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アイサイトが2年以内にすべてのスバル生産車へ装備
スバルの先進運転支援システム、アイサイト(eyesight)がスバルの全車種に装備されることになった。
既にアイサイトを装備することができるレガシィをはじめ、インプレッサ、フォレスター、エクシーガなどへの搭載が順次行われ2年後にはすべてのスバル車がアイサイト化する見込みだ。
また、新開発が進められている水平対向エンジンFRスポーツカー、いわゆるスバル版のFT-86にもアイサイトが搭載される予定。
ただしトレジア、ステラ、プレオなどといったスバルで生産されないOEM車種については、現段階ではアイサイトの搭載予定はない。
このアイサイトだが、高速道路での運転であれば、基本的にアクセル&ブレーキ操作無しに前車に追従しての走行が可能。特にアイサイトVer2になってからは、ハードウェア、ソフトウェアともに熟成が進み、安全、安心に使えるだけでなく、スムーズで乗り心地のいい加速&制動に評価が高い。
アイサイト普及のきっかけは低価格化
オプション価格が10万円と低価格になったことが、アイサイト普及に拍車がかかった。
現在、アイサイトはレガシィにのみに装備することができるが、アイサイトをオプション選択するユーザーは全レガシィ購入者の75%にも達し、これほどの好評はスバル車内でも想定外だったようだ。
このことを受け、全車種への商品開発へと発展した。
10万円というアイサイトのオプション価格が実現したのは、汎用的なCCDステレオカメラを認識デバイスとして採用した点である。
これまで他の自動車メーカーでも同様のシステムが開発されてきているが、レーザーセンサーなどの特殊なデバイスを採用していたため価格が高価で普及が進まなかった。
そんな中CCDデバイスは、デジタルカメラの普及で低価格化と高解像度化が著しく進み、画像解析技術と組み合わせることで、低価格な運転支援システムが実現するきっかけとなった。
アイサイトで事故が起こった場合の責任は?
このアイサイトのしくみはルームミラーの両脇付近に2台のCCDカメラを設置し、3Dのステレオ映像として前方を認識。
安全な車間距離を維持しつつ前方車に追従するようにアクセルとブレーキ操作をしてくれる。
もちろん緊急時の急制動にも対応し、安全装置としての役割も果たしている。
ただし、ハンドル操作はドライバーによる操縦が必要。
実は自動車の完全な自動運転は技術的には十分可能なレベルにあるらしいが、国土交通省が認めないらしい。
それでも、ドライバーはハンドル操作するだけで、高速道路を巡航することができるので長距離ドライブの疲労はかなり軽減されそうだ。
うっかり眠ってしまって追突なんてことが多くのケースで回避されるようだ。
ただし、アイサイトはあくまでも運転支援システムに過ぎず、実際に事故が起こってしまった場合の責任はドライバーにあることをお忘れなく。
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