トヨタ【40アルファード】年次改良を予定、トヨタ車体 ヴェルファイア スペーシャス ラウンジ PHEV コンセプトを市販化

アルファード

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アルファード、ヴェルファイアの一部改良が2024年秋から冬にかけて実施される見込みです。「Gグレード(仮称)」の追加により、新たなエントリーモデルが登場する見込みで、これはフルモデルチェンジ発表時にも計画があることをほのめかしてました。また、パワートレイン選択肢にPHEVが用意される見込みです。そして、30系では、発売が実現しなかった「スペーシャスラウンジ」が早くも用意されることになりそうです。

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【価格表】新型アルファード/新型ヴェルファイア 2023年6月21日 発表・発売・受注スタート

モデル グレード 乗車定員 エンジン 駆動方式 消費税込み
車両本体価格
(円)
40系
新型アルファード
Executive Lounge 7 2.5L HYBRID 2WD 8,500,000
E-Four 8,720,000
Z 7 2.5L HYBRID 2WD 6,200,000
E-Four 6,420,000
2.5L NA 2WD 5,400,000
4WD 5,598,000
40系
新型ヴェルファイア
Executive Lounge 7 2.5L HYBRID 2WD 8,700,000
E-Four 8,920,000
Z Premier 7 2.5L HYBRID 2WD 6,900,000
E-Four 7,120,000
2.4L Turbo 2WD 6,550,000
4WD 6,748,000

新型40系となるアルファード/ヴェルファイアが発表・発売・受注スタートとなった。エントリーモデルは、アルファードが540万円~、ヴェルファイアが655万円~に設定され、ヴェルファイアが格上となる。

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新型アルファード Executive Lounge

月販基準台数として合計8500台が設定されており、内訳はアルファードが約7割、ヴェルファイアが約3割の計画となっている。先代型30系からは、価格的なハードルは約200万円は上がっている。装備の充実化を踏まえても、150万円程度値上げしていると考えることもできるだろう。

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ただし、今回のフルモデルチェンジ時にラインアップされたのは、上位グレードに限られているという見方もできる。前表の一般グレードのほかに、消費税非課税のサイドリフトアップチルトシート装着車がアルファードに用意されたが、これがGグレードということで、最下位にポジショニングされる。

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モデル グレード 乗車定員 エンジン 駆動方式 消費税非課税
車両本体価格
(円)
40系
新型アルファード サイドリフトアップチルトシート装着車
G 7 2.5L HYBRID 2WD 5,448,000
E-Four 5,648,000
G 7 2.5L NA 2WD 4,720,000
4WD 4,900,000

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サイドリフトアップチルトシートの装備コストは、30系アルファードや現行ノアの状況から30万円程度が見込まれる。消費税の課税および非課税の差額を考慮すれば、新型アルファード Gグレード 2.5L NA 2WD が、490万円前後で設定可能なはず。

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将来的に現行ラインアップのエントリーモデルよりも約50万円安い仕様の40系アルファードが発売される可能性がある。ただし、現状の受注状況からは、実現したとしても随分と先になることが予想される。

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新型アルファードと新型ヴェルファイアの3種類エンジン、2AR-FE、T24A-FTS、A25A-FXS

エンジン種別ごとに見ていく。

まずは直列4気筒 2.5L NA コンベンショナルエンジン搭載モデルは、新型アルファードのみに設定される。これは30系キャリーオーバーである2AR-FE型の採用となる。大幅な値上げが実施されながらも、期待した進化を遂げることができなかった残念な部分という見方もできるだろう。トヨタの2.5L NAエンジンは、最新型のダイナミックフォースエンジンのA25A-FKS型がある。2017年の北米カムリ以降、順次、A25A-FKS型に切り替えられてきており、新型アルファードへの搭載も期待されていた。

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新型ヴェルファイア Z Premier

一方、新型ヴェルファイアのコンベンショナルエンジンは、2.4L ターボのT24A-FTS型の採用となる。本エンジン搭載モデルがヴェルファイアのエントリーモデルとなり、アルファードに対して完全に格上のポジションに設定される。これまでT24A-FTS型は、クラウンクロスオーバーに採用されるeAxle版(ハイブリッド仕様)と、レクサス NX350、RX350に採用されるコンベンショナル版があり、ヴェルファイアに採用されるのは後者ということになる。前者のeAxle版については、レクサス新型LMシリーズへの搭載が想定され、既にモデルネームとしてLM500hが商標登録済みとなっている。

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新型アルファード Executive Lounge

2.5L ハイブリッドは、ダイナミックフォース世代のA25A-FXS型の採用で、新型アルファード、新型ヴェルファイアにいずれにも採用される。また、上級グレードである「Executive Lounge」は、本パワートレインの採用となる。国内向けカムリに採用されるパワートレインと同型であるが、車体重量に大きな差があることもあり、エンジン最高出力は、カムリの131kWから、新型アルファード/新型ヴェルファイアでは140kWに向上。フロントモーターの最高出力もカムリの88kWから134kWにパフォーマンスが上げられている。

発売当初は、これら3種類のパワートレインラインアップとなるが、後日PHEVの追加を予定していることが発表された。

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新型アルファード/新型ヴェルファイアはGA-Kプラットフォーム採用、ホイールベース3000mm

プラットフォームは、アルファード/ヴェルファイアの各シリーズとしては初となるTNGA世代のGA-Kが採用される。ホイールベースは先代30系と同じ3000mmとなり、GA-K採用車種の中で最長となる。これまでのGA-Kプラットフォーム採用車種のホイールベースの例では、ベーシックセダンのカムリが2825mm、クラウンクロスオーバーが2850mm、北米グランドハイランダーが116インチ(約2946mm)となり、これらのいずれもを超えている。

また、ボデイサイズは全長4995mm×全幅1850mm×全高1935mmで、30系と変わらないサイズ感が維持されている。

KINTO(リース・サブスク)

