新型【S-CROSS】2024年の日本発売に期待、先代型SX4エスクロスは約2年遅れで国内導入、ロッキー/ライズ代替車種として待望【スズキ最新情報】2022年10月フルハイブリッド仕様が英国発表、K15C型 140Vシステム搭載

S-CROSS
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新型S-CROSS フルハイブリッド

スズキの現行型「S-CROSS」は、2021年11月に初公開されたクロスオーバーSUVモデル。欧州を皮切りにグローバルで販売されるが、フルモデルチェンジ発表から2年が経過するも未だ日本発売が実現していない。

ライバルでは、ホンダがインド生産の新型「WR-V」を2024年3月22日に日本発売する予定となっている。

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ホンダ新型WR-V

新車価格が高騰するなか、新型「WR-V」は質素な装備類と、海外で生産することにより、比較的低い価格帯での販売を実現する。

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ダイハツ・ロッキー

一方、ダイハツは検査試験での不正の影響により、ロッキーおよびOEM車のトヨタ・ライズ、スバル・レックスの販売が長期にわたり停止または減少となってきた。今後も本格的な生産量の回復まで時間を要することになるだろう。

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トヨタ・ヤリスクロス

その代替車種として提案されるケースが多い、トヨタ・ヤリスクロスも納期が長期化する可能性があり、国内での小型クロスオーバーSUVの供給不足がしばらく続くことが予想される。

このような国内市場環境の中、新型「S-CROSS」の日本発売を待望する声が高まっている。

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先代型 SX4 S-CROSS

2020年末まで国内販売された先代型「SX4 S-CROSS」は、2013年の初公開から約2年の遅れで日本発売が実現していた。今回の新型も同程度の遅れで日本導入されることが期待される。

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新型S-CROSSに、フルハイブリッド(ストロングハイブリッド)を追加

 

スズキは、英国市場に向けて、「S-CROSS」フルハイブリッド(ストロングハイブリッド)モデルを追加発売することを2022年10月24日に発表した。

「S-CROSS」は、2013年に発売された小型クロスオーバーSUV「SX4 S-CROSS」のフルモデルチェンジ版に相当する後継車種である。従来モデルネームから「SX4」を取り除き、新型「S-CROSS」と改められ、マイルドハイブリッドモデルが欧州で先行販売されてきた。

一方で、国内向けには、新型となってから販売されていなかったが、今回のフルハイブリッド導入により、日本市場でも受け入れられやすい仕様となった。

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「S-CROSS」に搭載されるフルハイブリッドの仕様は、K15C型の1.5Lガソリンエンジンをメインユニットとし、140Vシステム、オートギアシフト(AGS)の採用が発表された。同仕様のエスクードのハイブリッドモデルが日本でも販売中である。

また、これまで欧州で従来販売されてきた「S-CROSS」1.4L マイルドハイブリッド仕様は、マニュアルトランスミッションモデルが引き続き販売される。

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新型S-CROSSは、2021年末に欧州発売、SX4のフルモデルチェンジ相当

新型S-CROSS

新型S-CROSS

新型S-CROSSの生産は、先代型から引き続きハンガリーのマジャールスズキで行われ、マイルドハイブリッドモデルが、2021年末より欧州で販売されている。

新型S-CROSS インテリア

新型S-CROSS

特に英国仕様では、「1.4Lターボ48Vマイルドハイブリッド」と「Ultra ALLGRIP」を採用する「MT車」の価格が29,799ポンド(換算約451万円)、同「AT車」は31,149ポンド(換算約471万円)などがグレードラインアップされてきた。

新型S-CROSS リアコンビネーションランプ

新型S-CROSS

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新型S-CROSSの日本発売は未発表、ボディサイズは先代型からほぼ変わらず

新型S-CROSSは欧州を皮切りに、中南米、大洋州、アジアへも輸出販売される計画となっている。日本発売も期待され、やはり先代型同様にマジャールスズキからの輸入モデルということになるだろう。

ボディサイズは全長4,300mm×全幅1,785mm×全高1,585mmで先代型のサイズ感が維持されている。ホイールベースは2,600mmで先代型と同値。

SX4 S-CROSS

先代型 SX4 S-CROSS

発売初期モデルに採用されたパワートレインは、48Vマイルドハイブリッドとなる。最高出力はエンジン95kW+モーター10kW、最大トルクはエンジン235Nm+モーター50Nmとなる。

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S-CROSS日本仕様はストロングハイブリッドの可能性

さらにスズキは、電動化パワートレインとして、2022年より「ストロングハイブリッド」のラインアップ強化を予告していた。

スズキ ストロングハイブリッドシステム AGS

2015年 ストロングハイブリッド

「ストロングハイブリッド」という呼び方は、2016年発売のスズキ・ソリオ ハイブリッドの開発段階でも使われていた。これは5速AGS(オートギアシフト)とMGU(モータージェネレーターユニット)をシステムの中心に使ったもので、それ以前の小型のISGだけを使ったシステムよりも高性能であった。

スズキ ハイブリッド MGU

とは言え、初代アクアでも45kWの駆動モーターを搭載していたから、トヨタのTHSⅡなどとの比較では、スズキのMGUの出力が10kWというのは非常に小さく、「ストロング」と呼べば消費者に誤解を与えるリスクがあった。結局、「ストロングハイブリッド」という表現は控えられ、グレード名が「S」で始まる程度になった経緯がある。

その後、2022年4月には、新型エスクードのマイナーチェンジモデルが日本発売を果たしており、これにはK15C型の新世代ストロングハイブリッドが搭載された。モーター出力は24.6kWにまで高められており、トランスミッションのAGSは6速となった。また、エンジン排気量も1.5Lにサイズアップしている。

スズキハイブリッドISG AGS

スズキの本格的ハイブリッドの導入については、2019年の段階でトヨタからTHSの供給を受けることを発表していたが、今回は見送られたようだ。

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新型S-CROSS フルモデルチェンジ 日本発売 まとめ

まとめ更新日: 2023/12/30

  • 2021年末にフルモデルチェンジ
  • 欧州で先行販売されるマイルドハイブリッドモデルは、1.4Lガソリンエンジン+10kWモーターを搭載
  • フルハイブリッド(ストロングハイブリッド)モデルの追加が2022年10月に英国発表
  • 日本発売についての言及なし
  • 欧州仕様の発売にあたっては、日本向けにも積極的にアナウンスしてきた

S-CROSS フルハイブリッド 英国仕様 画像 2022年10月 発表

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