次期エスティマハイブリッドは新型2.5L THSⅡ搭載で燃費向上

トヨタ

新型エスティマハイブリッドは燃費がアップ

3代目の現行エスティマは、2006年の発売から今年で5年目。
そろそろフルモデルチェンジの噂が囁かれる時期に来ている。
特にハイブリッドモデルに関しては、そのパワートレーンの進化に期待が寄せられるところ。
次期エスティマハイブリッドは、新型カムリに採用された新型ハイブリッドエンジンが搭載され、燃費が大幅に向上するという。

2.5Lの2AR-FXE型ハイブリッドエンジン

次期エスティマハイブリッドに搭載されるエンジンは、先日デビューしたばかりのカムリで採用されている2.5Lの2AR-FXE型となる予定。
現行のエスティマハイブリッドは2.4Lの2AZ-FXE型エンジンが採用されているが、これと比較すると排気量が100ccアップし2.5Lと大きくなっているのがわかる。
排気量が上がったということはエンジン出力が上げられるということ。
それにも関わらずシステム全体としてのエネルギー効率は向上し、燃費は良くなるということだ。
カムリは純FFでエンジントルクもモータートルクも前輪のみに伝わる構造になっている。
これに対し、エスティマハイブリッドではリアにも電気モーターが追加される点が大きな違いとなる。
エスティマハイブリッドは、エンジントルクはフロントのみだが、リアの電気モーターで実質的に4WD車に近い走破性能を持つと考えていい。
リアにも電気モーターが採用される点は、現行エスティマハイブリッドの流れを引き継ぐものになる。

新型エスティマハイブリッドの燃費

次期エスティマハイブリッドの10・15モード燃費は、現行エスティマハイブリッドの20.0km/L比で15%の向上で、23.0km/Lを目標に開発されているという。
次期エスティマハイブリッドと共通のハイブリッドエンジンとなるカムリは、26.5km/Lで既に製品化されていることから、この程度の数字の達成は十分可能な範囲と考える。
空気抵抗が大きく、車重も重いミニバンにおいて23.0km/Lという燃費は、ユーザーからも非常に魅力的に感じるはずだ。

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