新型アルファード/新型ヴェルファイアは、通常販売と比較して入手が容易となるであろう、カーサブスクリプションのKINTOでも取り扱われる。

アルファード 月額50,490円〜

納期目処:ガソリン2~3ヶ月程度/ハイブリッド”Z”2~4ヶ月程度/ハイブリッド”Executive”6~9ヶ月程度

アルファード MODELLISTA

月額57,310円〜

納期目処:ガソリン2~3ヶ月程度/ハイブリッド2~4ヶ月程度

ヴェルファイア

月額63,800円〜

納期目処:ガソリンターボ 2~5ヶ月程度/ハイブリッド”Z Premier”3~5ヶ月程度/ハイブリッド”Executive”6~9ヶ月程度

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40系 新型アルファード、新型ヴェルファイアが発売、PHEV追加を予告

新型アルファード、新型ヴェルファイアはこれまでリークされてきた情報の通り、ガソリン車、ターボ車、ハイブリッド車がラインアップされる。

さらに今後、PHEVの追加を計画していることが公表された。

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新型アルファード、新型ヴェルファイア、フルモデルチェンジで約200万円の大幅値上げ

新型アルファードは540~872万円、新型ヴェルファイアは655~892万円の価格設定となった。(いずれも消費税込み)

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新型ヴェルファイア スパイショット(画像提供 Twitter@8mIhIton 様)

トヨタ車体 いなべ工場で生産され、月販基準台数として、8,500台が設定されている。うちアルファード約70%・ヴェルファイア約30%としている。

アルファード 後期型

従来型 30系アルファード

従来型30系は、アルファードが359万7000円~、ヴェルファイアが430万6000円~という価格設定であり、所有するための金銭的ハードルは200万円程度は上がる。装備の充実化を考慮すれば150万円程度の値上がりと見ることもできる。

新型アルファードと新型ヴェルファイアの価格差は、Exective Lounge の比較で20万円ヴェルファイアのほうが高くなる。また、E-Fourは22万円、4WDは19万8000円それぞれ2WDモデルから高くなる。

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新型アルファード「α」、新型ヴェルファイア「V」のエンブレムは、フルモデルチェンジによりBピラーへ

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新型アルファード、ヴェルファイア スパイショット(画像提供 Twitter@FREED_TOYOTA 様)

これまでの歴代アルファードでフロントグリル中央に配置された「α」エンブレムが、40系ではトヨタのCIに置き換わることは、これまでのリーク画像から判明していた。

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新型アルファード(画像提供 Twitter@Mine_86_LFA 様)

30系の途中からトヨタ系全チャンネルでの販売が実施されており、いよいよ40系では「α」エンブレムは廃止されるのかと思いきや、Bピラーのフロントドアハンドルの上あたりにあるガーニッシュで存続される。

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新型アルファード(画像提供 Twitter@Mine_86_LFA 様)

また、新型ヴェルファイアでは、新たに商標登録された「V」のエンブレムが、同じBピラーの場所に設置される。

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新型ヴェルファイア スパイショット(画像提供 Twitter@FREED_TOYOTA 様)

エンブレム下部には「VELLFIRE」の文字がある。この画像では、V型のエンブレムの形状が鮮明ではないが、2022年3月の商標出願により判明していた、以下の画像が採用された。

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ヴェルファイアについては、計画台数自体が少ないこともあり、スパイショットも貴重となっている。

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「ALPHARD」と「VELLFIRE」ともに、バックドア中央に大きくモデルネームが表示され、これは他の最近のトヨタ車でも共通するデザインである。

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新型ヴェルファイア スパイショット(画像提供 Twitter@masa33355 様)

上の新型ヴェルファイアの画像では、バックドア左下に「Executive Lounge」のバッジが貼られているのがわかる。メッキ塗装されたリアアンダーガーニッシュは、新型ヴェルファイアのZ Premierでも装備が確認されていた。SUV風の形状にデザインされているのは、「Executive Lounge」ならではかもしれない。マフラーは右出しだが、通常の目線では見えない位置にあり、存在を感じることは無さそう。「HEV」、「E-Four」のプレートも確認できる。

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新型アルファード スパイショット(画像提供 匿名希望 様)

また新型アルファードのバックショットでは、よりシンプルなタイプも確認されている。バッジ類も全く無いことから、これは下位グレードの2.5L NA(2AR-FE型)ガソリン車ということになりそう。

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新型アルファード(画像提供 Twitter@Mine_86_LFA 様)

先だっての、いなべ工場でのリーク画像により、ホワイトの新型アルファードとブラックの新型ヴェルファイアの両モデルのエクステリアが露わとなっていた。その評判は、概ね「ヴェルファイアがカッコイイ」というものが多かった。しかし、陸送中のアルファードのエクステリアがスパイショットリークされるとともに評価も変わりつつある。

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新型アルファード(画像提供 Twitter@Mine_86_LFA 様)

特にプレシャスレオブロンド色はアルファードの専用カラーでもあり、人気色となるかもしれない。

プレシャスレオブロンド色 新型アルファード <SNS リーク動画 >は、次のページ

新型【ヴェルファイア40系】スペーシャスラウンジコンセプトが2023年10月25日ジャパンモビリティショーで出品予定、30系では発売中止だった【トヨタ最新情報】フルモデルチェンジ スパイショット画像提供ありがとうございました
2023/10/15更新【ヴェルファイアにスペーシャスラウンジの計画か?コンセプトカーがジャパンモビリティショーで出品予定、フルモデルチェンジ、リーク画像、2.4Lターボ搭載で差別化、モデルネーム継続へ】40系エクステリアがリーク【ヴェルファイアの販売不振】不人気で中古車価格も下落

新型アルファード/ヴェルファイアのグレード構成とパワートレイン

グレード構成とパワートレインの情報を以下の表にまとめておく。

グレード アルファード ヴェルファイア
エグゼクティブ ラウンジ HEV(FF/E-Four)
Z プレミア HEV(FF/E-Four)、ターボ(FF/4WD)
Z HEV(FF/E-Four)、NA(FF/4WD)
G サイドリストアップチルトシート装着車

