2022年6月にキックスの大幅改良の実施が予想される。これに先立って発表された米国仕様2022年モデルはキックス後期型の要素が盛り込まれるのではと注目された。
また国内向けでは、前期型キックス最終のコラボレーションモデル「コロンビアエディション」が限定台数で発売され、アウトドア人気の高まりのなか人気となった。
キックス米国仕様の1.6L NAモデル、2022年モデル発表
キックス米国仕様の2022年モデルが2021年12月に発表された。北米仕様にはe-POWERの設定が無く、HR16DE型の直4 1.6L NAエンジンが採用されるが、日本仕様の2022年モデルを占う年次改良と見ることもできる。
ただし、北米仕様2022年モデルは、装備の充実などがあったものの、内外装の大きな変更点は無かった。日本での発売が大きく遅れたキックスであるが、後期型エクステリアは日本仕様で初採用となるかもしれない。
日産キックス【限定500台】コロンビアエディション、コンパクトSUVに専用アウトドア装備
日産は「キックス コロンビアエディション」を限定500台で、2021年11月2日に発売した。
総合アウトドアメーカーの株式会社コロンビアスポーツウェアジャパンと日産が共同企画し、アウトドアに最適なアイテムを装備した特別仕様車となる。
キックスは2020年にe-POWER専用のコンパクトSUVとして発売されたモデル。力強い加速や高い静粛性、アクティブで先進的なエクステリア、そして、コンパクトボディでありながら広い室内空間を特徴としてきた。
キックス コロンビアエディション オリジナルのアイテムを装備
「キックス コロンビアエディション」は、Xグレードのチタニウムカーキとダークブルーの2色のボディカラーをベースに、フロントアンダープロテクターやリヤアンダープロテクター、サイドシルプロテクターをブラックに加飾した「ブラックスタイルパッケージ」と、「キックス コロンビアエディション」オリジナルのアイテムが装備された。
アウトドアブランド「コロンビア」の世界観を表現
エクステリアには、コロンビアのコーポレートカラーであるブルーのグリルステッカーを、サイドとリヤには、コロンビアのロゴステッカー、そして、コロンビア誕生の地であるオレゴン州最高峰のフッド山をあしらったグラフィックステッカーをサイドに配し、長い歴史があり、信頼性の高いアウトドアブランドであるコロンビアの世界観が表現された。
インテリアには耐水性素材を使用
インテリアには、耐水性に優れたCORDURA®fabric(305デニール)を使用し、生地に防水加工を施したアウトドアに最適な、アクティブなシーンで活躍するラゲッジシートや、シートバックポケット(運転席・助手席)、フロントシートエプロン(運転席・助手席)が装備された。
防汚シート採用でアウトドアに対応
ラゲッジシートはラゲッジフロアの保護に加え、シート背面のポケットに小物も収納可能とする。
シートバックポケットには、コロンビアの代表的なプロダクト「マルチポケットフィッシングベスト」からインスパイアされた使いやすい大小のポケットや、ドリンクホルダーやティッシュホルダー、ウェビングベルトが備えられた。
脱着も簡単なフロントシートエプロンには、防水加工が施された生地が採用され、汚れたまま車内に乗り込むケースにも対応した。
放射冷却技術を採用したサンシェード
エクセレント(ブラック)のフロアカーペットや、熱を放射することで車内の温度上昇を抑制するRadi-Cool社製の放射冷却技術を採用したサンシェードも装備された。