NYショーでジープが新型チェロキーを世界初公開
2013年3月より開催されたニューヨークモーターショーにおいて、ジープは新型チェロキーのワールドプレミアを行った。先代モデルは北米ではリバティ、日本ではチェロキーと命名されていたが、本モデルからはチェロキーに統一される。
小型SUVのチェロキーシリーズは日本でも扱いやすい大きさということもあって、先代モデルを含めて人気の高い輸入SUVの一つであった。今回のフルモデルチェンジ発表は本国アメリカだけでなく日本でも注目しているファンは多い。
新型チェロキーに搭載されるエンジンはタイガーシャークとペンタスターの2タイプ
まずは新型チェロキーのエクステリアからチェックしてみると、クラシカルで愛嬌のあった先代モデルのイメージからは一転していることに気付く。新型は特徴的な切れ長のヘッドライトが採用され都会的な洗練さとワイルドさを融合した造形となった。独特のアクの強さを残すフロントマスクは、国産SUVでは物足りないと感じるユーザーにとって魅力的に感じるだろう。
新型チェロキーに用意されるパワートレインは2種類が予定されている。まず1つは、タイガーシャークと呼ばれている2.4L 直列4気筒のエンジンで、これには提携企業のイタリア フィアット社が誇る「マルチエア技術」が導入されている。最大出力は186ps/6250rpm、最大トルクは23.6kgm/4800rpmというスペックで、燃費性能は先代モデル比で45%の向上を達成している。
さらにペンタスターと名付けられている3.2L V型6気筒エンジンも用意され、最大出力は270ps/6500rpm、最大トルクは32.2kgm/4400rpmとパワフルな仕様だ。また、トランスミッションには9速ATが市販モデルのSUV車として初めて導入される。
日本発売の具体的な時期はまだ明らかとなっていない。