(エンジン型式)

  • HEV 2.5L … A25A-FXS型
  • ターボ 2.4L … T24A-FTS型
  • NA 2.5L … 2AR-FE型

(ボディカラー)

  • プラチナホワイトパールマイカ(089)
  • ブラック(202)
  • プレシャスレオブロンド(4Y7)※アルファードのみ

ボディカラーの選択肢が極端に少ないのも気になる部分である。限られた生産リソースの中で、できるだけスムーズに納車を進めるための方策の一つだろう。

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新型アルファード スパイショット(画像提供 Twitter@nori_chi31 様)

上級グレードの「エグゼクティブラウンジ」については、アルファード/ヴェルファイアで仕様が近く、パワートレインはいずれも2.5L HEVのみの設定となる。

アルファードには「Z」が設定され、エンジンはHEVと2.5L NAからの選択となる。大幅な値上げながらも、2.5L NAは30系キャリオーバーとなる2AR-FE型の採用となり、ここは残念なポイントと見られそう。また、アルファードには「G」系グレードも用意されるが、これは「サイドリストアップチルトシート装着車」に限られるようだ。

ヴェルファイアには、通常の「Z」は用意されず、「Z プレミアム」が設定され、唯一、2.4L ターボの選択が可能なグレードとなる。また、2.5L HEVも用意される。

各パワートレインの詳細については、本ページ後半を御覧ください。

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新型アルファード スパイショット(画像提供 Twitter@nori_chi31 様)

装備の例としては、アドバンストパークがエグゼクティブラウンジ/Zプレミアムで標準装備となり、Zはオプション装備となる見込み。また2.5L NAモデルは構造上の都合で手動によるシフト操作が必要なセミオートの動作となる。エレクトロシフトマチック(電子制御シフト)を装備する2.5L HEVおよび2.4L ターボを搭載するモデルはフルオートの動作となる。

プレシャスレオブロンド色 新型アルファード <SNS リーク動画 >は、次のページ

新型アルファードのデザインは、デイタイムライト点灯により完成される

フルモデルチェンジで新型40系となるアルファード、ヴェルファイアについては、ありがたいことに多くのスパイショット画像のご提供をいただいている。遂に、デイタイムライトが点灯された新型アルファードの姿を見ることができた。

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新型アルファード スパイショット(画像提供 Twitter@nori_chi31 様)

片側4灯2段によるデイタイムライトの存在については、以前からヘッドランプユニットの画像リークがあったこともあり、ヴェルファイアには無い特徴として注目されていた。

新型アルファードのフロントグリルは、メッキ処理された面積が少ないが、デイタイムライトを点灯させることで完成された表情となりそう。

「新型アルファード」の<リーク画像><まとめ>は、次のページ

新型アルファード/新型ヴェルファイアの受注受付開始、展示車両が先行生産

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新型アルファード(画像提供 Twitter@Mine_86_LFA 様)

新型アルファード/新型ヴェルファイアは、様々な事情による生産の遅れから2023年7~8月へのスケジュール再延期が予想されたが、発表と受注受付は6月21日に実施された。

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新型アルファード(画像提供 Twitter@Mine_86_LFA 様)

発売前に続々と陸送される新型40系の車両は、主に各販売店舗での展示車両として使われることになるだろう。

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新型アルファード スパイショット(画像提供 Twitter@s14rps13 様)

また、新型40系の画像のリークは中国でも止まらず、アルファードエグゼクティブラウンジと思われる2列目キャプテンシートの姿も見えてきた。

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新型アルファード エグゼクティブラウンジ

新型アルファード/新型ヴェルファイア < まとめ >は、次のページ

新型アルファードと新型ヴェルファイア、いなべ工場での完成車画像がリーク

いなべ工場でのリーク画像は、アルファード(プラチナホワイトパールマイカ)とヴェルファイア(ブラック)で、それぞれの斜め前と斜め後からのショットにより、ほぼ完璧にエクステリアが捉えられていた。さらに、2列目オットマン付きキャプテンシートと思われるパーツもSNSでのリーク内容に加わっている。

新型ヴェルファイアのリーク画像においては、後ろにグランエースの姿もあり、これが「トヨタ車体 いなべ工場」でのリークと判断するに誰もが納得できる証拠となっている。また、いなべ工場については、先日、非稼働の状態に陥っていることがSNSでリークされ話題となっていたばかりであった。

アルファード/ヴェルファイアの< まとめ>は、次のページ

アルファード/ヴェルファイア生産工場の非稼働がSNSでリーク

発売されたばかりの新型アルファード/ヴェルファイアであるが、テストカーや展示車両の生産は以前からスタートしているほか、在庫の確保や展示車両の準備も進められてきた。

発売前には、トヨタ車体 いなべ工場の期間工を名乗るSNSアカウントにより、5月23日あたりから生産ラインがストップしているという旨の情報がリークされた。その真偽は定かではないが、4~8週間の稼働停止の可能性も報告している。また、文面からは稼働停止はアルファードの生産に限らず、工場全体で稼働停止していると読み解くことができる。そうなった正確な理由は把握していないようだが、コンプライアンス違反が噂になっているという。

もちろんこのリーク自体もかなり問題であり、当人も身バレの危険を感じたのか、現在は該当のSNSアカウント(最終フォロワー数600人以上)は削除されている。

完成車体の画像リークがコンプライアンス違反の内容では、とする噂もあるが、時系列では、工場の稼働停止が先で、画像リークはその後に行われた別問題と考えられる。

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アルファードの生産ストップは、ダイハツの不正が発端となっている可能性

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トヨタグループでは、2023年4月にダイハツの海外向け車種の不正が明るみとなり、各社で総チェックが行われている状況にある。5月に入ってからは、同じダイハツで国内向け車種のロッキー/トヨタ・ライズで不正が発覚した。これにより、主力軽自動車ムーヴのフルモデルチェンジ日程が延期となった。さらに、愛知製鋼でも鋼材製品で問題があった。

