次期フィットハイブリッドのトランスミッションは7速DCT採用

ホンダ

フィットハイブリッドのフルモデルチェンジ、1.5Lアトキンソン+7速DCT

来年2013年はフィットのフルモデルチェンジが控えており、その時期は9月頃となりそうだ。同年11月の東京モーターショーでは大規模なプロモーションが行われることになるだろう。
そして、新たに入ってきた情報によると、次期フィットハイブリッドに搭載される1.5Lの新型システムには、トランスミッションとして7速のDCT(デュアル・クラッチ・トランスミッション)が採用されるということだ。

DCTとはフォルクスワーゲンが先行して普及を進めてきたDSGに近い機構の自動変速機である。メカニカル的にはマニュアルトランスミッションに近く、ダイレクトな加速感と巡航時の効率が高いのが特徴だ。ホンダの小型車トランスミッションは、これまでCVTを優先的に開発し普及を進めてきた。ここで突如7速DCTが登場するわけだが、今後も恐らくはCVTが主流のままだろう。次期フィットにおいても、7速DCTが採用されるのはハイブリッドのみか、あるいはRSグレードで、この他のグレードは新開発のCVTが搭載される見込み。

上級車はともかくとして、台数の出るコンパクトカーにも7速DCTが採用される理由は、どうやら経営的な理由もあるようだ。長年にわたって蓄積してきたマニュアルトランスミッション製造のノウハウと生産設備の再活用ができるというわけである。

フィットハイブリッド搭載のSPORT HYBRID i-DCDと予想燃費

また、エンジンは新開発の直4 1.5L アトキンソンサイクルとなり、7速DCTと総称して、SPORT HYBRID i-DCD(インテリジェント デュアル クラッチ ドライブ)と名付けられる。
JC08モード燃費は同クラストップのハイブリッド車、トヨタ・アクアの35.4km/Lを超える36km/L程度になると想定される。
EVSTER
写真はコンセプトカーのEVSTER。次期フィットのフロントグリルとヘッドライトのデザインモチーフになるとされている。

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