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FT-86にエアコンレスの廉価グレード199万円が追加される
来年2012年の4月発売を目標に着々と準備が進められているFT-86。
なんと最も安いモデルは199万円になることがわかった。
この廉価グレードは、発売初期に設定されるグレードにはラインアップされず、約250万円ぐらいが想定されているメイングレードの発売から少し遅れての登場となる見込みだ。
(写真は装備が簡略化される前の86。基本的なボディラインは廉価グレードも変わらない。)
エアコンレス、スチールホイール、最低装備のFT-86
199万円のFT-86、安さの秘訣は装備の簡略化にある。
まずはエアコンレスになっているのがポイント。
遮音材も省略されるのでエンジン音、ロードノイズは容赦なく車内に入り込む。
スチールホイール+安い低グリップタイヤと最低限の装備で、ユーザーが好みのパーツへ交換することを前提としている。
シートも低コストなものが採用され、これもレカロシートなどへ載せ替えても無駄にならないためだ。
装備が簡略化されたことで安さだけでなく、結果として約100kgの軽量化にもなっており、レースカーのベースとして使われることも想定している。
もちろん、車検に通る最低装備は満たしているので、未改造であれば一般道の走行は可能だ。
メイングレード比で約50万円も安いとなれば、レースに参加しないユーザーも興味を示すはず。
せめてエアコンぐらいは追加オプションで付けれることを願いたい。
FT-86、低価格の秘訣は世界販売
日本ではミニバン、コンパクトカー、軽自動車と生活の道具として実用性重視でクルマが選ばれる傾向が強くなりつつある。
スポーツカーが売れないと言われて久しいが、当然この魅力的なFT-86ですら例外ではないだろう。
FT-86の日本でのセールスは発売初期はそれなりに売れるだろうが、道路上のあちらこちらで見かけるほどの大ヒットモデルにはなり得ないはずだ。
日本市場のみの販売であればメイングレードで250万円という価格設定では、トヨタとしてもやっていけないだろう。
しかし、そんなFT-86の存在を支えるのが世界市場での販売だ。
当初、日本と北米のサイオンブランドでのみ販売されると考えられていたが、グローバルカーとしてヨーロッパ、中国、アジアといった主力市場を含めた世界各国で販売されることになった。
水平対向エンジン搭載FRの本格スポーツ車でありながら、安い価格設定を実現させたのは、大量生産によるコストダウンが可能にさせているわけだ。
世界で歴史に残るスポーツ車になることは間違いないだろう。
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