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リーフレット配布も正式発表が延期となっている新型ムーヴ

いなべ工場においても、少なくともコンプライアンス遵守の総チェックが行われていることは想像に難くなく、これが原因で新型車の投入時期が1~2ヶ月遅れるというのは現実的に起こり得る範囲に思える。

一方、2023年5月23日のトヨタの株価は、大引け(その日の最終取引)で大幅下落した。これについては取引の誤注文が原因である公算が強まっている。しかし、新型アルファード/ヴェルファイアの生産出荷停止や、発表スケジュールの白紙とタイミングが重なっただけに、インサイダーの動きではないかという噂もあった。

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新型アルファード/ヴェルファイア、リーク第4弾、遂に完全な姿が…

40系トヨタアルファード/ヴェルファイアについて、新たに流出した第4弾リーク画像が話題を集めている。その画像からは、両モデルの完全なエクステリアが明らかとなった。

このリーク画像の元ネタは、販売店向けの資料とされる。SNS等へのアップはもちろん複製や撮影も一切禁止されており、これまでは加工画像の一部流出に留まっていた。しかし、画像中に表記されるブログサイトが、待ちきれなくなったのか完全な姿でリークさせてしまった。

リーク内容は、アルファードとヴェルファイアの各エクステリアに続き、インテリアやモデリスタ仕様に至るまで、ほぼ全てといった状況となっている。

エクステリアについて、アルファードは全体的に流麗で洗練された曲線美に溢れるフォルムとなった。車体のラインがスムーズにまとまり、エレガントで高級感あふれるスタイルが実現されている。

また、ヴェルファイアは水平基調の力強いフロントグリルにより、スポーティで堂々とした迫力ある顔つきが魅力となる。

アルファード/ヴェルファイアの< まとめ>は、次のページ

ただし、リーク第4弾は、一部加工やトレースされたものであることが想定される。スパイショットされたテストカーも新型アルファード/ヴェルファイアを知るに重要な情報となる。

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アル(左)ヴェル(右)テスト走行スパイショット(画像提供 Twitter@8008Lamborghini 様)

新たに追加で提供されたスパイショット画像では、手前の車両はブレーキランプが片側縦3段で点灯しており、これがアルファードと思われる。奥の車両は片側一点の点灯でヴェルファイアということになるだろう。おそらく、メインの外板パネルは、ほぼ共通パーツで、ガーニッシュやリアコンビネーションランプで差別化されることが予想される。

もちろん、高級ミニバンとしての実用性も見逃せない。先行公開された上級姉妹車種レクサス・LMでは内装も公開されたが、車両価格帯が大きく異なるアルファード/ヴェルファイアで同等を求めるのは難しい。これまでのモデルの特徴を踏襲しつつ、快適性と便利性を追求したものが予想される。

アルファード/ヴェルファイアの< まとめ>は、次のページ

新型アルファード/ヴェルファイア スパイショット画像

40系となる新型アルファード/新型ヴェルファイアは、既に、国内をテスト走行中のスパイショットが撮られていた。

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40系 新型アルファードと思われるテスト車両(画像提供 Twitter@qMuU2ii9LCvvqcX 様)

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40系 新型ヴェルファイアと思われるテスト車両(画像提供 Twitter@qMuU2ii9LCvvqcX 様)

場所は、浜松いなさジャンクション付近。2台のカモフラージュ車両に続き、現行30系が追従する形でのテスト走行となる。

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(左)ヴェルファイア、(右)新型アルファード

これまでリークされてきたデザインと照合してみると、先頭を走行する水平基調が強いフロントデザインのモデルが新型ヴェルファイアということになりそう。

後続のモデルが新型アルファードとなるだろう。中央エンブレムは黒塗りされており、ここには「α」ではなく、トヨタのCIが採用される見込み。また、フロントデザインの大きな特徴となるであろう片側4連2段のデイタイムランニングライトは、今回の画像からは確認が難しい。

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40系 新型ヴェルファイアと思われるテスト車両(画像提供 Twitter@sin29457371 様)

また、後方からのショットは、中国でリークしていたアルファードのプレスラインと一致していそう。サイド~リアのプレスラインはアルファードとヴェルファイアで共通であることが予想される。テールランプは片側一点の点灯パターンであることから、これはヴェルファイアの可能性が高い。

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「新型アルファード」の<まとめ>は、次のページ

アルファードのリーク画像 第三弾、フロントの表情が明らかに

フルモデルチェンジが迫る新型アルファード。そのリーク画像の第三弾が出回っている。

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新型アルファード(リーク画像)

フロントデザインは、従来型30系アルファードで採用されてきた、格子パターンをベースとしたものが継続されるようだ。ヘッドランプ下に設けられた片側4連上下2段のデイタイムランニングライトは、新たな特徴となるだろう。また、「α」のアルファード専用エンブレムは廃止され、トヨタのCIエンブレムがフロントセンターに配置される。

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一方、ヴェルファイアは横桟をベースとしたフロントグリル、ヘッドランプ、デイタイムランニングライトが特徴で、シンプルでスポーティに仕上げられた。

アルファード/ヴェルファイアの40系へのフルモデルチェンジは、2023年6月21日の発表、発売が想定されるが、これは当初の見込みから2週間の遅れとなる。

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新型アルファード/新型ヴェルファイア(スパイショット リーク画像)

フルモデルチェンジに関するスケジュールは、未だトヨタから公式発表がない。つまり、延期は社内的なもので、その理由について公に説明されることは無いはず。

画像がリークしたことが延期の原因ではないかと疑う声もあるが、さらに追加のリーク画像が出回るという状況である。

このほか、フルモデルチェンジ延期の理由として噂されているのが、後席ディスプレイの納入元となっていた会社の倒産である。また、30系の生産および納車が遅れたことが原因である可能性もある。

