フォード・フィエスタが発売、Bセグメント輸入コンパクトカーに新たな選択肢
フォード・フィエスタの日本発売が2014年2月1日から始まった。
フィエスタのボディサイズは全長3995mm×全幅1720mm×全高1475mmとなっており、Bセグメントいっぱいのサイズに収められた印象だが、全高はフィットと比較して5cm程低い。さらにサイドはドアハンドル高さのキャラクターラインによる引き締め効果もあり同クラスの中でもスタイリッシュに感じた。また輸入コンパクトカーの中でも、タマ数の多いフォルクスワーゲンのポロやゴルフではないところが、いつまでも新鮮に見えるポイントとなる。
新型フィエスタの車両価格は229万円からとなっており、やはりライバルとなるのはポロに代表される輸入コンパクトカー勢となる。ちなみにポロは219万円からのラインアップとなる。
フィエスタは、ダウンサイジング3気筒1.0Lターボエンジン+6速DCTの採用
フィエスタ日本仕様に搭載されるパワートレインは、3気筒 1.0Lターボ+6速デュアルクラッチトランスミッション(DCT)の1タイプのみ。フォードがEcoBoostと呼んでいるダウンサイジングターボエンジンの採用となり、直噴と吸排気独立可変バルブタイミング機構によって高効率化され、小排気量化によって不足する出力はターボチャージャーで補うシステムとなる。その最高出力は100ps、最大トルクは17.3kgmである。
ハイブリッドシステムとCVTの2本柱で燃費を向上させてきた日本車勢の多くとは異なり、欧州車に近い燃費改善策がとられているのが特徴である。
ただし、フィエスタのJC08モード燃費は17.7km/L。単純な燃費比較では1.2L TSI 7速DSGのポロが21.2km/Lであるから、燃費性能に多くを求めるとフィエスタは分が悪いだろう。