ストリームが大幅値下げ、マイナーチェンジでRSZに統一

ホンダ

ストリームがマイナーチェンジ、グレード構成を大幅縮小

ホンダの5ナンバーミニバン、ストリームがマイナーチェンジを受けることになった。
現行ストリームは、X、Gi、ZS、RSZ、TS、RSTと幅広いグレードラインアップを持っているが、マイナーチェンジ後はRSZ系統を残して、他は全て廃止となる。
さらに7人乗りから6人乗りへと仕様が変更になる。

価格は、1.8LエンジンモデルはFFが199万円、4WDが224万円。2.0LエンジンモデルはFFが220万円、4WDが245万円となる。現行のRSZグレードと比べて約10万円のプライスダウンということになる。
販売数が落ち込んでいるストリームだが、グレード整理と大幅値下げを受けて、モデル末期の販売が維持される。

マイナーチェンジ後のストリームは、2012年4月5日より発売される。

(マイナーチェンジを受ける現行ストリーム)
ストリーム

ストリームがフルモデルチェンジを受けることは困難

現行モデルのRN6/RN7/RN8/RN9型ストリームは、2006年に2代目としてデビューしてから6年が経とうとしている。2012年になる現在、そろそろフルモデルチェンジの話も出てきてもいい時期なのだが、むしろ廃止という可能性が高まっている。

ミニバンブームが終わったと言われて久しいが、ミニバン需要は依然高い水準にあると考える。ただし、ストリームのような全高の低いロールーフミニバンは、室内がさほど広くないためか買い求めるユーザーは少ない。より広い室内を持つステップワゴン、よりコンパクトなフリード、これらのようなミニバン車種に人気を二分されている状況だ。
特にフリードは、発売から4年目になるにもかかわらず、エコカー補助金の効果もあってか、月販1万台を超える人気車種になっている。

一方、ストリームは今回のマイナーチェンジで大幅な値下げを行うものの、販売目標は僅かに月販1000台。
ホンダが、ストリームをフルモデルチェンジすることで、ライバルのウィッシュに対抗できる新型車種を発売するのは、難しい状況だ。

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