アルファード/ヴェルファイアの< まとめ>は、次のページ

新型アルファードの姉妹車種、新型LMが先にエクステリア公開

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新型LMは、早くも国内で擬装無しのテスト走行を実施

一方、レクサスブランドからの姉妹車種、新型LMシリーズは、4月18日に開幕となった上海モーターショーで内外装が公開され、2023年秋の日本発売が予告されている。

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新型LM

新型LMシリーズは4シーターモデルからの導入となる。30系アルファードにおいては、最終モデルとなる4シーターの特別仕様車「スペーシャスラウンジ」が予定されていたものの、バックオーダーの生産遅延から、あっさりと販売が中止となっていた。実は、新型LMの4シーターモデルの発売が控えていた、ということになる。

新型【LM500h】一部改良いつ?2024年5月9日に6座「version L」を追加、消費税込み車両本体価格6座は1500万円、4座は2000万円【レクサス最新情報】大阪モビリティーショー2023出品画像、2.4Lターボハイブリッド先行導入、スパイショット/リーク動画ご提供ありがとうございました
2024/5/10更新【LM500hに6シーター「version L」が追加、大阪モビリティショーに出品画像、トヨタの高級ミニバンであるレクサスの新型LMシリーズがフルモデルチェンジ、国内走行テスト。

モデルネーム「LM500h」が商標登録済みで、eAxleが後輪駆動を担う2.4L ターボハイブリッドが搭載される。2.4Lターボエンジンについては、新型ヴェルファイアにも搭載予定であるが、こちらはコンベンショナル版が想定され、差別化された。

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新型LM

また、新型LMのボディサイズは、プロトタイプ値として、全長5,125mm×全幅1,890mm×全高1,955mm。ホイールベース3,000mmと発表された。ホイールベースは、先代型LMや30系アルファードの長さが踏襲されており、新型40系でも同様となった。

アルファード/ヴェルファイアの< まとめ>は、次のページ

新型アルファードのエクステリアとインテリアの一部が含まれる動画がリーク

最初にリークされた新型アルファードの動画を見ていく。

新型アルファードのリーク動画は、中国の関係者向け発表会にて放映されたものので。何人もの出席者が、放映中の大型モニターにスマートフォンを向けて撮影しており、まるで、外部流出が容認されているかのようにも見える。また、リーク動画の中には、肝心のフロントデザインは含まれていない。リークを装ったティザー動画の公開と言ったほうが実態に近いのかもしれない。

アルファード/ヴェルファイアの< まとめ>は、次のページ

アルファード 後期型

従来型アルファード30系 後期型

30系最終モデル、特別仕様車「Spacious Lounge」については、こちらに記載

新型アルファードに搭載されるエンジンは?

新型アルファード/新型ヴェルファイア両モデルに2.5L ハイブリッド A25A-FXS型の採用

新型アルファード、新型ヴェルファイアの両モデルに設定されるのが、2.5L ハイブリッドのA25A-FXS型である。従来型ハイブリッドの2AR-FXE型はE-Fourのみの設定であった。新型ハイブリッドも引き続きE-Fourを設定し、さらに燃費性能に優れたFFを用意することで、幅広いユーザー層の電動化に貢献することになるだろう。

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A25A-FXS型(クラウン クロスオーバー搭載)

また、A25A-FXS型のPHEV仕様もアルファードで採用が期待されるパワートレインの一つであったが、現在のところPHEVが設定されるという情報は無い。

アルファード/ヴェルファイアの< まとめ>は、次のページ

新型アルファード、コンベンショナルガソリンエンジンは2AR-FE型キャリオーバー

また、コンベンショナルガソリンエンジンの2.5L NAの設定も予想される。これは新型アルファードだけに用意され、新型ヴェルファイアには設定されない。

2015年発売の従来型アルファードでは2AR-FE型が採用された。その後継に相応しい2.5L NAエンジンとして、A25A-FKS型のダイナミックフォースエンジンが現在のトヨタでは用意されており、既にレクサスNX250や北米カムリなどで採用済みである。世代的には、新型アルファードにもA25A-FKS型が採用されるべきであろう。

しかし、従来型キャリオーバーとなる2AR-FE型が採用される。低価格グレードとはいえ、エントリーモデル(FF)540万円のプライスであり、A25A-FKS型が採用されないことは残念なポイントとして見られそう。

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新世代2.5L NA A25A-FKS型は採用されない

アルファード/ヴェルファイアの< まとめ>は、次のページ

アルファードの姉妹車種、ヴェルファイアもモデルネーム継続、2.4Lターボで差別化

ヴェルファイアは30系の不人気ぶりから、廃止が懸念されていた。しかし新型40系にもヴェルファイアのモデルネームは残される。そして、アルファードとの差別化はエクステリアデザインだけでなく、パワートレインでも実施されることになる。

ヴェルファイア 後期型

V6廃止、T24A-FTS型2.4L ターボ採用へ

今回のフルモデルチェンジで、30系の上級グレードに設定されてきたV6エンジンは廃止となる。ただし、現在のトヨタでは、直4エンジンながらもその後継に相応しい上級パワートレインとして、T24A-FTS型の2.4L ターボエンジンが存在する。これをヴェルファイアのみへの採用することで、アルファードと差別化されることになる。特に30系後期の段階では、ヴェルファイアの不人気ぶりが目立っていたが、新型ヴェルファイアはエクステリアだけでなく、パワートレインの面からもスポーツイメージが高められることになる。

T24A-FTS型は、レクサスNX350とRX350に搭載されるコンベンショナル版と、RX500hとクラウンクロスオーバーRSのデュアルブーストハイブリッド版が存在する。

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T24A-FTS型(クラウン クロスオーバーRS搭載)

40系に採用されるのがどちらになるのかが注目されていたが、これはコンベンショナル版である可能性が高い。トランスミッションは8速AT、駆動方式は2WD(FF)とAWDが用意され、NX350とRX350に近いパワートレイン構成となるだろう。

一方で、デュアルブーストハイブリッド版については、アルファード/ヴェルファイアの高級版であるレクサス新型LMシリーズへの搭載が発表された。フルモデルチェンジを受けた新型LMは、2023年度秋の日本発売も予告されている。特許庁へ商標登録済みのモデルネーム「LM500h」で販売されることになるはず。

