次期ビートは3気筒ターボ搭載の本格的な軽スポーツカーとなる
ホンダのN BOXが2013年上半期の軽自動車販売台数でトップとなった。ダイハツ・ムーブ、スズキ・ワゴンRの二強を抑えての結果ということで、ホンダが2011年末からスタートさせた軽自動車戦略は大当たりしていると言っていいだろう。ホンダはさらに、N BOX、N ONEに続く新型軽自動車を続々市場に投入する計画。中でも注目したいのが軽オープンカーのビート後継車である。
既に、次期ビートを意図するデザインコンセプトカー、EVスターが2011年の東京モーターショーで発表済みであった。残念ながらEV(電気自動車)としての計画はほぼ消えたと判断しているが、3気筒ターボの軽自動車向けガソリンエンジンを搭載させたプランが進行中である。
次期ビートもミッドシップ、東京モーターショーで新たなコンセプトカー発表の可能性
この種の軽オープンカーは、ダイハツ・コペンのようなスポーツ性能は程々で気軽にオープンカーを楽しむタイプもあるが、やはり次期ビートに求められるのは硬派なスポーツモデルである。これについてはファンだけでなくホンダ社内でも同じ考えのようで、サスペンションセッティングは硬く固められ、ボディ剛性にも拘った車体が開発中とのこと。さらに1991年~1996年に販売された初代ビートと同様にMR(ミッドシップエンジン リアドライブ)が採用される可能性が高いとされており、次期ビートは軽自動車規格ながらも本格的なオープンスポーツカーとなるだろう。
次期ビートの発売時期は2014年夏から秋にかけてという予測になっている。前回EVスターの発表からまる二年となる2013年11月の東京モーターショーでも新たなコンセプトカーが登場するのではと予想する。