アクアがマイナーモデルチェンジで燃費向上、リチウムイオンバッテリーを検討

トヨタ

アクアにリチウムイオンバッテリーを搭載させ燃費を向上させる計画あり

昨年2011年にデビューしたトヨタのハイブリッドコンパクトカー、アクアの燃費性能がさらに向上することになりそうだ。現在、次回のマイナーモデルチェンジに向けて、現行のニッケル水素バッテリーをリチウムイオンバッテリーへ切り替えていくことが検討されている。
現行アクアの燃費性能は、JC08モードで35.4km/L。このバッテリー変更の他、ボディの軽量化やフリクション低減、トランスミッションの改良も行われ、さらなる燃費性能の向上が期待できそうだ。

(写真は現行アクア 2011年モデル)
アクア
アクア ハイブリッド

アクアがリチウムイオンバッテリー普及のキッカケになる

ガソリンのみを燃料とする全車種で燃費世界ナンバーワンのアクアであるが、これは来年2013年に発売する新型フィットハイブリッドにその座を譲ることになると予測されている。次期フィットハイブリッドの予想燃費はJC08モードで36~38km/L程度とされており、アクアの燃費性能をわずかに上回るという試算が多い。こういった競合車種の追い上げが、アクアのような低価格なハイブリッド車種へ、高性能高価格なリチウムイオンバッテリーを搭載せざるを得ない状況となっているようだ。

(写真は現行アクアのTHSⅡ。ニッケル水素バッテリー搭載。)
1.5L THSⅡ

リチウムイオンバッテリーは、以前に比べ随分と手の届きやすい価格に値下がりしているがそれでもまだまだ高く、採用車種は少ない。
トヨタハイブリッドカーのボトムを支えるアクアのリチウムイオンバッテリー化が成功すれば、その量産効果により、多くのTHSⅡ搭載車種がリチウムイオンバッテリーへ切り替わっていくことになるだろう。

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