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新型アルファードシルエット画像がリーク、2023年5月頃の日本発表予想

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新型アルファードがSNSリーク、台湾向け資料

新型アルファードについては、繁体字で書かれた台湾向け資料がインスタグラム上で画像リークしている。シルエットのみで、従来型30系と新型40系との判別もつかないが、これが画像リーク第一号となりそう。

新型アルファードへのフルモデルチェンジ発表は2023年6月予想、予約スタートor発売日までに従来型生産を完了

従来型30系アルファードも生産増強か、バックオーダーの解消期待

従来型30系アルファードについては、オーダー受付が終了しており、バックオーダーの生産と納車が進められている。多数のバックオーダーを抱え、納期が長期化していたが、これが遅れるようであれば、フルモデルチェンジ時期の延期を疑う必要が出てくる。しかし、2022年度末は国内向けモデルの納期短縮に向けたトヨタの動きもある。2023年6月頃が予想されるフルモデルチェンジ時期が迫る中、従来型バックオーダーは解消される可能性が高まっている。

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従来型アルファード

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アルファードだけが40系へフルモデルチェンジするのか

トヨタのLクラスミニバン、40系へのフルモデルチェンジでは、姉妹車種が廃止され、アルファードのモデルネームだけが残されることが予想されてきた。しかし、ノア/ヴォクシーの2モデル体制が維持されたように、ヴェルファイアも残される。

新型アルファード40系は、TNGA-Kプラットフォーム採用、ホイールベースは3000mmに延長

TNGA-Kプラットフォームは、2017年発売のカムリからスタートし、その後RAV4、ハリアーなどのSUV車種やレクサスのES、NXなどプレミアム車種にまで採用が拡大されてきた。

RAV4欧州仕様 フロントグリル

RAV4欧州仕様

これまでのTNGA-K車種は、最大でもホイールベースは2850mmの設定であったが、Lクラスミニバンのアルファードへの採用にあたっては3000mm程度にまで延長される見込み。これにより現行アルファードと同程度のキャビンスペースが次期型でも実現されることになる。

新型アルファード40系にGRスポーツも計画

さらに、足回りの強化などが盛り込まれたGRスポーツも計画されている。GRブランドは大型車種にも躊躇いなく設定していくようで、新型ランドクルーザーにもGR-SPORTが設定された。

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アルファード2023年5月フルモデルチェンジに向けての動き

従来型アルファードもスマートキー1個納車の対象

トヨタでは、通常は納車時に2個付属するスマートキーを1個に減らし、残り1個は後日提供するなど、納車を早める工夫も取り入れている。これは、現行30系アルファードも対象車種となっている。

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2023年6月頃が想定される、40系へのフルモデルチェンジであるが、新型が発売となってから、旧型となる30系の納車をするわけにもいかない。通常こういったケースは、フルモデルチェンジ時期の延期、オーダーカット、新型40系へのオーダー切り替え交渉などの手段が取られてきた。

新型アルファードのフルモデルチェンジは、当初2022年5月頃と推定された、関連会社スケジュールがリーク

新型アルファードについては、関係各社からの部品調達スケジュールに関する情報がリークしており、2022年5月以降の生産スタートが予想された。30系生産の遅れなどの理由により、アルファードのフルモデルチェンジ時期が延期となる可能性もあったが、予想から約一ヶ月遅れのスケジュールで進められ、6月に正式発表された。

新型アルファードのフルモデルチェンジ、一部ディーラーで独自に「予約の予約」?

あくまで一部の販売店に限った話ではあるが、独自判断で新型アルファードの「予約の予約」なるものを2022年夏までの段階で取っていた情報もあった。先の話とはいえ、人気車種アルファードのフルモデルチェンジともなれば納期の長期化は必定である。これまでの取引実績などをベースに、現段階での顧客の購入意思を確認しておき、商談の優先順位だけでも決めておく動きがあったのかもしれない。

新型アルファード40系のフルモデルチェンジ延期を回避か、従来型30系が生産強化へ

30系アルファードの販売実績の数字からは2022年夏頃の落ち込みが目立っていた。アルファードの月間販売台数としては、通常5千台以上、少ない月でも4千台の実績があったが、2022年7月は 3,085台、8月は 2,133台にまで落ち込んでいた。

アルファード

その後、9月 6,072台、10月 4,664台、11月 5,358台、12月 4,114台、1月 5,144にまで生産台数は回復してはいる。

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アルファード 100台限定の最終モデル、特別仕様車「Spacious Lounge」発売延期から中止へ

現行型30系アルファードの最終モデルとなるであろう特別仕様車「Spacious Lounge(スペーシャス ラウンジ)」が100台の限定台数で2022年7月に発売される予定となっていた。しかし、これは発売延期となり、最終的には中止となったようだ。

発売中止となった「スペーシャスラウンジ」は、乗車定員4名のVIP仕様

アルファード特別仕様車「Spacious Lounge」の装備は、2018年にモデリスタのカスタマイズにより発売された「Royal Lounge(ロイヤルラウンジ)」を後継する内容が想定される。その特徴は、3列目シートを廃し、後席は専用VIPシートの2座席のみを設置。乗車定員は4名で、前席と後席の間はフルパーティションで遮られるというものであった。

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アルファード特別仕様車ロイヤルラウンジ(2018年)

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アルファード特別仕様車ロイヤルラウンジ(2018年)

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アルファード特別仕様車ロイヤルラウンジ(2018年)

前作「Royal Lounge」の車両本体価格は、最も低価格なモデルでも15,311,160円に設定されており、新型「Spacious Lounge」においてもこれに近い価格帯が予想された。

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アルファード 一部改良(2022年5月)モデルは早期にオーダー受付終了へ

現行型アルファード(30系)については、2022年5月13日に一部改良の実施と特別仕様車「S“TYPE GOLD Ⅲ”」が発売されたが、わずか2ヶ月足らずで生産予定台数が完売となり、オーダー受付を終了させている。

