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アコード・プラグインハイブリッドが新型ハイブリッドシステム搭載で発売
ホンダのアコードがプラグインハイブリッド化されて2012年に発売される。
採用されるパワーユニットは、2L DOHC 最高出力134psのアトキンソンサイクルの低燃費エンジン、これに120kwの高出力モーターが加わる。
もちろんプラグインハイブリッドというだけあって、大容量リチウムイオンバッテリーと電気モーターの動力だけを使った走行がメインになる。
これまでのインサイトやフィットハイブリッドに代表されるホンダのIMAハイブリッドとは全く違うタイプのシステムとなっている。
低速域では、ガソリンエンジンの出力はすべて発電に使われ、電気モーターのみを使って走行。
高速域になるとエンジンと車軸がクラッチで直結され、通常のエンジン走行に切り替わる。
モーターとエンジンの切り替え時に発生するショックは、以前の開発段階ではやや大きいものだったが、市販化直前の現在ではショックに気づくことは殆ど無いほどに完成度を高めている。
このアコードPHVの車体価格は、米国仕様で2万6千ドル前後(約205万円)と、ライバル車のカムリ・ハイブリッドを意識した価格設定になるとされている。
日本仕様ではここまで安くはならないが、高性能かつ高コストなリチウムイオンバッテリーを採用したプラグインハイブリッド車としては、かなりお買い得な価格設定になるはずだ。
写真は現行アコード。試作段階のアコードPHVはボディデザインも写真のものとは違っている。
さらにアコード・ハイブリッドが2013年に発売
環境車のプラグインハイブリッド化が進みつつあるが、価格の安い通常のハイブリッド車が主役の時代はまだまだ続く。
まずは2012年に前述のアコード・プラグインハイブリッドが発売。
翌年の2013年には、リチウムイオン電池の容量を削減しコストダウンされたアコード・ハイブリッドが追加発売される。
EV航続距離は短くなるが、ガソリン代+車体価格のコストパフォーマンスはプラグインハイブリッド版よりも魅力的になるはず。
後から発売されるアコード・ハイブリッドの方が、多くのユーザーにとって本命モデルになりそうだ。