スポーツセダンコンセプトは次期マキシマのデザインコンセプト
日産はデトロイト開催の北米国際オートショー2014でスポーツセダンコンセプトを公開した。
このスポーツセダンコンセプトの駆動方式について、以前のレポートではFRと書いたが、実はこれはFF。ボディサイズが全長4870mm×全幅1912mm×全高1378mmであることも考慮すれば、北米市場で販売されるマキシマの次世代コンセプトカーと見るのが正しいだろう。
現行の北米マキシマシリーズは2008年にフルモデルチェンジしていた。これまで5年前後のサイクルでフルモデルチェンジしてきており、今回のコンセプト発表はタイミング的にも遅いぐらいだ。
次期マキシマは300hp以上、3.5LのV6ガソリンエンジンがパワーアップ
スポーツセダンコンセプトの逆台形グリルを中心とする主張の強いフロントデザインは、日産が2013年発表してきたコンセプトカーのレゾナンス、フレンドミーに通じるものを感じる。
またヘッドライトとリアコンビネーションランプはブーメランタイプとなっており、これは既に現行マキシマでもそのデザインの傾向を見ることができていた。
FFながらもスポーツセダンということであるから、ボディはルーフ高さ、最低地上高ともに低くデザインされた印象である。一方でルーフはグラスルーフが採用されることが公開画像からもわかる。居住性が制限されるスポーツセダンながらも後席は開放感のあるものが期待できそうだ。
このスポーツセダンコンセプトに搭載されるパワートレインはV6 3.5LガソリンエンジンにトランスミッションとしてエクストロニックCVTが採用される。現行マキシマのVQ35DE型と大きな違いは無いようだが、最高出力は290hpから300hp以上にアップするということなので、いくらかのパフォーマンスアップが盛り込まれる。