スズキ・ジムニー/ジムニーシエラ増産、想定外のオーダーを受け設備投資

スズキ

ジムニーの販売が好調、スズキが生産ラインの追加を準備中

スズキは新型ジムニー シリーズを増産する計画となっている。

(写真は新型ジムニー)
新型ジムニー

新型ジムニー シリーズは2018年7月5日に発売されたモデル。約20年ぶりのフルモデルチェンジということもあり、オーダーが殺到している。特に登録車のジムニーシエラは生産台数が少なく、3年近い納期を予告する販売店が現れるなど、異常な状況となっている。スズキはこれを受けて、生産ラインの追加準備を進めており、2019年1月にも増産体制が整う見込みとなった。

ジムニーシエラ フロントグリル

ジムニーとジムニーシエラの合計で月間7000台生産に

生産設備増強後はジムニーとジムニーシエラの合計生産力が月間7000台規模になる予定。当初の計画では、軽自動車のジムニーが年間1万5000台(月平均1250台)、ジムニーシエラは年間1200台(月平均100台)であった。現在は生産設備を増やさない範囲で増産対応しており、湖西工場で月間約4000台規模で生産されている。ここからさらなる増産のために設備投資を行うというわけだ。

ジムニーシエラ リアコンビネーションランプ

スズキにとってうれしい誤算となったが、そもそも販売計画を少なく見積もり過ぎではないだろうか。本格増産までしばらくの時間が必要なことや、さらに輸出販売も予定しているから、まだ品薄状態が続きそう。それでも趣味性の高いモデルであるから、他モデルに流れることも少なく、ファンは納車まで楽しみに待ってくれるはずだ。

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