fit-civic フィット、軽自動車ほかホンダ2020年新型車を東京オートサロンから読み解く

ホンダ

フィットを筆頭に、2020年のホンダ国内販売戦略が明確に見えてきた

ホンダが東京オートサロンで出品したモデルから、2020年の新型車を読み解く。

フィット モデューロX コンセプト
無限 フィット コンセプト
軽自動車ではN-ONE、S660
シビックシリーズもマイナーモデルチェンジです。

FIT Modulo X CONCEPT

最初は新型フィット、Modulo Xコンセプトについて紹介していきます。
通常フィットシリーズは2020年2月10日に発売予定、東京オートサロン開催時は発売前の段階ではありますが、スポーツ志向の強いカスタマイズモデルが早くも提案されました。存在感のある専用エクステリア、質感を追求したインテリア、専用チューニングよる上質な走りが特徴となっています。

FIT Modulo X CONCEPTのエクステリア、詳しく見ていきます。フロントはダブルフレームグリル、バンパーラインより上の狭いエリアに、敢えて厚みのあるメッキーフレームを置くことで、スポーティーかつ独特の表情がつくられています。プラチナホワイトパールのボディカラーと相まって、ヌメッとした光沢感が出されています。このあたり、柴犬がモチーフとされ、愛着感、可愛らしさが意図的に表現されたフィット標準モデルとは印象が違う部分です。

そして専用16インチアルミホイールは、Modulo Xらしいスポーティーかつ硬派なデザイン。フロントホイールアーチ前方に設置されたカナードは単に飾りではなく、エアロダイナミクス改善が実証されたものとしています。コーナリング特性、直進安定性が向上されます。

このほか前後エアロバンパー、テールゲートスポイラー、サスペンションなど専用アイテムが装備されます。

インテリアはブラック系統色にレッドのアクセントで纏められています。シートはレザーとスウェードを表皮として採用。Modulo Xの赤の刺繍が映えます。セレクトノブ、ブーツともに専用設計となっています。

MUGEN FIT PROTOTYPE


もう一台出された、フィットのカスタマイズモデルはMUGEN FIT PROTOTYPEです。

無限が長年培ってきたモータースポーツのノウハウ、そしてそこから生み出される無限パーツを通して、あなただけのフィットをつくる。そんなカスタマイズの楽しさを無限が提案。

二種類のコンセプト、DashとSkipからなるパーツ群が提案されました。

赤で塗装された車体右半分はDashとなります。無限らしいスポーティーな用品で揃えられ、ワインディングなど様々な道を駆け抜けるイメージが表現されています。

前後アンダースポイラー、エアロイルミネーション、サイドスポイラー、スポーツサイレンサーといった専用パーツを装備。フロントグリル、ドアミラーカバー、テールゲートガーニッシュはカーボン製となります。


そして反対側、ホワイトで塗装された車体左半分はSkip。日常をアクティブに弾むように楽しむイメージとなります。前後アンダースポイラー、サイドスポイラー、フロントグリルガーニッシュ、テールゲートガーニッシュ、ドアミラーステッカーの専用パーツが装備されます。

DashとSkip共通パーツとしては、ウィングスポイラー、17インチアルミホイール、スポーツサスペンション。インテリアではカーボンルームミラーカバー、パワースイッチ、スポーツマットなどが用意されます。

フロント三角窓の下のあたり、映像ではリアルなエアアウトレットに見えるかもしれませんが、これはデカール、シールを貼り付けただけのダミーです。

MUGEN S660 CONCEPT


次に軽自動車セグメント、同じく無限からはS660コンセプトが出品されました。通常S660に対して更なるカスタマイズの可能性を提案することを目的に、現在開発中のパーツラインナップを装着したコンセプトモデルです。すべてのパーツが市販化されるかどうかは未定ということですが、2020年夏の正式発表が見込まれています。

前後エアロバンパー、LEDフォグライト、エアロイルミネーション、サイドスポイラー。そしてカーボン製パーツとしてはフロントグリル、エアロボンネット、エンジンフード、リアウィングを装備します。

この他、スポーツサイレンサー、15&16インチ鍛造アルミホイール、車高調スポーツサスペンション、セミバケットシート、スポーツステアリングホイール、スポーツマットなどが設定予定です。

S660 マイナーモデルチェンジ


そして、S660標準モデルおよびS660 Modulo Xもマイナーモデルチェンジ、発売中となっています。映像のモデルは新色アクティブグリーン・パール。派手なカスタマイズカーが並ぶ東京オートサロン会場の中でもひときわ目を引きます。

エクステリアでは
・ヘッドライト/サブ リフレクターの色変更
・アクセサリーライトの追加
・リアコンビネーションランプ/インナーレンズの色変更
・フロントグリルのデザイン変更
が盛り込まれています。

N-ONE CAFE RACER CONCEPT


さらに軽自動車セグメントでは、N-ONE CAFE RACER CONCEPTも出品されました。
6速MT搭載で2020年秋発売予定と公表されています。
エクステリアは現行型ベースながらも中身は最新型プラットフォームを採用。インパネ周りも現行型とは別のものです。

つまりこのN-ONE CAFE RACER CONCEPTは、次期型へのフルモデルチェンジを予告する車体であることが想定されます。

シビック セダン、ハッチバック マイナーモデルチェンジ

最後にシビックシリーズがマイナーモデルチェンジです。新型セダン/新型ハッチバックの発売日が2020年1月23日となっています。

東京オートサロン2017での日本初公開から、ちょうど3年しか経っていませんが、グローバルでは2015年デビューで
シビックシリーズは後期型に切り替わるタイミングに来ていました。これまでスポーティかつ上質な走行性能だけでなく、居住性やデザインにおいても高い評価を得てきました。

新型では、安心安全な運転を支援するホンダセンシングの機能をさらに充実、標準装備させるとともに、より洗練されたスポーツセダン、躍動感のあるスポーティハッチバックへとデザインを正常進化させています。

ハッチバックには、トップロード サンルーフが設定されます。

CIVIC TYPE R マイナーモデルチェンジ


そして、今回ホンダブース。メインステージでアンベールとなったのがCIVIC TYPE Rです。
究極のFFスポーツを目指したモデル、最新型へマイナーモデルチェンジを果たします。

サーキットにおける走りに限界性能をより高めるとともに、エンジンの冷却性能、ブレーキ性能を向上。クルマの走る曲がる止まるを中心にUpdateされたスポーツカーとして意のままに操ることができる喜びをさらに際立たせるとともに、よりエモーショナルで走りを強調したデザインへと進化を遂げます。

シビックタイプRは2020年夏に発売予定となっています。

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