タントがフルモデルチェンジ前倒し2013年9月発売の可能性、両側スライドドア

ダイハツ

タントのフルモデルチェンジ、増税前需要に向けて前倒しの可能性

自動車業界は消費税アップ前の駆け込み需要に入りつつあり、特に軽自動車セグメントでは各社とも熾烈な販売攻勢が計画されている。その中でも大きな目玉になりそうなのが、ダイハツ・タントのフルモデルチェンジである。
(写真は現行タント)
タント
タントは軽自動車の中でも非常に人気の高い車種の一つで、前回フルモデルチェンジの2007年から5年が経つモデルにも関わらず、1万台前後の月間販売台数を維持してきた。当初の予定によるとフルモデルチェンジは2013年12月に行われる見込みであったが、このタイミングでは2014年4月1日に施行とされる消費増税まで十分な販売期間があるとは言えない。さらにライバルのスズキに加えホンダ、日産&三菱も新型軽自動車を投入することで、増税前特需に本格参入することが明らかになっており、ヒット車種のタントと云えど慢心している場合では無くなってきているのだ。こういった背景のなか、タントの発売日を2013年9月に前倒しする説が浮上している。
(写真は日産新型デイズ)
DAYZ ハイウェイスター

新型タントのJC08モード燃費は29km/Lオーバーが必須課題

次期タントは両側スライドドアが採用される見込み。ピラーレスの電動スライドドアは左側のみで、右側はピラー有りの手動スライドドアとなる。燃費性能はスズキ・スペーシアのJC08モード29.0km/Lを超えることが必須課題となっており、新型タントは29~30km/L程度となることが想定される。
(ライバル、スズキの新型ハイト軽ワゴンのスペーシア)
スペーシア
一方で、タントのフルモデルチェンジは当初の予定通り2013年12月に行い、それまでは現行モデルのオプションサービスキャンペーンなどで販促をかけるというオーソドックスな販売戦略も選択肢として残されており、必ずしも9月発売であるとは現段階では言い切ることができない。
それでもやはり9月の可能性が高いと考えるのは日産、三菱の軽自動車連合の存在である。彼らはルークス&トッポの新型後継車種を2014年1月に発売する計画を立てており、タントが2013年12月発売であれば発売日が近すぎるという問題が生じる。
次期タントについて、今後も続報が入ればレポートしていきたい。

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