新型ミラージュがタイで発売開始

三菱

新型ミラージュ、タイで先行発売、日本導入は7月

三菱自動車は、新型ミラージュを2012年3月28日からタイで発売すると発表した。三菱のコンパクトカーとしては、2002年に発売されたコルト以来の新型モデルということで、注目度も大きい。
また、新型ミラージュの日本発売について今夏を目指しているとしており、多くのメディアでは7月頃の日本デビューになるのではと予測している。

ミラージュ
新型ミラージュには、新開発の3気筒1.2L MIVECエンジンや高張力鋼板を多用した衝撃安全強化ボディRISEなど三菱自動車の最新テクノロジーが採用される。

新型ミラージュはタイ生産で日本に輸入される

新型ミラージュの生産は、ミツビシ・モーターズ・タイランド、ラムチャバン工場の新工場で行われる。今夏に日本に入ってくる車両も、この工場で生産されたものが輸入され、日本国内のディーラーを通して販売されることになる。
最近では、日産の新型マーチがタイ生産となり、日本で輸入販売されるようになったが、心配されていた品質レベルは、概ね日本で生産するのと変わりないという評価を得ている。
三菱自動車のタイ工場では、日本人の検査員が駐在して、出荷前に全数検査するほか、現地検査員の指導も実施するなど、日本生産と同等の品質確保に努めるとしている。

新型ミラージュ

新型ミラージュのライバル車となるのは、フィットやノートではなく、さらに小さいブリオやマーチのようなスモールカーが該当する。ブリオというのは、ホンダの新興国向けスモールカーで、日本では販売されていない。
新型ミラージュのタイでの価格は38万~54万6千バーツ。日本円換算で102.6万円~147.4万円と、タイの物価を考えれば庶民が買えるものではなさそうだが、タイではまだまだ自動車の価値は高く、この程度が相場のようだ。
ちなみにブリオの価格は、39万9900バーツ(約108万円)からであり、フィットはさらに約50万円高で販売されている。
また、マーチは37万5千バーツ(約101万円)からとなっており、新型ミラージュはマーチとブリオの間を取った価格設定ということになる。

新型ミラージュの日本での価格は、最も安いグレードで98万円になると一部メディアで報じられている。

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