新型セレナ発売、自動運転技術プロパイット搭載でフルモデルチェンジ

日産

自動運転セレナが発売、日産の新技術プロパイロットを市販車に初採用

日産・セレナがフルモデルチェンジを受け2016年8月24日に発売日を迎えた。

(写真は新型セレナ)
新型 セレナ

ハイブリッドやダウンサイジングターボなど、近年の新型車は燃費性能の良さを強調した製品が多かった。今回の新型セレナは、これらとは異なる新技術としてプロパイロットが初採用されており注目を集めている。

セレナPro Pilot

セレナのプロパイロットは、完全な自動運転ではないが、ドライバーの負担軽減は大きい

新型セレナに搭載されるプロパイロットは、自動運転技術のなかでも高速道路の同一車線の走行に限ったものとなる。ドライバーが最高速度として30~100km/hを設定し、あとはプロパイロットによって前車の追従走行が行われる。渋滞などで停車した場合は、ドライバー操作による再発進が必要となる。これだけでは従来のクルーズコントロールの進化版といったところだが、自動操舵によって単一車線のレーンキープも行われるため、ドライバーの負担はかなり軽減されることになる。

セレナ セレナ シート

このプロパイロットを装備した新型セレナの車両価格は、ハイウェイスタープロパイロットエディションとしてFF車が291万6000円から、4WD車が317万6280円からに設定された。手に届きやすい価格に設定されたこともあり人気モデルとなりそう。月販8000台の計画であるから、しばらくは納車待ちの状況が予想される。

新型セレナ

パワートレインは、2.0L直噴ガソリンのMR20DD型がJC08モード燃費15.0km/L。そのマイルドハイブリッド版となるMR20DD-SM24型は17.2km/Lとなる。燃費性能についてはトヨタ・ノア/ヴォクシー/エスクァイアのハイブリッドモデルが23.8km/Lというなかでは見劣りする部分である。

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