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アルファード特別仕様車 S“TYPE GOLD Ⅲ” (2022年5月)

アルファードの納期は、締め切り直前に契約したユーザーで1年程度が想定される

現行型アルファードのオーダー受付締め切り直前に契約したユーザーの納期は、1年程度になることが予想される。つまり、新型アルファードのフルモデルチェンジ発表直前に納車ということになりそう。

メーカーとしてもフルモデルチェンジ後に、旧モデルを納車するわけにもいかず、生産計画から厳密に逆算して、急遽オーダーストップに踏み切ったことが想像できる。また、部品供給不足の問題から、安易に増産を要望するわけにもいかず、オーダーカットの動きも少しはあったようだ。

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新型アルファード登場は2023年、20年の歴史を超えて4代目40系へ

アルファードシリーズは2002年5月発売の初代モデル(10系)が起源となっている。1990年代から盛り上がってきたミニバンブームは21世紀に向けて、より高級志向へとニーズが変化してきていたが、そんな中での発売となった。

アルファードG

アルファードG

一方でライバルの日産・エルグランドは1997年のデビューで、アルファードよりも先にファミリー向けの専用ミニバンを導入していた。初代アルファードが発売された時期は、エルグランドが2代目にフルモデルチェンジするタイミングでもあり、後を追う形での参入であった。

アルファードV

アルファードV

アルファード vs エルグランドの対立構造は、この頃からあった。エルグランドの基本構造はテラノをベースとしたプラットフォームでFRレイアウトを採用したままであった。

一方で後から参入したアルファードは、キャビンスペースで有利となるFFレイアウトのKプラットフォームを採用。2列目シート、3列目シートの空間を重視した設計が盛り込まれ、さらに燃費性能や税制面で有利な低排気量エンジンとして2AZ-FE型(直列4気筒 2.4L)を選択肢に加えており、ファミリーニーズに応えることができていた。

アルファード

アルファード 20系

2008年5月には、アルファードの2代目モデルとなるフルモデルチェンジが実施された。初代モデルのセールス的成功があったこともあり、ネッツ店の初代モデル「アルファードV」は新規車種の「ヴェルファイア」として、別デザインの姉妹モデルに生まれ変わった。ミニバンブーム終焉とも言われる時代であったが、セールス的にはトヨタ勢の一人勝ちの状況であった。

ヴェルファイア

ヴェルファイア 初代型

そして、2015年1月に発売されたのが3代目、30系となる現行型アルファードで、姉妹車種のヴェルファイアも2代目にフルモデルチェンジされた。高級プレミアム志向のアルファードに対し、ヴェルファイアではスポーティテイストの外観が採用された。当初の前期型ではヴェルファイアのエクステリアが人気であったが、2017年12月のマイナーモデルチェンジで後期型に切り替わってからは販売状況は逆転し、アルファードの受注が好調となった。

2020年にはトヨタの経営方針により、全ての系列の販売店でアルファード/ヴェルファイアの両方が取り扱われる状況となった。アルファードの販売は更に優位となった。

アルファード

アルファード 30系 前期型

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新型アルファード2023年モデルの価格は、値上がりが避けられない

次期型で4代目となるアルファードであるが、初代型モデルからこれまでにおいてもフルモデルチェンジや一部改良のタイミングで基本的には値上がりを受けてきた。

2002年の初代型のエントリー価格は、265万円(消費税5%含まず)で、これは2.4L 直列4気筒の2AZ-FE型エンジンを搭載するモデル。3.0L V型6気筒の1MZ-FE型エンジン搭載車は279万円からラインアップされた。

2008年の2代目アルファードは、2.4Lガソリン車が300万円(消費税5%込み)からで、3.5L V6の2GR-FE型は338万円からとなった。消費税込み表記ではあるものの、エントリーモデルが300万円の大台に乗り、高級イメージが強まった。

そして、3代目アルファードの2015年発売当初のモデルは、2.5L 直4 2AR-FE型搭載車が319万7782円(消費税8%込み)から設定された。2.5L ハイブリッドのE-Fourは411万3818円からの設定で、燃費性能の高さから人気モデルとなった。2.5Lガソリン車やハイブリッド車の値上がり幅は抑えられたものの、3.5L V6エンジン搭載車は414万5237円からの設定となり、価格帯が一気に上げられた。

モデル末期となった現在は、2.5Lガソリン車が359万7000円から、2.5Lハイブリッド車が461万3000円から、3.5Lガソリン車が520万2600円からとなっている。いずれも値上がりしているものの、3.5Lガソリン車は更に高級イメージとなった。

アルファードの車両価格の経緯を見ても、2023年のフルモデルチェンジで更なる値上げがあることが予想される。

トヨタ アルファード

30系アルファード 前期型

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アルファードのフルモデルチェンジ時期は延期されてきた

2021年の販売台数ランキングでは、アルファードはモデル末期にも関わらず、95,049台のセールスを記録し、軽自動車を除いたモデルネーム別で4位となった。これが2022年では60,225台の10位と大きく減っているが、これは生産の優先度が下げられたせいもあるだろう。

今後、約8年ぶりにフルモデルチェンジすることになれば、多数のオーダーを受け、納期も長期化することが想定される。

豊田章男社長

コロナ禍での自動車業界を取り巻く状況は、半導体不足、東南アジアでの部品生産の遅れに続き、直近では世界情勢も不安定化している。そんななかトヨタでは、生産計画を「現実に即したものに見直す」方針に切り替えており、新型車投入スケジュールを修正していく動きがある。

新型アルファードの2023年6月というデビュー時期は、当初の見込みよりも遅れることになる。ただし、万全の生産体制を整えた上で、次期型40系へフルモデルチェンジされることになる。

トヨタ アルファード

現行アルファード

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アルファードのライバル、エルグランドもフルモデルチェンジ

前述の通り、新型アルファードの発売予想時期は2023年6月頃。その後のタイミングで、日産・エルグランドが13年ぶりとなるフルモデルチェンジを受ける見込み。長年ミニバン王者として君臨してきたアルファードのポジションは必ずしも安泰とは言えない状況になりそうだ。

