
新型サクラのスペックは、バッテリー容量が20kWhで、WLTC航続距離は180kmとなった。
サクラの前身となるモデルは、2019年の東京モーターショーで「IMkコンセプト」として発表されていた。EVであることはもとより、軽自動車の枠を超えた高級感のある内外装においても注目を集めた。

一方で、三菱ブランドの姉妹車種は、クロスオーバーSUVスタイルに整えられた。東京オートサロン2022の三菱ブースでは「K-EV concept X Style」が出展され、そのデビュー時期として、日産の新型軽自動車EVと同じ「2022年度初頭」が予告されていた。
「K-EV concept X Style」は、現行ekクロスをEV化させた程度のコンセプトモデルであったが、今回発表された市販型も大差ないエクステリアデザインに仕上げられた。日産ブランドのサクラは専用エクステリアが与えられたわけだが、三菱ブランドのeKクロスEVの販売規模は相当小さくなることが予想され、それには至らなかった。
軽自動車の上級モデルについては、これまでの日産・デイズ ハイウェイスターと三菱・eKクロスなどの例にもある通り、日産が高級プレミアム志向、三菱がSUV志向としてきた。この流れは新型軽自動車EVでも採用されることになりそう。
新型サクラと三菱の姉妹モデルの発売により、いよいよ日本のEV移行が本格化する。日本のEV販売比率は、欧州などと比べて低いと指摘されてきたが、ようやく挽回する時が来た。
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新型EVサクラ、ガソリン車からのコストアップは小さく抑えられる
2022年12月に値上げが実施された新型サクラの車両価格は、補助金を差し引いた実質負担額として、エントリーグレードでは190万円台からのラインアップが見込まれている。
近年、高くなったといわれる軽自動車であるが、それでも新型サクラと近いボディタイプの軽ワゴン車であれば、日産・デイズが約133万円からのラインアップである。上級のハイウェイスターGターボでも約165万円から用意される。また、エネルギーコストとして、ガソリン代よりも電気代のほうが幾分安くなるだろうが、走行距離が短ければ金額的なメリットは大きくはならない。
このように費用を細かく比較していけば、実はサクラの実質負担額190万円台~というのは、まだ「ガソリン車に比べてお得」とまでは言えない水準なのである。
それでも新型サクラは、従来EVと比較して手の届きやすい価格帯になることには違いない。EV化が進まない国内市場に風穴を開けることになるだろう。

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新型サクラはセカンドカーに割り切った性能でEV普及を狙う
国産EVでありながらも、実質負担額190万円台~という価格を実現できたのは、軽自動車規格の小さな車体であることに加え、バッテリー容量を20kWhと一般的なEVの半分程度かそれ未満に設定したことも大きな理由である。
フル充電からの航続可能距離はWLTCモードで180kmとなり、開発段階から日産は「安心して日常で使用できる航続距離を確保する」としてきた。これは逆に言えば、長距離走行には向かないことを意味している。航続距離を「セカンドカー」としての利用に割り切ったものとすることで、EV普及に向けての現実的な価格設定を可能とした。
また、急速充電スタンドが少ないということもEV普及に向けての課題であったが、新型サクラの場合は、ほとんどが自宅充電で賄われる範囲の走行パターンが想定される。国内のEV充電インフラが不十分であることは大きな問題とはなりにくいだろう。
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日産サクラ まとめ
まとめ更新日: 2026/09/01
サクラの次期型フルモデルチェンジ
- 次期型へは航続距離の拡大と電池コストの引き下げが期待される
- 次期型向けの北九州LFP電池工場は2025年5月9日に建設中止、電池調達と生産体制の組み直しが必要に
- 次期型を日産自動車九州で生産する検討は2024年3月に報道、その後の公式発表なし
- 競合のBYD RACCOは2026年7月28日発売、WLTCモード最大320kmで両側電動スライドドア
- フルモデルチェンジの時期は日産から示されておらず、生産終了や販売終了を示す公式情報もない
サクラ 2026年4月マイナーチェンジ
- 現行型は2026年4月16日にマイナーチェンジを発表、同日に注文を開始して発売
- 改良の中心は新型リーフ風のフロントフェイス刷新
- G・Xにボディ同色グリルとカッパー加飾、新色「水面乃桜-ミナモノサクラ-」を含む全10色
- 価格はS 2,448,600円/X 2,599,300円/G 2,998,600円、CEV補助金58万円で実質約187万円から
サクラ 2022年市販化~2024年6月 値上げ・一部仕様向上など
- 2024年6月4日一部仕様向上モデル発売
- 2023年12月19日 90th Anniversary 発売
- 2022年12月22日、わずか発売半年で値上げ(約10~16万円)
- 値上げと同日にオーダー受付を再開
- 2023年次 RJCカーオブザイヤーを受賞(2022年11月)
- 最終納期1年、2023年秋頃の見込み
- 令和5年度CEV補助金も準備中
- サクラはIMkコンセプトを出発点に2022年に市販化、国内累計101,018台で同期間の国内EV販売の約3割、4年連続でEV販売台数No.1
サクラ 画像 2025年10月
サクラ 90th Anniversary 画像 2023年12月
サクラ 90th Anniversary ジャパンモビリティショー 画像 2023年10月
サクラ画像 大阪オートメッセ 2023
サクラ画像 EV:LIVE KOBE 2022
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日産は「SAKURA(サクラ)」の商標を2021年に特許庁に商標出願
日産は、「SAKURA」の商標を特許庁に令和3(2021)年7月8日に出願している。「商品及び役務の区分並びに指定商品又は指定役務」の中には「電気自動車並びにその部品及び附属品」の文言が含まれていた。



























































































































































