シボレーSSがワールドプレミア、ニューヨークモーターショー画像
3月27日に開幕したニューヨークモーターショー2013のシボレーブースで注目を集めているのが、新型FRセダン『SS』である。SSとはスーパースポーツを意味し、シボレーは歴代の高性能セダンにこの名前を冠してきた。この新型SSは、米国で人気の高いモーターレースであるNASCARに参戦する車であり、2月17日にフロリダで行われたNASCAR開幕戦で既に公開されてはいたものの、モーターショーでは今回のニューヨークでワールドプレミアを迎えた。
SSはシボレー久々のFRスポーツセダン、搭載されるエンジンはV8 6.2L
シボレーの新型SSの特徴は、なんといってもシボレーブランドとしては17年ぶりとなるFRセダン車であること。FRつまり後輪駆動のノウハウは、GMのオーストラリア部門であるホールデンを基礎にしており、特にボディの基礎はそのほとんどが新型コモドアをベースにしているという。GMによれば、この車体はもともとシボレーのカマロを念頭に設計されており、今後のGMにおけるFRセダン車の基本設計となる。
新型SSのパワートレインは、LS3と呼ばれる6.2LのV型8気筒エンジンで、最高出力が415ps、最大トルクが57.4kgmというスペック。トランスミッションは今のところ6速ATのみで、0‐96km/h加速はおよそ5秒というパフォーマンスである。これに加えて前後重量配分がほぼ50対50と優れたバランスを誇り、ハイレベルな走行安定性が期待できる。