プリウスのリコール情報ステアリングギアボックス、対象10万6000台

トヨタ

プリウスが発売から8年以上経過してからのリコール

ステアリングギヤボックスに不具合

ステアリングを左右一杯に切る動作を行った場合、電動パワーステアリングのギアボックス内にあるピニオンシャフトを保持するナットが緩むケースがあるらしい。
この状態で運転をすると、パワーステアリングのアシストが効かなくなり、ハンドルが重くなる、あるいはハンドル操作できなくなるケースがあるようだ。

対象となるのは初代プリウスのみ

今回のリコールの対象となるプリウスは初代モデルとなるNHW10型、NHW11型である。
(二代目NHW20と三代目の現行モデルZVW30に関しては対象とならない。)
初代プリウスは1997年から2003年かけて生産された世界初の量産ハイブリッドカーとして人気が高かった。
その全台数にあたる約10万6千台が対象となる。
内訳は日本国内で47,784台、アメリカ、英国、ドイツなどの海外で約52,000台となっており、合計で約106,000台に及ぶ。
海外で販売されたものも日本国内で販売されたものと同様のリコール対応で修理対応する。
発売から8年以上が経過しているにもかかわらず、しっかりとリコール対応するトヨタは素晴らしい。
ただし、今回のリコールに必要なコストは微々たるもの。
ナットの交換だけである。
ユーザーの足をディーラーへ向かわせて新モデルの販促をするという、真の目的があるのではと疑ってみたりする。

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