N ONEは10月上旬発売、ターボエンジン搭載のスポーツモデル有り

ホンダ

N ONE(エヌワン)の発売が延期して10月上旬に、ホンダの新型軽自動車

N ONEはホンダが開発中の新型軽自動車で、その発売日が2012年10月上旬頃になりそうだ。当初、8月か9月にも発売されるのではと考えられていたのだが、昨年2011年末に発売したN BOXが予想を超える売れ行きで、ホンダでは軽自動車の生産が間に合わない状況となっている。さらに来月2012年7月には、派生車種N BOXプラスを発売し、これも大ヒットとなる見込みだ。やむを得ずN ONEの発売日を遅らすこととなった。
N ONEが発売する10月上旬であれば、エコカー補助金の財源は、ほぼ枯渇していることが推測される。それでもこのデザインクオリティで、燃費ナンバーワンの軽自動車ということであれば、相当な売れ行きになるのではと考える。
ホンダ N ONE

N ONEのラインアップはNAとターボの2タイプに

N ONEは、NAエンジン搭載の標準モデルの他に、ターボモデルも設定される見込みだ。

NAの改良型S07Aエンジン搭載の標準モデルのJC08モード燃費は、現在軽自動車ナンバーワンのアルトエコの30.2km/Lを上回る、30.5km/L程度になると予測されている。
超低燃費軽自動車のライバル、ミライースとアルトエコには、未だターボモデルがラインアップしていないが、N ONEにはターボモデルが設定される。ターボモデルも燃費重視型で、標準のNAエンジンモデルと大きく変わらない燃費性能になる見込みだ。ターボエンジンをポン載せするだけでなく、足回りの強化も盛り込まれ、RSあるいはタイプSのようなスポーツモデルになる可能性も指摘されている。

また、このN ONEから搭載される新型ターボエンジンは現在開発中の軽オープンスポーツカー、いわゆるビート後継車にも搭載される予定だ。さらに、排気量を1.0Lにボアアップさせたものを来年2013年にフルモデルチェンジ予定の新型フィットの超低燃費ターボモデルに搭載させる計画もある。
(写真は、ビート後継とされるEV-STER)
ホンダ ビート後継 EV-STER

先日、ホンダは、レジェント、インスパイアという上級セダンの廃止を発表したが、これらに代わるのがN BOX、N ONE、ビート後継といった軽自動車である。中国市場での不振、東日本大震災、タイの洪水、長引く円高と最近のホンダは良いところが少ない。今は迷走しているようにも見えるが、数年後には国内の軽自動車シェアを大きく獲得する大躍進を果たしているのではと考えている。

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