フランクフルトモーターショーでVW アップ(up!)がデビュー(ルポ後継?)

フォルクスワーゲン

フォルクスワーゲンの超小型車「アップ!」

9/13から開催されるフランクフルトモーターショーにて、フォルクスワーゲンの最も小さな車種「アップ」がデビューした。
市販型で披露されるのは今回が初めてとなる。
ボディサイズは全長3540mm×全幅1640mm×全高1480mm、ホイールベース2420mmと、ポロより小さなコンパクトカーとなる。
実質的には、ルポの後継とも言えそうだが、ルポは5乗りであったのに対し、アップは4人乗り仕様となっている。
短い全長にもかかわらずホイールベースはポロと比べて5cm短いだけで、小さいボディながらもそこそこの居住性は確保されている。
ただし、トランクスペースは軽自動車並に狭いものになっている。

1.0Lの3気筒エンジン搭載

ダウンサイジング化が進むVW車だが、アップは最も小さい1.0Lの3気筒エンジンを搭載。
一昔前なら1.0Lエンジンでも4気筒を採用するエンジンが多かったが、最近では3気筒がスタンダードになりつつある。
今のところ、過給器のついたTSI仕様の話は無いが、今後の可能性としはあるだろう。
NAエンジンでダウンサイジングできたのは、高張力鋼板を多用することで高剛性を維持しながらボディ骨格を合理化、その結果、軽量化に成功したことが大きい。
VWアップの重量は929kgで、すこし大きめの軽自動車程度の重量となっている。
このことは、日本の税制上でもメリットがある。
平均的なコンパクトカーであるポロと比較して、重量税で年間5000円、自動車税で年間5000円安くなり、トータルで年1万円の節税にもなる。
燃費は欧州複合モード燃費23.8km/L。
最新の日本の小型車が30km/Lであることと比較すれば見劣りするが、実用燃費ではほとんど差がないと予想する。

日本導入次期はもう少し先

VWアップは欧州では9850ユーロという低価格で販売される予定。
これは日本円にして約103.4万円。車格を考えれば、妥当な価格。
ただし、日本に導入されると高額になるのが欧州車。
ルポが149.9万円~で販売されていた実績を考えれば、このVWアップも150万円~程度で販売されるのではと予想する。
デザイン性が高く購買欲をかきたてるが、人によっては割高な軽自動車に映る人もいるだろう。
ちなみにアップは小さいながらも普通車であり、軽自動車ではない。
日本導入次期は2012年の春頃になる見込み。

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