三菱デリカD:5の4N14型2.3Lディーゼルエンジン搭載モデルが10月発売予定

三菱

デリカD:5のディーゼルエンジン搭載グレードが実現

三菱デリカD:5のディーゼルエンジン搭載グレードが2012年10月に追加されることになりそうだ。
採用されるのは、欧州版アウトランダーに2010年から搭載されている2.3L(2,268cc)の4N14型ディーゼルエンジンで、国内の排ガス規制に適合させるための改良も加えられる。

現行デリカD:5のラインアップでは、2WD用が燃費性能を重視した2.0Lの4J11型、4WD用としてパワーを重視した2.4Lの4B12型という、2種類のガソリンエンジンがラインアップしているが、ディーゼルエンジンの設定は無かった。しかし、ディーゼルエンジングレードを望むユーザーの声は以前からあったようで、それに応じ実現することになった。
新しく加わる2.3Lのディーゼルは、過給器としてインタークーラー付きのVG/VDターボが備わり、最高出力は177ps、最高トルクは380Nmになると考えられる。
デリカD5

ディーゼル版デリカD:5の価格、300万円未満を期待したい

さて、問題はディーゼル版デリカD:5の価格である。ユーザーにコストメリットはあるのだろうか。
デリカD:5と共通のガソリンエンジンとディーゼルエンジンの両方をラインアップする欧州版アウトランダーの価格を比較してみた。4WDの同一グレードでは、4B12型の2.4Lガソリンエンジン搭載モデルが34,630ユーロ、4N14型の2.3Lディーゼルエンジン搭載モデルが36,030ユーロになっており、その差は1400ユーロ。日本のデリカD:5ディーゼル仕様もこの基準で価格設定されるとすれば、4WDのMグレードが290~295万円ということになる。日本の排ガス規制に対応させるコストが未知数だが、4WDモデルで300万円を下回る車両価格を期待したい。

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