スカイアクティブデミオに特別仕様車、次期モデルはスカイアクティブ標準化となるか?
現行の3代目デミオが発売から6年が経過し、次期モデルへのフルモデルチェンジが噂される時期となった。そんななか、恐らく現行車最終モデルと思われる2タイプの特別仕様車「13-SKYACTIVシューティングスターグレイス」(147万3500円~)と「13-SKYACTIVシューティングスタースポルト」(154万円~)がラインアップに追加された。
次期デミオはスカイアクティブトランスミッションで燃費性能が進化する
さて、注目したいのは、これらの特別仕様車が何れもスカイアクティブグレードであることである。2014年夏頃のデビューが予測されている次期デミオでは、燃費性能の高いスカイアクティブグレードの標準化が予想されており、モデル末期のこの時期に来て、13-SKYACTIVにターゲットを絞った特別仕様車が追加されたことは、このことを予言しているようにも感じられるわけだ。
ただし、現行デミオの13-SKYACTIVは、マツダが持つスカイアクティブテクノロジーの部分的な採用に留まるものであった。特に次期デミオでの進化が問われるのはトランスミッションであり、スカイアクティブドライブが導入されることが期待される。最近のマツダのプレスリリースでは、防府工場およびマツダパワートレインマニュファクチャリングタイランドにおけるスカイアクティブドライブの生産能力を増強するというニュースがあった。マツダが計画する年間170万台のグローバル販売の内80%を燃費性能に優れるスカイアクティブドライブ搭載車となる見込みとなった。つまり、日本市場向けモデルの内、他社生産OEM車を除く全台数のトランスミッションがスカイアクティブ化されることが予想され、当然次期デミオもその対象となるだろう。
(写真は現行デミオ)