次期カローラはカローラ初のマルチパスウェイプラットフォームを採用、ガソリン車・HEV・PHEV・BEVに対応する見込み
次期カローラは、カローラ初のマルチパスウェイプラットフォームを採用し、ガソリン車、HEV、PHEV、BEVに対応することが見込まれます。その方向性は、ジャパンモビリティショー2025で世界初公開されたセダンボディの「カローラ コンセプト」で示されました。低いボンネットを持つロー&ワイドなスタイルとともに、複数のパワートレーンに対応するマルチパスウェイの考え方が打ち出されています。
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カローラ コンセプトはJMS2025でMulti-Pathwayを掲げた量産前提の次期カローラの将来像
カローラ コンセプトは、2025年10月のジャパンモビリティショー2025で公開された次世代のカローラを示すモデルです。トヨタはその特徴として、妥協のない「あなためがけた」クルマづくり、世界の「道」に対応したバリエーション展開、技術革新で自由なパッケージを実現するMulti-Pathwayの3点を掲げています。
トヨタはこのコンセプトをカローラ60周年の節目に向けた将来像と位置付け、世界中の多様なニーズに応えるバリエーション展開と、各地域のエネルギー事情に合わせたマルチパスウェイ戦略の象徴としています。単なるショーカーというより、量産を前提としたデザインスタディと考えられます。
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次期カローラはマルチパスウェイプラットフォームを採用、ボディサイズは現行並みで全高を抑えたロー&ワイド寄りの想定
量産との結び付きは骨格にも及びます。トヨタは、カローラ コンセプトがマルチパスウェイプラットフォームを採用すると表明しています。
量産モデルのボディサイズは現行から大きく変えず、全高をやや抑えたローアンドワイド寄りの方向が想定されます。
次期カローラは2028年から一汽トヨタで生産する計画
生産に向けた計画も見えてきました。異なる種類のパワートレーンに対応する車両プラットフォームを採用する次期カローラを、トヨタと中国第一汽車の合弁会社である一汽トヨタで2028年から生産する計画があることを、2026年10月17日にNikkei Asiaが報じました。
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次期カローラが掲げるマルチパスウェイは地域ごとにBEV・HEV・PHEV・水素を並行展開するトヨタの考え方
マルチパスウェイは、トヨタが掲げてきた、地域や用途に応じて多様なパワートレーンを並行展開する考え方です。BEV、HEV、PHEV、水素エンジンや燃料電池といった複数の道筋を組み合わせ、世界全体のカーボンニュートラルに現実的に近づいていくという発想で、カローラ コンセプトが各地域のエネルギー事情に合わせた戦略の象徴に位置付けられているのもこのためです。
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次期カローラのマルチパスウェイプラットフォームはBEV起点の骨格に小型エンジンのHEV・PHEVを載せる構成
新開発の1.5L・2.0L直4エンジンは小型化でボンネットを下げ、セダンクラスで燃費1割以上の向上を狙う
この戦略を支えるハードウェアとして、トヨタは2024年5月にSUBARU、マツダと開いたマルチパスウェイワークショップで、新開発の1.5L直列4気筒エンジンと2.0L直列4気筒エンジンを公開しました。いずれも電動ユニットとの組み合わせを前提に、従来より小型で低く作り直された内燃機関です。
3社は、エンジンを小型化してエンジンフードを下げ、高効率・高出力とクルマのパッケージの革新を両立させる方針を示しています。トヨタはエンジン単体の熱効率向上に加え、ボンネットを下げて空力を改善することで、セダンクラスで燃費をおよそ1割以上向上させる狙いも示しました。
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次期カローラはBEVのパッケージングから設計、ICE・HEVを起点にしたTNGA世代と発想が異なる
車両開発の手順も変わります。まずBEVのパッケージングからクルマを設計し、そこへコンパクトなエンジンを積んだHEVやPHEVを組み合わせるという順番です。ICEとHEVをベースに派生としてBEVを設定してきたTNGA世代とは、発想が明らかに異なります。
この考え方に立つと、マルチパスウェイプラットフォームは、BEVに最適化した車体と電動アーキテクチャを軸に、新開発の小型エンジンを載せたHEVやPHEVを同じ骨格で展開する次世代のプラットフォームと整理できそうです。
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カローラ コンセプトは低いボンネットとロングホイールベースで現行セダンよりロー&ワイド
カローラ コンセプトも、低いボンネットとロングホイールベースのプロポーションが特徴です。ボディは従来のカローラセダンより明らかにローアンドワイドで、室内は現行セダンより各方向でゆとりがあります。
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次期カローラのプラットフォームはギガキャストを導入した次世代型より、TNGA世代に近い発展型の可能性
ただし、生産技術まで一新されるかは別の問題です。トヨタは2023年に、2026年から導入する計画だった次世代電気自動車の生産コストを下げるため、ギガキャストや自走式の組立ラインなどを組み合わせた次世代の生産システムを発表しています。
一方で、カローラ コンセプトへのギガキャストの導入については、トヨタはコメントを控えています。
こうした状況から、次期カローラに採用されるマルチパスウェイプラットフォームは、ギガキャストを導入した完全な次世代プラットフォームというより、TNGA世代に近い技術の発展型である可能性があります。
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日本向けの次期カローラは新開発1.5L直4のHEVを主力に、PHEV・BEVも加えた電動モデルのみの構成を予想
小型エンジンの技術説明とカローラ コンセプトのパッケージング、マルチパスウェイプラットフォームの採用を重ねると、日本市場向けの次期カローラは、新開発の小型1.5L直列4気筒エンジンを組み合わせたHEVを主力に、PHEVやBEVも展開する構成が予想されます。
国内ではすでに電動化が進んでいます。2025年5月の一部改良でGRを除くガソリン車が廃止され、カローラ、カローラ ツーリング、カローラ スポーツはハイブリッド車だけのラインアップになりました。次期型でもこの方針は継続され、電動モデルのみのラインアップになることが想定されます。
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カローラのまとめ
まとめ更新日: 2026/10/27
- 次期カローラはカローラ初のマルチパスウェイプラットフォームを採用し、グローバルではガソリン車・HEV・PHEV・BEVに対応する見込み
- カローラ コンセプトは2025年10月のジャパンモビリティショー2025で公開済み
- 一汽トヨタで2028年から次期カローラを生産する計画を、2026年10月17日にNikkei Asiaが報じた
- マルチパスウェイプラットフォームは、BEVのパッケージングを起点に小型化した新開発エンジンのHEV・PHEVを同じ骨格へ載せる構成
- ギガキャストを導入した完全な次世代型より、TNGA世代に近い技術の発展型の可能性がある
- 日本向けは新開発1.5L直4のHEVを主力に、PHEV・BEVも加えた電動モデルのみの構成を予想












