ポロ新型5代目6R型(VW)の口コミ評価

フォルクスワーゲン

新型ポロTSIコンフォートラインはDSG&TSIエンジン搭載

燃費が良くなった

かつてのドイツ車は日本車に比べ、燃費の悪さがネックだった。
環境意識の高まりから、近年のVWは燃費性能を重視するクルマづくりをするようになり、ドイツ車が燃費が悪いという傾向がなくなりつつある。
特に、6Rポロに関しては小排気量ターボエンジンとDSGトランスミッションを採用し、日本車を凌ぐ実燃費性能を持っている。

1.2LのTSIエンジン

ポロはこれまでエンジン排気量を小さくするモデルチェンジを行ってきた。
6Nポロでは1.6L、9Nポロの1.4L、そして新型の6Rポロでは1.2Lとなっている。
6Rに関してはポロでは初めての採用となるTSI(Turbo Sparked Injection)が装備されている。
小排気量化によるトルク不足を補うために、ターボチャージャーを搭載している。
1.2L TSIエンジンのユーザーからの評価は高い。4人乗車でもしっかり坂道を登る。

7速DSGトランスミッション搭載

6RポロではトランスミッションにDSG(Direct-Shift Gearbox)を採用している。
DSGとは従来のMTとATのいいとこ取りのようなトランスミッションで、使い勝手と燃費特性の良さを両立させている。

実燃費

新型6Rポロのユーザーによる実燃費レポートは街乗りで12~14km/L、高速で18~21km/Lぐらいの報告が多い。
国産コンパクトカーと比較しても、それらを上回る実燃費を記録している。
特に高速巡航での燃費の伸びは、DSGの効率の高いトランスミッションが数値に表れている。

polo-6r-spec6Rポロ

Polo TSI Comfortline 213万円は高いか?

ポロ・コンフォートラインの車体価格が213万円であることについて考えてみた。
まず足回りやボディ剛性感は少なくとも約170万円のFIT RSに相当すると考える。
実燃費はポロの方がいい数字を出すはずだ。
納車から廃車まで乗り潰したとして、差額はざっくり10万円とする。
安全装備については、FITにサイドエアバッグ、カーテンエアバッグを付けると8.5万円程度の差になる。
VWのエントリー車種でも、やはり輸入車だけあって、日本車と比較すれば出費は20万円ぐらいの割高になると考えて良いだろう。
乗り心地はポロの方がいいが、213万円あれば日本車ならCセグメント車も十分買える価格だ。
Cセグメントの日本車とポロの乗り心地を比較すれば、具体的な車種による判断が必要だが、大まかに言えば同等がポロが少し劣ると感じる。

日本車よりは間違いなく高い

ポロは輸入車だけに関税分+αの贅沢料とも言える出費は必要になる。
車を単なる移動の道具として考えるなら、許しがたい出費になる。
しかし、洋服や髪型のように、車を身に付けるものの一つとして考えるなら、価値のある出費とも言える。

ポロは全輸入車の中では最もお買い得感のある車種であることは間違いない。
車の信頼性に関しては、VWは決して故障しにくいメーカーではないが、プジョーやアルファロメオにくらべて、修理できる工場が多いのはメリット。
メンテナンス費用さえ惜しまなければ、日本車に近い感覚で安心して乗れる。
ポロは街中にあふれた日本車コンパクトカーではつまらない、というユーザーには丁度いい選択と言える。

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