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次期ロードスターにアルファロメオエンジン搭載計画
マツダとフィアットの業務提携が先月の2013年1月に正式契約された。その中で話題となったのは、次期ロードスターとアルファロメオブランドで発売される新型2シーターオープンカーが兄弟車種になるということであった。
直近に販売されていたアルファロメオのオープンカーとしてスパイダーがあったが、次期モデルは大幅にサイズダウンすることになる。そのため車名として、かつてのスパイダー1600デュエットから「デュエット」になるのではという話もある。
次期ロードスターの1.4Lターボ版は中後期モデルから導入か?
次期ロードスターと次期アルファロメオ・デュエットのエクステリアデザインはそれぞれが専用設計になるということであったが、実質的にはフロントとリア部分が差別化される程度になりそう。ドア周りなどのサイド部分は共通パーツになるだろう。
もう一つの差別化の大きなポイントであったエンジンであるが、アルファロメオ側には現行ジュリエッタに採用されている1.4Lの直4ターボエンジンが選択肢の一つとして設定される見込み。そして、このエンジンはロードスターの最上級グレードとしての導入も検討されているということだ。そうなればトランスミッションを含めたパワートレイン全体の採用ということになり、その仕様は最高出力170ps、最大トルク230Nm、6速TCT(乾式デュアルクラッチ)となる。次期ロードスターはボディの軽量化も進化のポイントとされており、その目標重量として最軽量モデルで900kgが設定されている。パワーウェイトレシオはかなりの数値となり、その加速性能に期待が膨らむ。
また、次期ロードスターの標準グレードには、1.5LのスカイアクティブGが採用されるだろう。
両車種とも広島のマツダ本社工場で生産され、マツダからアルファロメオへ車体のOEM供給がされることが決定している。生産開始時期は次期ロードスターが2014年7月、次期アルファロメオ・デュエットが2015年2月の計画となっているようだ。このため次期ロードスター初期モデルは1.5L スカイアクティブGのみの搭載となり、中後期モデルからアルファロメオの1.4Lターボの導入が実現するのではと予測する。