レクサスはLSシリーズの一部改良を実施し、2022年10月下旬に発売することを発表した。
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現行レクサスLSシリーズは2017年10月に発売された5代目モデル。2020年11月にはマイナーチェンジによるフェイスリフトを受けるなど、後期型に移行していた。
今回の一部改良では、乗り心地や操縦安定性の向上、最新マルチメディアの採用などが盛り込まれた。
消費税込み車両本体価格は、3.5L V6 ツインターボのLS500が、10,780,000円~15,850,000円。3.5L V6 ハイブリッドのLS500hが、12,260,000円~17,960,000円に設定される。
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LS500h/LS500 一部改良の内容 2022年10月
剛性アップ、サスペンションチューニングによる乗り心地、操縦安定性を改善
Lexus Driving Signatureを深化させるべく、リヤサスペンションメンバー取付部のブレース形状の変更による剛性アップ、さらにサスペンションをチューニングすることで、初代から一貫して突き詰めてきた乗り心地の向上と、高い操縦安定性が実現された。
最新マルチメディアの採用とインテリアレイアウトの変更による操作性向上
- 直感的な使いやすさを追求した最新のマルチメディアが搭載された。ナビや音楽、車両設定などの各種メニューの選択スイッチを運転席側に常時アイコンで表示することで操作性が向上した。また、画面全体のレイアウトも情報の粒度に応じて表示エリアを分けることで、操作フローが統一された。
- 最新の音声認識機能は、従来の機能に加え、ディスプレイのマイクアイコン操作や音声による起動が可能となった。あらかじめ設定された起動ワード(例 : Hey Lexus!)を発話することで、スイッチ操作や音声認識機能の起動が可能。さらにクルマと会話するような自然な発話での操作にも対応した。
- 「エージェント+」で先読み案内サービスが可能となった。目的地を設定しなくても、これまでの走行履歴から経路を予想して事故・渋滞・天候・残燃料の案内が画面上に表示される。
- Apple CarPlayは、従来のUSB接続に加え、Wi-Fiによる無線接続にも対応した。
- タッチパッドやCD/DVDプレイヤーの廃止に伴い、インストルメントパネル及びコンソール周辺の形状や、スイッチレイアウトを最適化し、使用頻度の高いシートヒーター/シートベンチレーション/ステアリングヒータースイッチは、コンソール上に設定。加えてスマホホルダーやUSB Type-Cコネクターが増設された。
- アンプ、スピーカーが見直され、ハイレゾ音源再生に対応した。より細やかな高音、強さとクリアさを併せ持つ低音など、よりハイクオリティな音質が提供される。
- My LEXUS(スマートフォンアプリ)での簡単な操作でリモートエアコン、マイカー始動ロックなどに対応した。リモートエアコンは、乗車前にエアコンをかけておくことで、事前に車内を快適な温度に調節できるようになった。マイカー始動ロックは、ワンタッチで始動ロック、解除を可能にするセキュリティサービスで、予期せぬ第三者の運転を防ぐことができる。
予防安全技術の機能拡充
パノラミックビューモニターにより、運転席から目視しにくい車両周囲の状況をリアルタイムで確認できる。ボディやシートを透かして見たようなシースルービューや、サイドクリアランスビュー、コーナリングビューも採用。さらに、床下透過表示機能の設定により、車両直下およびタイヤ付近のアンダーフロア映像を表示して、駐車やすり抜けが支援される。
20インチアルミホイールを追加設定
2021年に発売された特別限定車“HIDEKI MATSUYAMA EDITION”に設定された 245/45R20 99Yランフラットタイヤ&20×81/2Jノイズリダクションアルミホイール(切削光輝+ブラック塗装)をオプション設定として採用された。
高度運転支援技術の性能向上
高度運転支援技術Lexus Teammate[Advanced Drive]搭載モデルについては、性能向上が実現された。周辺車両の動きへの配慮として、隣接レーンを走行する車両の死角領域に自車が走行し続けることを回避するように減速制御。これにより、他車の近くを自車が走行し続けることで感じる圧迫感の軽減を図り、より安全・安心な走りが実現される。さらに、車線変更支援できる場面が拡大された。また、合流地点を低速走行する際や前方車両へ接近した場合、ドライバーに周囲の車両への注意を促すディスプレイ表示とブザーが追加された。
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レクサスLS モデルチェンジ まとめ
まとめ更新日: 2022/10/13
- 2017年10月 フルモデルチェンジ発売(5代目)
- 2020年11月 マイナーチェンジを実施
- 2021年10月 一部改良を実施
- 2022年10月 一部改良を実施(今回)
- フルモデルチェンジの時期は未定
LS 一部改良 2022年10月 主な内容
- 乗り心地、操縦安定性を改善
- 最新ディスプレイオーディオ採用
- タッチパッドやCD/DVDプレイヤーの廃止に伴う配置の最適化
- ハイレゾ音源再生に対応
- 他車の死角領域の連続走行を回避するように減速制御
新型LS 価格表 2022年10月
グレード | エンジン | ハイブリッドシステム/トランスミッション | 駆動 | 価格(10%消費税込 円) | |
LS500h | “EXECUTIVE” | 8GR-FXS(3.5L V型6気筒) | Multi Stage Hybrid System | 2WD(FR) | 16,940,000 |
AWD | 17,350,000 | ||||
“version L” | 2WD(FR) | 15,290,000 | |||
AWD | 15,680,000 | ||||
“F SPORT” | 2WD(FR) | 13,600,000 | |||
AWD | 14,010,000 | ||||
“I package” | 2WD(FR) | 12,260,000 | |||
AWD | 12,670,000 | ||||
“EXECUTIVE Advanced Drive” | AWD | 17,960,000 | |||
“version L Advanced Drive” | AWD | 16,340,000 | |||
LS500 | “EXECUTIVE” | V35A-FTS(3.5L V型6気筒ツインターボ) | Direct Shift-10AT | 2WD(FR) | 15,440,000 |
AWD | 15,850,000 | ||||
“version L” | 2WD(FR) | 13,790,000 | |||
AWD | 14,200,000 | ||||
“F SPORT” | 2WD(FR) | 12,410,000 | |||
AWD | 12,510,000 | ||||
“I package” | 2WD(FR) | 10,780,000 | |||
AWD | 11,190,000 |