プリウスZVW30(三代目)はトヨタZR系ハイブリッドエンジン2ZR-FXE搭載で実燃費が良い

トヨタ

プリウス ZVW30 (2009年~)
2010年12月現在、新車販売ランキング1位を独走中のハイブリッドカー三代目プリウスをレポートしました。
全ガソリン車の中で最高の燃費が特徴です。しかし、走行距離の少ないユーザーにとっては割高な買い物になるかもしれません。

三代目プリウスは燃費の良さが特徴

三代目となるTOYOTA PRIUSは10・15モード燃費で38.0(km/L)、JC08モード燃費で32.6(km/L)のカタログスペックを達成し、実燃費は20km/lぐらいとなっています。
エンジンは1.8LDOHC直列4気筒の2ZR-FXEを搭載しておりパワフルな走りを体感しました。

トヨタ製ハイブリッドエンジン搭載priusの長所とは

プリウスの長所は何と言っても、燃費の良さにあるでしょう。
燃料もハイオクは不要です。レギュラーガソリンで十分です。

プリウスの気になる短所、欠点をリストアップ

全体的に短所、欠点を感じることは少ないです。
ただ、最近は営業車にも多用され、斬新なスタイリングに見慣れてしまった感じがあります。
二代目プリウスよりも安っぽい内装は好みが分かれるところだと思います。
オプションのソーラーパネルは、あくまで自己満足のものです。費用対効果はありません。

プリウスの乗り心地は悪くは無いがいまいち

舗装が粗いとリアが激しく揺れます。
基本的に燃費以外は取り得が無いといってもいい車でしょう。しかし不満はありません。
ハンドリングも並で楽しさはありません。

プリウスの中古車はしっかりメンテナンスされたものを選びたい

トヨタ・ZR系エンジンは信頼性が高く、カローラシリーズをはじめ多くの車種に採用されており、メンテナンスや故障修理費用の心配が少なくて済みます。
ニッケル水素電池およびリチウムイオン電池は10万キロ程度ならほぼメンテナンスフリーと考えていいでしょう。
タイミングチェーン採用によりタイミングベルトの交換がありません。
また、ウォータポンプやサーモスタットなどの冷却系トラブルも報告が少ないです。
複雑なハイブリッドシステムは先代から非常に信頼性が高く、ほとんどノートラブルで乗りつづけることができます。

プリウスの基本的なスペックについておさらい

乗車定員は5人となっており、最近の7人乗りミニバンに慣れた方であれば狭く感じるかもしれません。
ボディタイプは5ドアハッチバックセダンなので、後席を倒せば大きな荷物も積載可能です。
モーターは3JM型の交流同期電動機となっています。
2ZR-FXEエンジンは73kw(99PS)/5,200rpmを発生することができ、これにモータ動力60kw(82PS)を追加すると必要十分な加速を得ることができます。
最大トルクはガソリンエンジン部分で142Nm(14.5kgm)/4,000rpm、モーター部分で207Nm(21.1kgm)となっており、街中でも峠でもオールマイティにこなすことができます。
変速機はCVT(電気式無段変速機)採用でさらに燃費に貢献できるしくみです。
駆動方式はFFで広いラゲッジルームが得られます。
サスペンション方式は前がストラット式コイルスプリング(スタビライザー付)に対し、後がトーションビーム式コイルスプリングとなっており、このクラス標準のハンドリング性能、乗り心地を実現しています。
全長は4,460mm、全幅は1,745mm、全高は1,490mmとなっております。
ホイールベースは2,700mmとなっており、車両重量は1,310 – 1,490kgです。
自動車重量税は37,800円となります。
ハイブリッド方式はHV(THS II)およびPHV(THS II Plug-in)であり、電池残量が十分な場合はモーターだけの走行が可能です。共にリダクション機能がついています。
動力用主電池としては、ニッケル水素電池(HV)とリチウムイオン電池(PHV)があります。
プラットフォームはトヨタ・新MCプラットフォームで十分な車体剛性を確保しています。

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