ライバルのエルグランドは、課題となっていた燃費性能が大きく向上する。

現行エルグランド中期型オーテック

現行エルグランド中期型オーテック

シリーズ式ハイブリッドのe-POWERは、より大きな車体サイズに向けた1.5L VC-Turbo e-POWERが、T33新型エクストレイル日本仕様より市販車搭載がスタートした。このシステムをベースにバッテリーやモーターなどが増強され、車体重量がより大きいエルグランドへの適用が予想される。

新型アルファード、フルモデルチェンジ直後は販売台数ランキング上位を獲得か

現行型アルファードは2015年1月にフルモデルチェンジ発売され、既に7年が経過。2018年1月にはマイナーモデルチェンジを受け後期型に切り替わっている。現在はモデル末期ということになるが、それでも2021年の販売台数ランキングは第4位で、9.5万台を超えた。エントリー価格359.7万円のモデルが、この水準で売れ続けているのは他に類を見ないといってもいいだろう。

アルファード インテリア

現行アルファード

新型アルファードがミニバン一人勝ち、フルモデルチェンジ後も続くのか

ミニバンブームが去った後もなお、アルファードが売れ続けている理由は、2列目、3列目シートに乗車する人が時代を経て変化してきたことにある。

アルファード

アルファード30系前期

かつてのファミリーミニバンといえば、前席に大人が乗車し、後席に子供を乗せるというシーンが目に浮かぶ。こういった使い方をメインとするユーザーはもちろん現在でも多くおられるが、その絶対数は以前よりも減っている。

少子高齢化が進むなかで同乗者の年齢層も変わってきた。後席は子供ではなく、大人が乗ったときの快適性が強く求められ、結果的にミニバン車種の中でも最上級のアルファードが選ばれやすくなった。

アルファード

アルファード20系

フルモデルチェンジを受けた次期型でもこのあたりのニーズは反映されることになる。プラットフォームにはTNGA世代の最新テクノロジーが使われ、さらに進化した乗り心地が提供される。2列目および3列目シートは、よりリラックスできるものとなり、乗り降りのしやすい低床化も盛り込まれる。エクステリアは落ち着きと威厳のあるスタイルを踏襲しながらも、全高をやや縮小させることで時代に即したデザインとなるだろう。

少なくとも、日産の新型エルグランドが発売されるまでは、新型アルファードが同クラスで圧倒的なセールスを維持することになりそうだ。

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30系アルファード【実質最終】一部改良と特別仕様車が発売、フルモデルチェンジまでの現行型販売体制が整えられた

現行型30系アルファードの特別仕様車の S”TYPE GOLD Ⅲ”が2022年5月13日に発売された。

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アルファード特別仕様車 S“TYPE GOLD Ⅲ”

従来型のS”TYPE GOLD Ⅱ”から新たに設定された内容は、オプティトロンメーターのメーターリングにゴールド加飾が施され個性が強調された。シート表皮にはスエード調で上質な肌触りのブランノーブⅡ(パーフォレーション)と合成皮革の組み合わせが採用された。また、接近車両との衝突被害軽減をサポートするブラインドスポットモニターとパーキングサポートブレーキ(後方接近車両)が標準装備された。

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アルファード特別仕様車 S“TYPE GOLD Ⅲ”

消費税込み車両本体価格は、2WD車が430万6000円、4WD車が456万1000円、ハイブリッドのE-Fourが515万4400円となる。

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アルファード特別仕様車 S“TYPE GOLD Ⅲ”

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アルファード特別仕様車 S“TYPE GOLD Ⅲ”

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アルファード特別仕様車 S“TYPE GOLD Ⅲ”

次期アルファードはV6廃止、新型ヴェルファイアだけに2.4Lターボ搭載で差別化【エンジンラインナップ】ほぼ確定か
2023/3/18更新【2023年6月頃に次期アルファード/ヴェルファイアが発売予定】この記事では、新型のパワートレインについて解説しています。次期アルファード/ヴェルファイアはグローバルプラットフォームのTNGA(GA-K)をベースに開発され、既存のGA-K車種からのパワートレイン流用が予想されます。V6エンジンが廃止される可能性が高く、2.4Lターボ、2.5L NA、2.5Lハイブリッドのラインアップが考えられます。また、次期アルファードには2.5L ダイナミックフォースエンジンのハイブリッド仕様が用意され、プラグインハイブリッドは設定されません。

アルファードのフルモデルチェンジ情報は、こちらからもご覧いただけます。

自動車リサーチ 記事リスト

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新型アルファードが40系へフルモデルチェンジ、最新情報まとめ

まとめ更新日: 2024/04/30

  • フルモデルチェンジ発表、発売2023年6月21日
  • 一部改良が2024年8~9月に実施予想
  • 豊田自動織機の認証不正により、いなべ工場が生産停止
  • 一部改良ではヴェルファイア スぺーシャス ラウンジPHEV追加予想
  • 一部改良ではPHEV追加予想
  • 一部改良ではアルファードにエントリーモデルのXグレード追加予想
  • 低価格モデルは、シーケンシャルターンランプ未装備の可能性
  • 新型発表と同時に、PHEVの追加が予告される
  • 新型GA-Kプラットフォーム採用
  • 2.5L ハイブリッド A25A-FXS型(2WD/E-Four)
  • 2.4L ターボ T24A-FTS型(ヴェルファイア Zプレミアムに限る)
  • T24A-FTS型はコンベンショナル版で2WD/AWDを設定
  • アルファードのみ2.5L NA 2AR-FE型を用意
  • V6エンジン車は廃止
  • GRスポーツ計画か

新型アルファード/新型ヴェルファイア 画像 2023年7月

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新型アルファード/新型ヴェルファイア 発表 2023年6月

新型アルファード

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新型ヴェルファイア

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新型アルファード/新型ヴェルファイア 共通

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アルファード 画像 2022年4月発表

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