新型【S-FR】発売いつ?2015年のコンセプト発表から再び注目、1.3L ターボ搭載、GRスターレット、コペン後継とエンジン共用か【トヨタ最新情報】

S-FR

S-FR

「S-FR」とは、トヨタが東京モーターショー2015で初公開したコンパクトサイズのFRスポーツクーペです。これは86の弟分にあたるモデルとして、多くの注目を集めました。さらに2016年の東京オートサロンでは「S-FR Racing Concept」が発表されましたが、以降の情報は途絶えており、開発が中止された噂もありました。

S-FRレーシングコンセプト

しかし、最近「S-FR」に関するインターネット検索流入が急増しています。この現象は、自動車専門誌「ベストカー」が2024年5月26日号で「S-FR」をトップ記事として取り上げたことが影響していると考えられます。

S-FR,リアコンビネーションランプ

結論から言うと、「S-FR」が市販化される可能性が再び高まっています。このあたりを詳しく見ていきましょう。

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S-FRは、GRスターレットとエンジン共用の可能性、1.3L ターボ

背景として、トヨタとダイハツは、2023年に販売を終了したトヨタ・パッソおよびダイハツ・ブーンの後継となるコンパクトハッチバックカーの開発を進めてきました。

パッソ 001

その一方で、ダイハツの認証不正問題が影響し、新型車の投入が遅れてきました。しかし、この問題からは立ち直りつつあり、型式指定の取消処分となったグランマックス トラックなどを除き、新型車の大幅な計画削減は実施されないことが見込まれます。トヨタ・パッソとダイハツ・ブーンの後継車種は、当初の計画より大幅に遅れるものの、最終的には市場に登場することになるでしょう。

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そして、パッソを後継する新しいモデルには、かつて人気を博したスターレットのモデルネームが復活することが見込まれています。これにはGRスターレットの設定があり、搭載されるのは、新開発の1.3Lターボエンジンが想定されています。GRヤリスやGRカローラの直列3気筒 1.6Lターボエンジンを基にしたダウンサイズバージョンではないかと報じられています。

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豊田章男 会長は東京オートサロン2024で、「新たなエンジン」の開発をスタートさせたことを発表しました。「新たなエンジン」とは、具体的には、この「1.3Lターボ」のことを指していた可能性があります。

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一方でダイハツは、ジャパンモビリティショー2023でVISION COPENを出品しました。軽自動車規格のオープンクーペ、COPENの後継として想定されるモデルです。エクステリアは初代型やコペン Ceroのイメージを継承しています。しかし、VISION COPENに搭載されるエンジンとしては、1.3Lサイズが第一候補になっているようで軽自動車規格から転身することになります。また、これにはターボ搭載の可能性も否定しませんでした。このエンジンユニットはGRスターレットと共通化されることが予想されます。

S-FR-headlight

そして、さらに販売規模を大きくし、採算性を含めた現実的なプランとするため、トヨタからの姉妹車種として「S-FR」が用意されるというわけです。

S-FR リアウィング

GRスターレット、次期コペン、S-FR市販型に搭載されるエンジンは1.3Lターボで共通化される可能性があります。しかし、エンジン搭載方向は異なり、FFレイアウトを採用するGRスターレットは横置き、FRレイアウトを採用する次期コペンやS-FRは縦置きになるかもしれません。

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S-FRコンセプトが東京モーターショー2015で発表

トヨタは東京モーターショー2015でS-FRコンセプトをワールドプレミアしました。このS-FRは、低価格で販売されることを目標としており、86の弟分としてのポジションも与えられています。車両価格としては当時で150万円台のスタートが想定され、全込みでも200万円以内で購入可能なFRスポーツカーとなることが期待されました。

S-FR インテリア

ボディサイズは全長3990mm×全幅1695mm×全高1320mm、ホイールベースは2480mm、車両重量は1000kg前後で、マツダ・ロードスターよりも少し小さいサイズ感です。エンジンは直4 NA 1.5Lクラス、あるいは1.2Lターボクラスの搭載が発表当時には想定されていました。ボディスタイルは古典的なハードトップ2ドアクーペで、シート配列は2+2座の4人乗り、タイヤサイズは16インチとなります。

S-FR シート

また、2015年にトヨタとマツダが提携関係を結んでから間もなくの発表だったため、ロードスターからの部品流用でコストダウンされるのではという推測もありました。

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S-FR Racing Concept が 東京オートサロン2016、大阪オートメッセ2016で公開された

S-FR レーシングコンセプトが2016年の東京オートサロンと大阪オートメッセで公開されました。

S-FR レーシング コンセプト フロントグリル

ボディサイズは、全長4,100mm、全幅1,735mm、全高1,270mm、ホイールベースは2,480mmです。この車は、数ヶ月前に開催された東京モーターショー2015でワールドプレミアされたS-FRコンセプトをベースにしています。

S-FR マフラー

S-FR レーシング コンセプトは、大きく張り出したオーバーフェンダーや大胆なエアアウトレットを備えたエンジンフードに加え、フロントアンダースポイラー、カナード、リヤスポイラーなどCFRPの大型エアロパーツが採用されました。

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トヨタ S-FR まとめ

まとめ更新日: 2024/04/29

  • 東京モーターショー2015でコンセプト発表
  • 東京オートサロン2016で「S-FR Racing Concept」発表
  • 開発中止の噂
  • パッソ後継として、スターレット復活の可能性
  • GRスターレット、コペン後継とエンジン共用される可能性
  • 直列3気筒 1.6L ターボを1.3Lにダウンサイジングさせたエンジンが想定される

S-FR レーシング コンセプト 画像 大阪オートメッセ2016

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S-FR コンセプト 画像 東京モーターショー2015

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