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アウディA1・e-tron ロータリーエンジン搭載のレンジエクステンダーEV

アウディA1 e-tron レンジエクステンダーEV

アウディA1 e-tron

アウディA1 e-tron レンジエクステンダー
写真は、東京モーターショーで出展されたアウディA1のEVモデルであるe-tron。
e-tronは、12kWhのリチウムイオンバッテリーを内蔵し、満充電での航続可能距離は50kmを超える。
さらに、レンジエクステンダーとして、254ccシングルローターのロータリーエンジンを搭載する。
エンジンからのトルクが直接的に車軸に伝わる機構は無く、ロータリーエンジンは純粋に発電機として機能する。
リチウムイオンバッテリーはフロア下に配置され、重量配分にもこだわった設計になっている。

アウディA1 e-tronに搭載されるロータリーエンジン

アウディA1 e-tronはロータリーエンジンを搭載するが、現在ロータリーエンジンが採用される量産車は世界で唯一マツダのRX-8しかなく、これも2012年中に生産停止となることが決まっている。
ロータリーエンジンは通常のレシプロエンジンと比べて、環境性能で不利な側面が多く淘汰されつつあるが、EV車のレンジエクステンダー用の発電エンジンとして注目が高まっている。
ロータリーエンジンは小型化することが可能で、振動が少ないというメリットがあるほか、高回転域の定速回転であれば効率の高い出力が得られることから、その特性が見直されている。

アウディA1 e-tronは、ロータリーエンジンの発電機を搭載することにより、航続可能距離を250kmに延ばした。
まだ試作段階ではあるもののテスト走行できるレベルにまで完成している。
現在のところ市販化の予定はないが、次世代環境車の一つとして提案がされている。
ロータリーエンジンがEV車のレンジエクステンダーとして使われる案は、マツダの次期ロータリー車であるRX-9についても可能性として考えられている。

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過去記事(2011/12/21)

アウディA1の5ドア、スポーツバック発売日は来年夏、価格300万円程度

アウディA1スポーツバックが来年発売

3ドアのアウディA1が日本に導入されて1年が過ぎようとしている。
そんななか、このアウディA1の5ドアバージョンが登場し日本でも発売されることが決まった。
車名はアウディ A1 スポーツバック。
既にボディデザインも決まっており、先日の東京モーターショーで、ワールドプレミアを迎えた。

写真は公開されたAudi A1 Sportback。
3ドアハッチバックではボディとルーフが同色でピラーが別色のツートーンカラーの設定があったが、展示された5ドアのスポーツバックはピラーとルーフが同色の設定になっている。
アウディA1 スポーツバック

アウディA1 スポーツバック サイドビュー

アウディA1 スポーツバック リアビュー

1.4L TFSIエンジンは3ドアと同タイプ

新型のA1スポーツバックには、直噴ターボの1.4L TFSIエンジンが採用され、最大出力は122ps。
このあたりは3ドアのA1と共通だ。
5ドアになっても上級コンパクトカーらしい走りを楽しむことができる。

A1スポーツバックのボディサイズは全長3970mm×全幅1740mm×全高1440mmで、これも3ドアハッチバックと変わらない。
しかし、室内スペースは少し拡大するようだ。
トランク容量は5名乗車時で270L、リアシートを折りたためば920Lになる。

A1スポーツバックの発売日は、来年2012年の夏頃になる見込み。
価格は300万円程度からになるのではという予想が多い。
3ドア現行モデルのA1 1.4 TFSIが税込で289万円であるから、約10万円程度のアップで5ドアが買えることになる。
日本ではこのスポーツバックの方が売れるだろう。

過去記事(2011/04/28)

新型アウディA1のレビュー

新型アウディA1は小さな高級車

輸入車といえば、高級感や上質な走りに評価が高いものが多かったが、燃費性能については日本車に及ばないことがあった。
そんな中、最近は環境問題や原油価格の高騰を背景に、これまで走行性能に重点を置いてきた海外の自動車メーカーが低燃費性能を追求するようになってきた。
今回、特集するアウディA1もその一台。
高級感、優れたハンドリング性能、そして高い環境性能を備えて、コンパクトカー市場に参入してきた。
audi-a1

1.4LのTFSIエンジン搭載

VWゴルフで実績のある直噴エンジン(FSI)の技術と、最近はVWポロでも採用されているターボチャージャー(TSI)の技術、これらを組み合わせたTFSIエンジンがこのアウディA1に採用されている。
ちなみにアウディはフォルクスワーゲングループに属している。
この1.4LのTFSIエンジンは現在のところアウディブランドの車種のみに搭載されている。
低回転域からのトルクの発生が大きくて扱いやすい、さらに燃費がいいのが特徴だ。
変速機は7速Sトロニックトランスミッションを採用し、これも燃費性能向上に貢献している。

実燃費はどれぐらいか?

アウディA1の10・15モード走行燃費は19.4km/Lである。
このカタログ燃費については、例えばヴィッツの26.5km/Lと比較すると、日本車にはやや及ばない。
ただし、ユーザーからの口コミによる実燃費は街乗り12~14km/L、高速で14~16km/Lぐらいの報告が多く、これは国産コンパクトと同程度の数値と言えるだろう。
ガソリンはハイオク指定なので注意したい。

さらに、燃費性能向上のためスタートストップ システム(アイドリングストップ機構)も採用されている。

プラットフォームはVWポロ

A1-spec

アウディA1のプラットフォームは同じBセグメントカーのVWポロと共通となっている。
VWポロと車体サイズを比較すると、全長で25mm、全高で35mmポロの寸法が大きい反面、全幅は55mmもA1の方が大きい。
アウディA1がよりワイド&ローなデザイン性の高いボディであることが数値上のサイズでも想像できる。
一方、ポロは生活の道具としての完成度を追求したコンセプトで設計されている。

ホイールベースについては両車共通寸法である。
しかし、リアシートの居住性について言うと、A1は相当悪く大人の男性が座るには窮屈なものだ。
ニースペースに余裕がなく、背もたれが立っている。

ラゲッジルームは後席が比較的前方に配置されている分、コンパクトカーとしては余裕がある。
後席はダブルフォールディング可能で、実用的な部分も押さえてある。